親離れ・子離れ

 

こさいたろうの視点・論点 0098

2019/05/24

 

親離れ・子離れ

 

どちらかというと子離れができていません。息子が離れ、一人になるその日がこわくなったりします。偽らざる本音です。一方、息子は着実に親離れをしつつあります。まだ中一、甘えてくる瞬間もありますが、それは着実に減ってきています。同時に、反発する瞬間が増えてきています。健全だと感じています。

 

先日の土曜日、僕は朝から農業研修に出かけました。息子は午前中は家で過ごし、午後からテニスの練習に一人自転車で出かけました。それがどうしたの、と言われそうですが、田舎で暮らす我が家では、おそらく初めての出来事でした。説明が難しいのですが、これまでは、息子の予定があれば父が同行、父の予定があれば息子が同行、ほとんどの場面において一緒に行動していました。これまでは一人で留守番を嫌う息子もそれを求めたし、まだ息子を一人で置いておくには幼いと思う父もいました。都会の人から見れば過保護に見えるかもしれませんが、うら寂しい田舎の偽らざる実情です。だから、父子がそれぞれで動くということは、生活環境の大転換でした。

 

そんな大転換を受けて、これからは息子の自主・自立により任せていこうと思った矢先、翌朝は自分で起きることができず起こされる羽目に。息子、「起こされなきゃ自分で起きたんだ」、なんて生意気を言うので、父はブチ切れる。夕方、仲直りする。そんな一進一退の日々なんです。

 

東京の先輩に言われましたが、親の都合で田舎に連れていかれ、親の都合で父子生活となり、親の都合で貧乏暮らし、息子はかわいそうだよ、と。その通りなんですよね。そんな中で、実は息子、よく頑張ってるんです。ダラダラするところもあるし、片付けも、手伝いもなかなかしないけれど、楽しい毎日を送ろうと、日々過ごしています。優しく接しなきゃダメですね。

 

実は、僕は父親と生活した経験がありません。だから、脳みそに参考にすべき、あるいは反面教師にすべき父親像がインプットされていません。すべて手探りです。さらに、母親役もだましだましやっているようなありさまで。子どもにとって何が幸せなのか、大人になっていくために、これからの中高時代、どんな家庭が必要なのか、まさに暗中模索です。そのような中で、これも多くの人生の先輩たちに言われる言葉ですが、「とにかく働け」と。この言葉を忘れてはならない、と思っています。

 

「小斉太郎の視点・論点」的に〆させて頂きますと、離婚の割合も高まり、ひとり親での子育ても珍しくなくなってきている今、日本の将来を託す子どもを育てるために必要な家庭環境・生活環境・地域環境はどんなものか、最低限何が必要なのか、社会全体で考えていく必要があるのだと思います。

 

母子二人で暮らしていた僕は、実はサザエさんのような家庭に憧れがあったように思います。地域に根差さぬ家で育った僕は、地域社会への憧れもあったように思います。でも、結局は父子二人で縁なき土地で暮らすことになり、今に至っています。今から「サザエさんの家」は無理ですが、多少は地域に根ざして生きていこうとは思っています。子どもクラブ、後継者会、ソフトボール…、あ、結構やってるか(笑)

 

この先どうなることなのか、道なき道を歩んでみます。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

     

 

 

 

 

 

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政治家は本音で議論せよ

 

こさいたろうの視点・論点 0097

2019/05/23

 

政治家は本音で議論せよ

 

丸山議員は、戦争を知らない世代。僕も同じだ。全く体験・経験がない。かたや、丸山議員に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と強い口調で問われた大塚団長は、御年89歳とのこと。戦争を体験し、戦争によって故郷を奪われた人である。このことに思いを致せない者が国会議員であっていいはずがないのは当然だが、彼の発言内容に違和感を感じない人々が、実はかなりいるのではないか、と思っている。

 

丸山議員が所属していた日本維新の会は、事の重大さを察知し、素早く除名処分とし、与野党に辞職勧告決議案の提出を呼び掛けた。でも、これは、統一地方選挙で息を吹き返した党勢を失速させないようにするため、にも見える。僕の過去の経験からみると、大阪維新系に集まる人々は、程度の差はあれど、丸山議員と同じように右傾の人々が多い。発言の内容を真に問題視しているのか、極めて疑問だ。安倍首相を支持する一部右寄りの人々とも重なる。

 

丸山議員は、酔っ払っていつも思っていることを言ったのだと思うが、思っているけど言わない、というのも相当罪深い。こういう問題を受けて僕がいつも思うのは、日本の政治家と言われる人たちは、選挙を恐れず、そろそろ本音でものをいうべきではないか、ということ。自らが思う日本の針路を明確に示すべきだ。国会議員に憲法擁護義務はあるものの、それをもって本音を隠されてはかなわない。本音を聞いて、判断は、主権者たる国民がする。変に隠したり、調子を合わせたりするから、訳が分からなくなる。丸山氏は、酒を飲まないで言えばよかったのだ。

 

僕はこう思う。議員であり続けるために、権力者の一角に居残るために、多くの政治家は本音を隠していると。この傾向、与党自民党の中にも横行しているような気がする。これは、小選挙区制度の弊害でもある。

 

日本が進むべき道、それぞれが本音を語り、大いに議論し、たたかわせる時が来ていると思う。

 

多数の方の意見とは異なるかもしれないが、丸山穂高氏に議員の立場を与え続けるかどうかは、主権者が判断すべきと考えている。誤解を恐れずに言えば、発言の内容をもって多数で辞職を促すことは、民主主義の観点から適切ではない。その上で、丸山議員が真に謝罪するのであれば、自ら身を処すべき、議員を辞めるべきとも思う。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

     

 

 

 

 

 

 

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「上級国民」糾弾の世情を見過ごしてはならない

 

こさいたろうの視点・論点 0096

2019/05/22

 

「上級国民」糾弾の世情を見過ごしてはならない

 

池袋の高齢者ドライバーによる交通事故を受けて、加害者とみられる飯塚幸三氏が逮捕されないのは「上級国民」だからだと、ネット上で流布、拡散していて、収束しない。実際のところ、「上級国民だから逮捕されない」ということはないのだとは思うが、今生きている社会について「もしかするとそういうことがありうるかもしれない」と、多くの国民が感じていることをさらけ出したともいえる。この反応、僕には意外には感じない。社会が閉塞に向かっていることが大きく影響していると感じる。

 

例えば、社会のかじを取る政治の世界。権力を持つ者、それに近い者、そのほとんどが二世、三世、さらには四世もいるような世襲政治家だ。安倍晋三総理、麻生太郎副総理をはじめ、ポスト安倍と呼ばれる岸田氏、河野氏、石破氏もみんな世襲議員。生まれ素性によって将来が決定づけられるのは、中世への回帰ともいえる。

 

さらに、その政治の世界では、権力に近いものが優遇されているのではないかという疑念を払拭できずにいる。というより、払拭する気もない、という方が正しいかもしれない。森友・加計問題も真相は藪の中でうやむやになっているし、小渕優子経産相(当時)の政治資金収支報告書をめぐる疑惑や、甘利明経済再生担当相(当時)のあっせん利得疑惑も、真相は解明されずに終わった。そういえば小渕さんも二世だ。僕は懐疑的だが、このような事件ももしかして「シロ」なのかもしれない。ただ、こんな時代だからこそ時の権力者は、自ら率先して疑念を晴らす努力をすべきであるが、現実の対応は逆に見える。権力を行使して、あるいはそれを忖度して、うやむやにしている印象を与えているのである。

 

かなり脱線してしまったが、このような時代背景の中で、エリート官僚から天下り、渡り、そして叙勲まで受けた人物は死亡事故を起こしても不問に付されるのか、という怒りが爆発しても無理はないように感じるのである。実際は、制度の運用上逮捕に至っていないものと思われるが、「上級国民だから忖度されている」との疑念を与えないような、厳格な対処が必要だ。

 

そして、どうしてこのような閉塞に向かう社会になってしまったのか、いま一度しっかり考える必要がある。これからは、社会を改めて見直し、生まれ素性や学歴ではなく、能力が重視される社会をより志向すべきだし、努力したものが報われる仕組みをしっかり作る必要がある。さらには、社会の多様性を可能な限り許容する社会を目指すべきだと考える。残念ながら、今の自民党政権はこのような考え方と逆ベクトルと言わざるを得ない。

 

元エリート官僚の交通事故に端を発した「上級国民」糾弾の世論、口汚い言動には賛同できないものの、そのような機運が生まれる社会の現状から目を背けてはならない。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

     

 

 

 

 

 

 

 

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「車を運転しなくても生活に支障がない社会」は作れるのだろうか

 

こさいたろうの視点・論点 0095

2019/05/21

 

「車を運転しなくても生活に支障がない社会」は作れるのだろうか

 

高齢者ドライバーによる痛ましい交通事故が後を絶たない。池袋で起きた母子死亡の交通事故の後、高齢者の運転免許証自主返納数が増加しているようだ。車を運転しなくても生活に支障がない高齢者の方々には、ぜひ車の運転を卒業してもらうべきだと思う。これだけ高齢者ドライバーによる事故が頻発している現状を考えると、やむを得ない。高齢者の方々自身にとっても、人生の晩年に人殺しとなってしまうリスクを負うべきではないはずだ。

 

ただ、「車を運転しなくても生活に支障がない」というところが問題となる。僕のように田舎に住んでいると、平日の昼間、車を運転している人のほとんどが高齢者と言っても言い過ぎではない。

 

運転している高齢者は二種類に大別できる気がする。一つは、もともと地元の人で、農作業やら通勤やら、仕事に車を使っている人たち。もう一つは、定年後に移住してきたような方々で買い物などの生活の足に浸かっている感じの人たち。それぞれ生活に欠かせない「足」ということになる。

 

さらに、運転スタイルも二つに大別できる気がする。一つは、ものすごく安全運転、実際はゆっくり過ぎて逆に危険か、というような人たち。もう一つは、自信満々、スピードも結構だして傍若無人といった運転の人たち。正直、どちらのパターンであっても、「大丈夫だろうか」と思わされることが少なからずある。それでも、生活の「足」なのだ。

 

「明日は我が身」とまではいかないが、遠くない将来、僕もこのように言われる年齢に必ずなる。現在の居住地に住み続け、田畑の世話も続けるということになれば、車の運転をやめるわけにはいかなくなる。やめろと言われれば、買い物に行くのもままならず、仕事も大方終わりにしなさいと宣告されるに等しい。

 

この田舎で、今の高齢者に、こんな宣告ができるだろうか。かなり厳しいものがある。でも、私が高齢者の仲間になるころまでには、解決しなければならない問題であることは間違いない。限界集落、家族のあり方の変化、人口減少、超高齢化、さらには生活の格差の広がりすらも、深く関わってくるはずだ。

 

日本が目指すべき社会の姿を、政治家は掲げ、議論し、主権者たる国民が決定しなければならない時が、まさに近づいているのではないだろうか。高齢者の自動車の運転をどうすべきかは、こういう大きな社会ビジョンの中に位置づけられるべきだと思う。

 

現時点で、僕が考えるビジョンの柱の一つは「助け合うこと」ではないかと思っている。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

     

 

 

 

 

 

 

 

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10連休、これでよかったのか?

 

こさいたろうの視点・論点 0094

2019/04/30

 

 

10連休、これでよかったのか?

 

 

いよいよ、今日で「平成」が終わります。30年前、昭和が終わり平成となった日、当時19歳。自宅マンションで報道番組にくぎ付けになっていたことを思い出します。日本はバブル経済真っ只中(というのは後で実感することとなりますが)、東欧諸国の民衆革命が進行しつつあり、ソ連はペレストロイカで冷戦終結の期待も高まっていた、そんな時代でした。政治には全く疎い若造であった私も、昭和天皇の崩御、昭和という時代の終焉を体験することとなり、なぜだか興奮を感じたことを覚えています。

 

あれから30年。個人的には、全く想像もしていなかった政治の道に足を踏み入れ、開かれた政治、官から民へ、行政改革の実現などに向けて、自分なりに全力を傾注してきました。そして、力尽きて今に至ります。平成から令和へ。若い時のように興奮はありません。これは年齢によるものかもしれませんし、今上天皇が生前退位を決断され、あらかじめわかっているからかもしれません。ただ、最も大きな理由は、新たな時代に明るい希望を見出しにくいからなのかもしれません。

 

平成という時代、日本は、世界はどうだったか。これは様々なメディアで様々な解説がなされています。今は、それらにお任せしたいと思いますが、いずれ私の分析もお届けしたいと思います。

 

さて、今上天皇退位が4月30日、新天皇即位が5月1日と決まり、意図したものかどうかはわかりませんが、ゴールデンウィークと重ねられ、特別に「10連休」が設定されました。まあ、意図されたものなのでしょう。さらに付言すれば、統一地方選挙直後の設定も意図的ではないかと勘繰ってしまいます。改元をお祭り騒ぎにしてしまい、いろいろな懸案を見えにくくさせてしまうというか。勘ぐりすぎかもしれませんが、国民主権の憲法下、内閣が決める訳なので。なぜこの日だったのか、しっかりと情報公開し、説明責任を果たしてほしいものです。

 

さはさりながら、かくして、史上初の10連休に突入しています。父子家庭の我が家、中一の息子がずっと家にいます。三食の飯炊きが必要です。はっきり言って大変です。小さい子のいる家庭は、たぶんもっと大変です。そして、私は家で仕事、GW明けからの野菜の出荷に向けて準備が忙しく、旅行にも行けません。周辺は観光地なので、車の量は平日の何倍にも増え、普通のスーパーもBBQの買い出し客などで大混雑、なるべく外出しない方が賢明な状況です。

 

そんな中、日曜日のテレビ、TBSの報道特集をたまたま久しぶりに見ました。「10連休は歓迎されているのか」という特集をやっていました。私も同感の部分がたくさんありました。実際に10日間休める人は、全体のおよそ3割とも言われているそうです。国民の多くが正規雇用だった昭和の時代は遠く過ぎ去っていて、今や非正規雇用の働き方、請負や個人事業の方など、働き方が多様になっているわけです。時給や日給、日割で給与や報酬をもらっている人は、死活問題だそうです。それはそうですよね。

 

10連休による経済効果ももちろんあるそうですが、一部の人たちへのしわ寄せも確実にあります。みんなが恩恵を受けられるわけではない、ということは忘れないでおきたいと思います。さらに、ある専門家は、休める人と休めない人、休みたくないのに休まねばならない人、それらの人たちの間に心理的な格差が生じることも懸念すべきだと指摘していました。その通りだと思います。

 

かつて、政治の現場にいた時、役人の人たちの生活がさまざまな政策立案のベースになっていると感じることがありました。つまり、正規雇用、法令通りの休暇等がきちんととれるなどの環境がベースになっているということ。議員も、長くやればやるほど、そちらが当たり前になるような雰囲気もありました。役人の人たちはとても恵まれた環境にいるんだよ、と指摘すべきなのが議員なのに、と当時思っていました。今回の10連休の設定も、そんなことが背景にあるような気がします。

 

もしかすると、今上天皇の退位、新天皇の即位は、5月31日・6月1日がよかったのではないかと、今になって思います。統一地方選挙からも遠く、参院選にもある程度の期間を確保できるので、穏やかな改元を迎えることができたのではないでしょうか。また、この両日のみを祝日とすれば、国民の日常活動に大きな影響を及ぼさずに済んだのではないでしょうか。そんなふうに感じます。

 

連休明けの5月7日(火)、多くの人々が急に活動し始めます。金融機関関係、株式市場、コンピュータシステム、などなど。大きな混乱がないように祈るばかりです。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

     

 

 

〈お詫びと訂正〉

先に発行致しました第90号におきまして、「今上天皇」と記載すべきところを「昭和天皇」と誤って記載してしまいました。この場を借りましてお詫び申し上げますとともに、訂正させて頂きます。

 

 

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統一地方選挙の結果を見ての雑感

 

こさいたろうの視点・論点 0093

2019/04/29 その2

 

 

統一地方選挙の結果を見ての雑感

 

 

今年は天皇陛下のご退位、新天皇の即位、改元があり、人々の関心はすでにそちらに移っているわけですが、ついこの間まで、全国で統一地方選挙が行われていました。少し出遅れてしまいましたが、統一地方選挙のコサイ雑感を記してみたいと思います。頭に思い浮かんだ順に書いてみます。

 

☆ マック赤坂氏の当選:私、港区議会議員をしていたので、とても驚きました。この方が初めて選挙に出たのが港区議選、私の4回目の港区議選と重なっていました。記憶では100票獲得されていたと思います。当時赤坂のパチンコ屋の前に超高級外車が停まっていて、それがマック赤坂さんの街頭演説用自動車だったことに驚いたことを覚えています。確認はしませんでしたが、地元の人の話だと、なんとパチンコ屋にいると言ってました(笑)ただ、それからたくさんの選挙に出る中で、本気度が変化してきたようにお見受けしていました。以前、ローカル紙の記者さんが「マック赤坂さんは実は理念・政策、しっかりしているよ」と言っていたのを思い出します。知名度が高まった中での当選とは思いますが、ご活躍を期待しています。

 

☆ 当選者の傾向:強固な地盤がある。これには2パターンあって、地域の相談事をまめに解決してきたような古いタイプと、役所へのチェック機能を果たす役割を果たし、情報発信を続けてきたタイプ。いずれも地方議会には必要で、有権者の良識ある判断が示されているのだと思います。また、今回は、若さ・女性などの際立った特徴がある、この条件もいつも以上に結果に影響したように見えました。どちらかの候補が強く、あまりエッジがきいていない候補は埋没、という傾向があったように分析しています。

 

☆ 自民党の底力:主に東京の区議選の結果を見ての感想ですが、自民党は高支持率を背景に候補者を大量擁立していたように見えます。なので、区によっては当落線上で自民党候補者がたくさん落選という結果が目につきました。ただ、これは自民党が弱いのではなく、強い証拠かと思います。強烈な党内競争を促した結果と見ます。中堅から古参で票固めの活動を怠っていたような人は容赦なく落選しているように見受けられましたが、これは議席数が減ったのではなく、頑張った新人と入れ替わったということになります。でも、本当に自民党一強でいいのか、私たちは十分に考える必要があると思います。

 

☆ 大阪での維新の存在:大阪では、維新の会が大きな支持を得て躍進したようです。私自身、国政での維新の会の立ち位置や、昔の顔で出ているような幹部議員を見ると、どうしても信頼を置くことはできないのですが、大阪ローカルでは受け止められ方が全く違うようです。これまでは、橋下個人商店と揶揄されていましたが、大阪都構想の実現を通して大阪を変える、という主張が、地道な地域活動を通じて浸透してきているのだと感じました。その裏側には、古い自民党や既得権を持った役所がいかに悪かったかという背景もあると思います。主義・主張は別にして、地道に、粘り強く地域に浸透することで政治を変える、という意味では、大いに学ぶべきところがあるように思います。

 

☆ 立憲民主の堅調さと共産党の不振:こちらも主に東京を中心に見た限りですが、立憲民主党が新鮮さのある候補者を並べて堅調に議席を獲得した一方、共産党は接戦をことごとく落としているように見受けられました。候補者を出しすぎた可能性もありますが、それは行けると踏んで擁立したものと思います。さらに、組織政党には有利な低投票率も生かせなかったことになります。共産党はこれまで、主に所得の低い有権者の支持をめぐって公明党と票の取り合いをしていました。これに加え今回は、反安倍政権・反権力の票を立憲民主党と取り合う構図になったものと思われます。前回の衆院選でも同様の傾向がありました。一方で、大阪での衆院補選での野党統一候補も思ったほど票が伸びませんでした。つまり、今の野党が取れる票数には限界があり、いくら野党が集まっても広がりはもたないことを表しているのではないでしょうか。

 

☆ ほぼ史上最低の低投票率:前半の知事選以外、すべての選挙で史上最低の投票率となったようです。知事選もこれまでで二番目に悪いとのことでした。そんな中でも、コツコツまじめに取り組む政治家、行政と健全な緊張関係を保ち監視機能の役割を果たしている政治家が当選している地方議会も多く、有権者の見識を表しているものと思います。しかし、俯瞰してみると、概ね現状維持を求める結果になっているように見えます。これは、低投票率がもたらしている結果という側面が極めて大きいと思います。ふだん、投票に行かない人が投票行動に動けば、大きく政治を変えられる可能性が高まります。ただ、ここまで書いて、うつむいてしまう自分もいます。一昨年の「都民ファースト」旋風で何か政治は変わったのか、と。ただ、それでも、可能性を求めて主権者は行動すべきだと思っています。何ができるか、考え続けていきたいと思います。

 

小斉太郎

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

     

 

 

 

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志を貫く議員の必要性

 

こさいたろうの視点・論点 0092

2019/04/29

 

志を貫く議員の必要性

 

統一地方選挙の後半戦が終わり、早一週間が経ちます。この選挙で当選した皆さんは、新たな元号、令和の始まりの日に任期が始まることになります。旧弊を打ち破り、新たな時代が明るく拓ける、そんな政治を実現してほしいと願っています。

 

実は、私の知り合いも各地で立候補していました。遠い山里にいる私は何もできなかったわけですが、懸命に挑戦を続けていた同志たちに向けて、SNS上での応援演説を贈りました。統一地方選挙を横目で見ていて、私が感じていたこと、求められる議員増などについても触れましたので、今回はその文を掲載致します。

 

(以下、小斉太郎応援投稿引用〈一部要約〉)

 

おはようございます。

 

実は、僕の盟友が選挙を戦っています。僕は何もできず、あっという間に選挙戦最終日になってしまいました。☆ 佐藤さん(東久留米市議候補)☆ 古堺さん(豊島区議候補)。

 

かつて、僕が国政選挙に挑戦しているころ、彼らは僕の「志」に共鳴してくれて、誰に頼まれるわけでもなく、自然に集まってくれました。今は政治の一線から離れた江東区の伊藤嘉浩君も含めて三名。高田馬場の焼き鳥屋で四名の同志が結成されました。

 

当時所属していた政党には、有名人の政治家やお金を持った政治家も結構いて、多くの地方議員はそういう方になびいていました。地方議員は誰かの応援をするとき、自分のプラスになるかどうか、次の選挙での再選に役に立つかどうかを多かれ少なかれ計算するもの。人間ですから、一概にすべてを否定はできません。僕もやっていたから多少わかります。全くなかったといえばウソになります。

 

でも、彼らは違いました。「志」を最優先させて、僕のところに結集してくれました。これは、できそうでいて、なかなかできないことです。何せ、無名で、カネが極度にない僕のところに来ても、メリットはほとんどありませんから。ちなみに、先にさいたま市議に当選した土井裕之君、そして、いま挑戦している ☆ 石川さん(清瀬市議候補)も「志」を優先させる政治家です。

 

僕は、こういう同志とともに政治家として行動できたことを誇りに思っています。彼らの姿から学び、彼らの姿を見て自らの初心を確認し、道を誤っていないか自らに問いかけながら生きてきました。本当に幸せな政治家としての人生でした。

 

僕がかつて地方議員だったころ、「違うとは思うんだけど、党で決まったことだから、党に従う」とか「与党だから役所の提案には反対できないんだよね、ちょっと賛同できないところもあるけど」とか、そんな声をしょっちゅう耳にしました。「なんなんだ」と、当時若い僕は思いました。何のために議会に送り込んでもらっているのか、と。

 

今は、僕が政治に携わっているころよりもさらに、こんな状況が深まってしまっているように見えます。選挙に当選するために上司の顔色を窺って、言われたとおりにふるまう、というような傾向。改革を志向した政党から政治に足を踏み入れながら、大政党に、権力のあるところに臆面もなく鞍替えしていく人たち。たくさん見てきました。

 

でも、こんな時だからこそ、僕は「志」を貫く議員が必要だと思うのです。

 

選挙を通じて自らの政治姿勢を明確にし、それに基づく政策を具体的に示し、当選後も自らの行動を主権者に説明する、こういう議員が「志」を貫く議員だと僕は思います。所属政党の都合や、影響力の大きい大支援者の都合や、時には自らの都合によって、選挙で言っていたこととは違う行動をするような議員ではなく、ということです。

 

また、主権者にとって、志に共感できる、信頼できる政治家を、一人でも議会に送り込んでおくことは重要なことだと確信しています。

 

一人では何もできないといわれることがあります。確かにそういう側面もあります。でも、一人だからできること、言えることも結構多くあります。そして、一人であっても言論によって共感を求め、実現できることもあります。僕自身が体現者ですので、間違いありません。長いものにまかれない一人の議員の存在が、議会を活性化させることも間違いありません。

 

また、重大な判断が迫られるような際、選挙で約束した姿勢を曲げることなく行動できる議員が議会にいることは、主権者にとって何よりも大切なことだと思います。

 

この6年ほどは、総理大臣も変わらず、ある意味「安定した」政治が続いています。でも、その裏側では、その弊害も多く目にするようになってきました。権力は永遠ではありません。必ず変化の時がやってくるのだと思います。

 

その変化の時代に、所属政党やボスから借りてきた「借りものの志」を振りかざす政治家ではなく、自らの内側から形成された「自分自身の志」を持った政治家が、再び政治の舞台の中心で活躍するものと確信しています。

 

何もできない僕からの、応援演説でした。ご清聴、と言いますか、お読み頂き、誠にありがとうございます。

 

小斉太郎

 

※ なお、佐藤さん、古堺さん、石川さんは、皆さん当選を果たしました。今後の活躍を期待しています。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

     

 

 

 

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日本の学校制度は今のままでいいのか

 

こさいたろうの視点・論点 0091

2019/04/11

 

 

日本の学校制度は今のままでいいのか

 

 

今年の春は、桜の開花の後、全国的に相当な冷え込みで、入学式まで桜が残っていた地域も多かったようです。皆さんお住まいの地域はいかがでしたか。

 

桜舞う入学式は素敵だと思いますが、全国的には各学校の入学者数の減少に歯止めがかからないのが実情ではないでしょうか。

 

僕が港区で区議をしているころ、バブルの直後くらいですが、港区の人口が急減、子どもの数ももちろん急減し、小中学校の統廃合が全地域で行われました。

 

その後、数十年で、臨海部で高層住宅開発が急激に進み、都心回帰現象が加速。今度は学校が足りなくなるという皮肉な事態に。

 

これは港区だけでなく、中央区や江東区といった臨海部を持つ各区で同様の現象が生じました。

 

しかし、このような現象は、日本全国の中でごく一部ではないでしょうか。都会のごく一部。その他ほとんどは、子どもの数が減りすぎて途方に暮れているのだと思います。

 

都会でも有名な清里という観光地がありますが、この清里にある高根清里小学校がこの3月に閉校になったそうです。高根北小学校も閉校し、三校合併で高根東小学校に統合されたとのこと。地元民はわかりますが、超広大な学区域になります。

 

僕の住んでいる白州町というエリアにある白州小学校も、新入生は十数人と耳にしました。どこも同じような実情ではないかと思われます。生徒数が減ったから、統廃合を進めるという公立学校のありようで本当によいのでしょうか。

 

戦後、人口が急増し、子どもがたくさんいたころの教育基盤整備の発想から抜けきれない日本の教育界。いろいろな議論がなされているのかもしれませんが、僕にはそんな風にしか見えません。

 

全国・一斉・画一教育からの脱却。選べる教育。作れる学校。多様な教育を認め合える社会。こんなキーワードで教育を刷新することはできないでしょうか。

 

同じ思いを持った親が集まって学校を作るとか、ホームスクールを認めるとか、特別な才能を伸ばす学校を認めるとか、既存の学校のあり方にまったくとらわれず、制度設計すべき時が来ているような気がします。

 

急激に進む少子化に対応しきれずにいる中高年のノスタルジーに付き合う必要はないし、今の仕組みで生活している高等教育機関や学習塾・予備校業界に気を使う必要もない、日本の将来を考える時、僕はそう思います。

 

ピンチはチャンス、そんなふうにも感じます。具体的なアイデアは、また別の機会に書いてみたいと思っています。

 

     

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

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元号と西暦の共存

 

こさいたろうの視点・論点 0090

2019/04/10

 

 

元号と西暦の共存

 

 

新元号が決まりましたね。もうすでに新しい時代の始まりのような騒ぎっぷりでしたが、実際には5月1日から、新元号「令和」の御代が始まります。なんだかそわそわした気分になるのは、日本人に刻み込まれたDNAによるものなのかもしれません。新しい時代が、明るく平和な時代であることを祈る、そんな気持ちになります。

     

 

僕は、元号はあっていいと思っています。目くじら立てるようなものじゃないとも。ただ、一世一元、つまり天皇一人につき一つの元号、と決められたのはわずか150年前、明治維新政府によってです。それまでは、占いやら、天変地異などの理由によって改元されることが多々ありました。しかも日本の場合は、天皇が政治権力を有した時期が極めて短く、元号が政治利用されたのは武家政治以前の大昔にしかありませんでした。

 

江戸末期、クーデターにより権力掌握した薩長下級武士たちの権威付けとして、天皇は政治利用され、元号も政治利用されることとなってしまったわけですが、連綿と続く日本の歴史や文化と紐づいていることは間違いありません。

 

なので、太平洋戦争の敗戦を経て、その反省の意も込めて、国民統合の象徴と憲法で定められている天皇の存在を認めるのであれば、元号の存在も認めていいのではないかと僕は思っています。

 

一部、アベ政治を許さない、的な立場の人々によって、改元はアベ政権の政治利用だとか、この機に乗じてアベの関与した元号は使わないようにしようとか、言っているようですが、それはいかがなものでしょうか。日本国家のありようとして、天皇制を否定し、元号も不要とするならば、堂々とそう論陣を張るべきではないかと思うのです。

 

僕は、国土は連綿と続き、それを守り受け継いでいくという考え方に立脚し、日本国憲法の下で、天皇・元号は存在してもよいと思います。繰り返しになりますが。

 

ただ、役所や企業で、公式文書に元号を使用するのはいかがなものかと思っています。はっきり言って反対です。今回も、そのシステム改修にどれだけの労力がかかり、どれだけの費用が掛かるのでしょうか。昭和天皇が生前退位を決意されたので、多少の余裕はあるものの、これは異例の形。しかも、日本以外のほとんどの国では西暦を採用しているわけで、世界の垣根が極めて低くなっている今、公式文書への元号使用は全くのナンセンスと指摘せざるを得ません。

 

日本文化の象徴として元号を大切に残しつつ、日常生活の場面では西暦を採用するという柔軟さが求められるのではないでしょうか。

 

皆さん、いかがお考えですか。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

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街宣車による名前の連呼

 

こさいたろうの視点・論点 0089

2019/04/09

 

 

街宣車による名前の連呼

 

 

統一地方選挙の前半戦が終わりました。大阪維新の圧勝は少々意外でしたが、大阪には大阪特有の事情があるのでしょう。野党の野合は全く通用しないこともはっきりしましたね。沖縄の成功は沖縄特有の事情によるもの。単に「アベは許せない」というスローガンは人々の心を動かす旗印にはなりえない、ということがはっきりしてしまいました。むしろ、各地で勃発した保守分裂の県知事選挙の中に、これからの日本政治の可能性が包含されてるのではないかと感じます。保守よ、どんどん分裂せよ、と思います。権力を維持するために一つにまとまっていることがいかに不健全なことかを考えてほしい。健全で清新な保守勢力の伸長こそ、求められているのではないだろうか、そんなふうに感じた今回の選挙結果でした。

     

 

さて、今住んでいる山里にも、県議選の候補者の街宣車がやってきました。昔は、街宣車に乗っている側だったので、家の中にいるとこんなふうに聞こえるのか、と新鮮な気持ちでした。ただ、何が聞こえるわけじゃないんですよね。かろうじて候補者の名前が聞こえるかどうか、それと、頑張ってますとかよろしくお願いしますという定型フレーズも耳には入りますが、まあそれだけ。

 

かつての自分を棚に上げて、あえて申し上げれば、選挙における街宣車からの候補者名の連呼は本当に必要なのか、はっきり言って不要ではないのか、と世に問いたい気持ちになりました。

 

たしかに、支援者向けへのアピール効果、風が吹いている選挙の場合はさらなる支援拡大効果、選挙ムードを高める効果など、一定の役割があることは否定しません。僕自身も25歳の時、自分は自転車に乗りながら、並走する街宣車から名前を連呼してもらい、当選させて頂いた過去を持ちます。効果は絶大でした。

 

でも、それも四半世紀前のこと。名前の連呼を聞かされても、何の判断材料にもなりません。立候補している方々の素性を、考え方を、人となりを、少しでも多く知り、投票できるようにすべきではないでしょうか。

 

その昔の選挙では、拡声器で演説会の告知をし、それにより人々が集まり、候補者の政見に触れるということがありました。私もそんな選挙を戦ってきた最後の世代かもしれません。でも、そのようなことはすでに過去のものとなってはいないでしょうか。今の時代、もっと他の方法がたくさん考えられるはず。選挙だけが前時代的でいいはずがありません。

 

さらには、街宣車による候補者名の連呼をやめることにとどまりません。諸外国の実情もよく研究し、公職選挙法を抜本的に見直す時期にあるのではないでしょうか。いや、むしろ、遅きに失していると厳しき指摘せざるを得ません。

 

政治の多様性を奪い、地域の分断を生む小選挙区制度の廃止とあわせて、公職選挙法の抜本改革、つまり、日本の選挙のあり方を根底から変える取り組みが必要と問題提起したいのです。そして、それは、既存の制度で権力を得ている与党、与党のみならず野党も含めた現職議員やその所属政党には、ほぼ不可能な改革であることも厳しく指摘しておきたいと思います。

 

ではだれがやれるのか。深い問題意識を有した普通の人だと僕は思っています。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

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驚くべきAIアナウンサー

 

こさいたろうの視点・論点 0088

2019/03/23

 

 

驚くべきAIアナウンサー

 

 

山梨に住んでいますと、どこに行くにも車での移動です。そんな時は、ラジオがドライブのお供。ただ、都会と違って放送局が少なすぎて、年齢的なこともあり、結局は、NHKラジオ第一放送を聞くことが多いです。二年前に白州の鳥原に引っ越すまで約十年間、テレビがない生活をしていて、自宅でもラジオを聞く日常だったことも、ラジオ好きになった理由かもしれません。

 

今月の初めのある日、運転中、そのNHKラジオを車で聴いていると、山梨県内の天気予報が流れてきました。「あれ、聴き覚えのないアナウンサーの声だな。誰かな?」と思いながら聴いていました。長年のヘビーユーザー、しかも甲府放送局は小さいので、ほとんどのアナウンサーを覚えているのです。異動の情報なども、結構知ってたりしまして(笑)

 

天気予報を聞き進み、終わろうとしたその時に、こんなアナウンスが流れてきました。正確ではないのですが「NHKが開発したAIアナウンサーの声で天気予報をお伝えしました」という内容のアナウンスでした。僕は、驚愕しました。「え、AIアナウンサー!?」と。そのくらい完璧でした。生きている人間の声そのもの、ひとかけらの違和感も感じなかったのです。

 

調べてみますと、こういうことでした。日刊工業新聞〈2019/01/29〉の記事より要約・抜粋します。

 

『NHKは人工知能(AI)を活用した音声合成により、ラジオで気象情報を発話するAIアナウンサーを開発した。山梨県を放送対象とする甲府放送局のラジオ気象情報で3月に実証する。AIアナウンサーは、NHK放送技術研究所(東京都世田谷区)と連携して開発した。甲府放送局の過去3年分の気象情報から抜粋した文章などをNHKアナウンサーが読み上げ、AIに学習させた。AIが注意報や予報、雨量、風速など多様な気象データを話し言葉に変換する。文脈に合ったイントネーションや間の取り方、情報の取捨などNHKアナウンサーが持つ話術を再現できるか検証し、早期の実用化を目指す。山梨県は観光地として人気が高い富士山を有し、気象情報へのニーズが高いことなどから実証地域として選出した。AIアナウンサーは3月4―8日と、25―29日の3分間のコーナーで登場する。』

 

僕はこれを偶然聞いたのです。知らなかったのですが、NHKでは昨年4月から、平日深夜の「ニュースチェック11」で「ニュースのヨミ子」さんというAIアナウンサーが登場していたようです。いや、AIアナウンサーのデビューは平昌五輪だったとのこと。これらをベースにして開発がすすめられたという、僕の聴いたAIアナウンサーの声はやはり、『アナウンサーのように自然で滑らかな「読み」を実現』(NHKプレスリリースより)と、NHK自画自賛。それだけのことは十分にありました。僕自身の、世の情報への疎さを露呈してしまいますが、それにしても、世の進化はとどまるところを知りませんね。

 

そういえば、その昔、駅の改札口には駅員さんが並んでいました。ハサミをカチャカチャやる姿に、憧れていたっけ。でも、いつの間にいなくなってしまいました。スーパーのレジも、まだ人がいるところが多いですが、少しずつセルフレジが増えてきている気がします。多分、探せばいろいろありますよね、きっと。そして、ついにアナウンサーも、生身の人間でなくても十分仕事ができるようになりつつあるわけです。

 

2015年の野村総合研究所による分析では、<人工知能やロボット等による代替可能性が低い100種の職業>の上位に、実はアナウンサーが入っています。でも、「あの」音声を実際に聞くと少なくとも、アナウンサー業務の多くの部分がAIに代替される可能性が高いと思います。研究を専門にする人たちの予測も簡単に塗り替えられていく時代のスピード。人が手放してはいけない仕事は何か、考える必要があると感じています。

 

この春、息子は小学校を卒業し、中学生になります。あと6年後に18歳、10年後には22歳、社会に出て自立する年齢になります。そのころ、世界はどうなっているのでしょうか。凡人である僕には、予測もつきません。したがって、子どもに示唆を与えることはほとんどできません。ただ、どんな時代になっても、自分で考え、他者と協調し、自分で行動し、自分で生き抜いていける人に育ってほしい、そんなふうに願っています。息子の通う学校の可能性を信じています。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

     

 

 

 

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3月11日に改めて原発ゼロを考えました

 

こさいたろうの視点・論点 0087

2019/03/21

 

 

3月11日に改めて原発ゼロを考えました

 

僕は、原子力発電所を再稼働させようとしたり、その技術を海外に輸出したりしようとしている一部の日本人をいまだに理解できずにいます。あの日の、あの災害による、たった一度の事故で、今も、この先も、私たちの生活に想像を絶する影響が及ぼされ続けることは火を見るよりも明らかなのに。

 

正確な日付は忘れてしまいましたが、福島第一・三号機の建屋が吹っ飛んだ衝撃の映像が流れた日だったと思うので、たぶん3月14日だったと思います。震災から3日が経ち、まだ4歳だった息子は家から出られずにストレスがたまっていて、近くの公園で遊ばせようということになり、母親と一緒に出かけたのでした。そのときはまだ、放射能の飛来といったことにそれほど危うさを感じていませんでした。12歳になった今のところ、体にその影響による変調はない様子ですが、本当に大丈夫だったのか、今もたまに心配になります。

 

これも事故の影響といえるのだと思います。爆発した発電所の後始末も、どれだけの時間が、どれだけのお金がかかるかもわかりません。放射性廃棄物の保管・処理も万全の準備は全くできていませんし、たぶん無理です。汚染されてしまった土は、水は、自然は、元通りになるには気が遠くなるほどの年月を要します。それでも帰還する人たちと帰還を拒む人たちとの間には修復できないほどの亀裂が生じてしまっています。陰では子どもたちのいじめもあるようですし、この先は結婚などの場面での差別なども生じてくる恐れもあります。たとえ口にしても安全であっても生産物への不安や懸念は払拭できずにいます。甲状腺がんについても、事故が原因かどうか評価が分かれていますが、ずっとその発症に怯えなければならないというリスクは抱え続けねばなりません。

 

もうこれからは原発事故は発生しないといえるのでしょうか。それはいくらなんでも無理でしょう。あの原発事故を同じ日本人として経験して、再稼働するとか、エネルギーミックスだとか、経済のために輸出だとか、そんなこと言っている人たちは、正直に言って正気の沙汰ではないと、僕は思います。日本国総理大臣がそういう立場なのですから、本当にどうかしていると思います。

 

立憲民主党を作った枝野幸男代表も、もっと反省してほしいです。政権を降りてから脱原発を叫び始めた当時の総理・菅直人氏も。反省の上に立ち、責任を痛感し、覚悟をもって原子力政策の転換を訴えてほしいです。なぜなら、あの事故の時の政権が肚を決めれば、原子力村解体、原発からの脱却は可能だったからです。独占的な電力事業者、その労働者で組織される労働組合、それを取り巻く利害関係者、これらに屈したのが当時の民主党政権だったのですから。

 

当時を思い出して、怒りの気持ちから少し脱線してしまいましたが、8回目の3月11日を迎えるにあたり、感じたことを率直に書かせて頂きました。

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

追記

 

僕は、小泉純一郎元総理が「過ちを改むるに憚ることなかれ」と言って、過去、原発政策を推進したことを省み、原発ゼロを目指している姿が、多くの国民の心情に近いものと思っています。でも「アベ政治を許さない!」って紙を家や車に貼っている人たちと話すと、小泉さんはダメだと、言われてしまいます。そりゃ、全部考えが一緒の人なんていないですよね。でも、大きな権力が原発推進しようとしている中で、それに対抗して原発ゼロを実現するには、広範な勢力の結集が必要でしょう。多少の違いは目をつぶるくらいでないと、原発ゼロのような大仕事はできないですよ。だから、小泉さんはいまだに、旧左翼臭のする野党は信用してなくて、「自民党に原発ゼロの旗を掲げるリーダーが現れれば、すぐに多くの議員が賛同して実現するよ」と言うのだと思います。もしも、自分の生活に余裕ができることがあれば、小泉さんの運動を手伝いたいな、なんて思ったりしています。

 

     

 

 

 

 

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大阪都構想・ダブル選挙?

 

こさいたろうの視点・論点 0086

2019/03/09

 

大阪都構想・ダブル選挙?

 

まだやっているのか、というのが正直な気持ち。まだ、橋下氏が第一線で活躍していた2015年、大阪都構想の賛否を問い住民投票が行われ、僅差ではあるが反対が上回った。この結果も受け、橋下氏は大阪市長の任期満了とともに政界から引退した。

 

確かに、この後の選挙でも、大阪市長・大阪府知事ともに、大阪都構想を掲げる大阪維新の会の公認候補者が当選はしている。しているが、だからといって、うまく進まないから市長と知事が同時に辞めて、それぞれ入れ替わって選挙に出る、なんていうことをしてもいいのだろうか。

 

以前、橋下氏と松井氏が同じことをやっている。市長と知事が同時に辞めて、市長が知事選に、知事が市長選に出れば、当選したものは4年の任期が与えられるが、知事が知事選に、市長が市長選に出るということになると、前任の残任期しか与えられない。したがって、このような奇策に出るのだろう。しかも、あの成功体験をもう一度、ということなのだろう。しかし、こんな政治的ごり押しが常に行われるのであれば、有権者はたまらない。

 

私も、その昔、現役で政治の一戦に身を置いている時、大阪都構想の方向性を支持していた。それは、究極の地方分権を目指す観点から「道州制」を志向していたからである。内政の多くの権限を地方に移し、より有権者に近い政府が政治を運営するという構想の一環として大阪都構想があったと記憶している。道州制を実現するための先駆け的な意味合いが多分にあったはずだ。

 

しかし、徐々に大阪ローカルの政策に収斂していき、私が東京の地方議員時代に自治権の制限の根源と批判していた「東京・特別区」をお手本に制度がつくられると聞き、なし崩し的に中身が変わってしまったものと捉えていた。そして、住民投票で反対の意思表示がなされ、先頭で旗を振っていた橋下氏は、いわば政治的責任を取る形で、政界を引退したのである。

 

この時点で一旦、政治的決着を見ているといえるのではないか。大阪市・大阪府の首長は引き続き維新の会の政治家が担っているものの、大阪都構想の復活のみが支持されて当選したわけでもあるまい。再度チャレンジするにしても、相当の冷却期間を置いて、政策をブラッシュアップして有権者に提示すべきだと考える。

 

国政の「維新の会」を見ると、片山虎之助氏や下地幹郎氏といったもともと自民党だった老獪な政治家の顔しか見えず、安倍自民党政権の補完勢力としか見受けられない状態だ。こういう政党が、賞味期限切れの政策を掲げて選挙を私物化するような光景は見たくはない。

 

政治的目標を見失った政治勢力は、潔く一旦退場すべきだと私は思う。

 

農夫 こさいたろう

(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

     

 

 

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二階幹事長と小池都知事

 

こさいたろうの視点・論点 0085

2019/03/08

 

 

二階幹事長と小池都知事

 

 

このお二人がいまだに政治ニュースの上位を飾る世の中。もちろん政治的手腕に長けておられるのが第一の理由でしょうが、実は日本社会が変革を遂げていないことを証明しているような気がします。変わらない、古い政治風土の中で生き残ってきた二人の政治家、と私には見えます。

 

二階さんはもともとは自民党・田中派。小沢一郎さんと行動を共にして離党するものの、その後は小沢氏と袂を分かち、保守党という小政党をつくり自民党との連立を経て、とうとう自民党に復党します。そして伊吹派を継承し、ついに派閥の領袖となり、党ナンバー2の幹事長まで上り詰めます。

 

小池さんはもともと細川元首相が立ち上げた日本新党の参院議員となり、その後衆院鞍替え。その後は二階さんと同じ歩みを経て、自民党入り。当時の小泉首相に登用され、環境大臣、防衛大臣を歴任。その後、不遇の身となるが、舛添氏失脚後の東京都知事選挙に出馬。自民党・東京都連を敵と見立てる選挙戦略を駆使し当選。翌年の都議選では自ら代表の政治団体・都民ファーストが圧勝。飛ぶ鳥を落とす勢いだったものの、国政進出を図るも大失敗し、今に至ります。

 

この二人、一人の政治家としては長年をかけて階段をのぼり、栄達を極めたといえるのですが、いったい何がやりたかったのか、今も何を目指しているのかが見えないという点で共通していると思います。小池氏に関して言えば、東京都知事を目指す際の公約やその後の都議選での取り組みなどを見ると、この時のために、政治を大きく変革させるために政治家としての力を蓄えてきたのかとも思ったものですが、国政に打って出ようとした際に馬脚を現し、すべてを失ってしまったような気がします。その時に期待した私、騙されたような気がしています。私ごときはともかくも、深く関わりかけた小沢一郎さんも、原発ゼロ政策に期待をかけた小泉純一郎さんも、かつてのボス細川護熙元首相も、まんまと騙されていたように見えました。失礼ながら。

 

そんな小池さんは今窮地に立たされています。築地市場跡地の再開発、選挙時の公約から大きく方針が転換されているではないかと、特に都議会自民党から攻め立てられています。長年にわたり同じような道を歩んできた小池氏の窮地を見て、二階氏が助け舟を出したのだと私は思います。まあ、盟友関係、あるいは師弟関係なのかもしれません。

 

ただ、二階さんがもっと若く、政治的余命もまだまだある時期であれば、このような発言を軽率にはしなかったような気がします。もっと全体を俯瞰することができたのではないかと。仲間である東京自民党が小池さんと戦っているさなかに「次の都知事は小池しかいない」なんて言うでしょうか。二階さんの大幹事長たる傲りとともに、老いも関係しているように私は思いました。

 

     

 

「驕れる者は久しからず、盛者必衰の理をあらわす」、有名な平家物語の一節です。自民党一強、安倍一強の政治体制がすでに6年続き、傲り、弛み、腐敗、綻び、至るところに見えるような気がします。いうまでもなく、権力は永遠に継続はしません。

 

評論をする者は、そういった現権力の批判を怠ってはならないし、追及し続けるべきであります。ただ、政治を担う者は今や批判に時間を割くべき時ではなく、現権力に変わり何を目指し、何を為そうとしているのか、主権者に訴えかける時だと思うのです。

 

受け皿を作るから、安倍政権を倒しましょう!といっても、その先がどうなるのか全く見えないのであれば、危なっかしくて任せるわけにはいかないではないですか。これをわかっている政治家が、今全く見当たらないのが残念でなりません。無名でもいいからそれを示せる人物がいれば、それに賛同できれば、一緒に行動したいです。

 

先日の二階幹事長発言を聞いて、こんなふうに思いが広がってしまいました。二階さん、小池さんの時代が去った後は、政治の大変革時代を作らねばならないと思うのです。

 

 

 

農夫 こさいたろう

(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

 

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韓国の日本攻撃は、度を越している

 

こさいたろうの視点・論点 0084

2019/02/17

 

 

韓国の日本攻撃は、度を越している

 

     

 

韓国による日本攻撃、とどまるところを知らない、といった状況になっている。調べてみると、昨秋の自衛艦への旭日旗掲揚自粛要請から始まり、日本企業に元徴用工への賠償を命じる韓国最高裁判決、竹島への韓国国会議員団の集団上陸、日韓慰安婦合意で設立された財団の解散、自衛隊機への火器管制レーダー照射事件、と続いている。そして、先日は、韓国国会議長が「天皇が元慰安婦に謝罪すれば問題は収束する」といった発言がなされるに至っている。

 

私は、政治的立場として、先の戦争で日本は朝鮮半島はじめアジア近隣諸国に大きな苦痛を与えたことを認めねばならないと思っている。虐殺や強制連行が日本人によって少なからず行われていたものと考えている。したがって、歴史を受け止め、過去に起きてしまったことへの謝罪と反省は、その末裔として常に胸に抱き続ける必要はあるものと思っている。

 

日本政府も、戦前・戦中の行いを反省する立場に立ち、1965年に日韓請求権協定を締結し、当時の韓国国家予算の1.5倍ほどにあたる5億ドルの戦後賠償を実行。両国は戦後補償について「完全かつ最終的に解決」と合意した。ちなみに、この賠償金をもとに韓国は「漢江の奇跡」といわれる劇的な経済発展を遂げた。

 

しかし、その後、1990年代に「慰安婦問題は未解決」と韓国が言い始め、日本政府は改めて「お詫びと反省」を表明。戦後賠償とは別途の償い金を支払うことも行った。しかし、納得はなされず時は経ったものの、2015年、慰安婦問題を「最終的かつ不可逆的に解決」とした日韓合意が結ばれ、日本政府は元慰安婦を支援する財団に10億円を拠出した。

 

繰り返しになるが、私は日本人としてお詫びの気持ちは忘れてはならないと思うが、国として、日本国政府として、時の韓国政府と誠実に話し合い、両国合意の結論を得てきたと確信している。正直に言って、これ以上どうしろというのか、と憤りさえ感じてしまうことを抑えられない。

 

これは、韓国の国内問題ではないのか。

 

1965年、戦後補償について「完全かつ最終的に解決」したと合意した際の韓国は軍事独裁政権。国民に多くを知らせず、個別に国民に支給するはずの請求権資金を経済発展のための国内投資資金に回したのではないのか。

 

1990年代に入ると、韓国も民主化の道を歩み、非軍人の大統領が直接選挙でえらばれるようになった。それにより、過去の軍人政治家による不正蓄財や人権抑圧が次々と明るみに出た。そのような権力者との間で結ばれた約束ではあるが、それは韓国国内で総括すべきではないのか。

 

日本を敵視する教育を続け、ナショナリズムをあおり、時の権力者の失敗や無能から目を逸らせる、そんなふうに見えてならない。

 

しかし、その一方で、2018年1-7月期に日本を訪れた韓国人観光客は462万4300人で、前年同期比14.5%の増という。しかも、2016年以降、年代別に20代の観光客が最も多いそうだ。多くの韓国一般民衆の間では、敵対視などないのではないか。私たちは、隣人として友好関係を維持するべきだし、それが両国民の幸せにつながることは間違いない。

 

そのために、現下の情勢について、私たちはぐっと堪えることが必要な気がする。韓国の態度を真に受けて怒りを表したり、逆に謝罪を繰り返したりする必要はない。日本は淡々とこれまでの立場を堅持し、必要があれば国際社会に説明を続ければいいのだと思う。

 

一部の権力者群に振り回されず、民衆の思いや力を信じてよいと私は確信している。そのうえで、権力者たちのミスによって衝突などの事態が起きないことを監視することも必要だと思う。

 

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

 

 

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古い政治に逆戻りの様子

 

こさいたろうの視点・論点 0083

2019/02/16

 

 

古い政治に逆戻りの様子

 

     

 

私の住む山梨県では、明日から県知事交代、新しい知事が就任します。長崎幸太郎さん。「停滞から前進へ」をキャッチフレーズに選挙戦を展開。県民多数の支持を獲得し当選されました。

 

財務官僚から自民党衆院議員、知事選に出馬時は落選されていました。国とのパイプを強く強調。中央省庁や政権与党と連携した県政運営を図る、として、国からの補助金や交付金などの「カネ」を引き出すのだといいます。

 

そのため、知事就任後も与党・自民党を離党せず、自民党籍を維持するとのこと。「与党のインナーサークルに入っていることで国の協力が得やすい」のだといいます。違和感、感じませんでしょうか。私だけでしょうか。

 

私が政治の世界に足を踏み入れたころ、今から30年ほど前になりますが、そのころの知事選や市町村長選挙といえば、国とのパイプを強調した官僚出身候補者が公共事業で地域を潤す、などと主張し支持を得る形が主流でした。

 

しかし、中央集権社会による中央依存の政治で本当にいいのか、地元のリーダーが官僚の天下り先でいいのか、日本全国・金太郎飴のようなまちづくりでいいのか、永遠に右肩上がり経済を信じて公共事業を積み重ねていいのか。

 

そんな問題提起の声が大きくなっていました。「地域のことは地域で決める」、地方分権の必要性が声高に叫ばれ始めていました。当時、私もそのような主張に賛同し、住まいしている地方自治に参画しようと決めたものです。

 

地方自治の現場に議員として参画させてもらい、国・地方のピラミッド構造、それを所与のものと考える古い議員や役人もいましたが、地方分権の必要性を否定する人はいなかったように記憶しています。

 

その後、地方分権一括法も施行され、不十分ながらも地方分権は進展していきました。そして、私が国政選挙に挑戦したころは、道州制導入などの議論も高まりました。国から地方に財源や権限を移し、より高い地方自治権を与えるという構想でした。道州制についての賛否はあったものの、さらに地方分権を推進すべきというのが大方の流れでした。10年もたたぬ前の話です。

 

しかし、6年余り前、民主党政権の大失敗の結果、自民党・安倍政権が誕生し、政治の流れは大きく変わっていきました。「地方分権」などという言葉は全く聞かなくなった気がします。

 

その一方で、田舎にいて農業現場に携わっていると、国の制度やしくみに従って税金が湯水のように使われる様子が否応なく目に飛び込んできます。全部が無駄とは言いませんが、「カネを配る政治」そのものです。

 

安倍政権になり、大胆な金融政策などによって税収が大きく増えましたが、その一方で支出も大きく増えました。財政出動という名のバラマキ。金を配れば、そこに上下関係が生まれます。古い時代への逆戻り。こんな背景の下、山梨県の新知事が誕生したものと言えます。

 

でも、私はこれは日本の進むべき方向ではないと確信します。国が地方の優位に立ち、思うがままにコントロールできる社会は必ず弊害を引き起こすと思うのです。

 

現に、先日、自民執行部党が所属国会議員に対し、地元の自治体が自衛隊の隊員募集に協力するよう働きかけろ、という主旨の通達を発し、波紋を呼んでいます。身内の自民党議員からも懸念の声が上がっているといいます。上意下達でコントロールを強める一例とは言えないでしょうか。社会の末端まで戦争協力を強いた先の戦争をも想起してしまうのは私だけでしょうか。

 

こんな観点からも、私は自らの住む山梨県政を注視してみたいと思っています。

 

それにしても「与党のインナーサークルに入ることで国の協力が得やすい」とおっしゃる新知事、自民党が与党でなくなったら新たな与党に入るのでしょうか、それとも仕事ができなくなるからやめるというのでしょうか。きっと、自民党が未来永劫与党の立場であることが当たり前、と思っておられるのでしょう。

 

果たして日本はそんな国に成り下がるのか。これからの主権者の思い一つなのだと思います。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

 

 

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山梨県知事選挙の結果から考えること

 

こさいたろうの視点・論点 0082

2019/01/31

 

 

山梨県知事選挙の結果から考えること

 

 

先の日曜日、山梨県知事選挙の結果が出ました。自民党・公明党推薦の新人、長崎幸太郎氏が198,047票を獲得し、初当選を果たしました。投票率は57.93%と比較的高く、長崎氏の得票率は49.7%、現職の後藤斎氏に3万票以上の差をつける完勝でした。私の直感は、当たってしまいました。

 

今年は12年に一度の亥年。春に統一地方選挙、夏に参議院議員選挙が必ず行われる選挙イヤー。山梨県知事選挙は、その口火を切る選挙として、また、国政の与野党が対決する構図でもあり、全国的に注目の選挙でありました。そして、政権与党サイドが勝利をもぎ取っていきました。

 

地に根を張った自民党に盤石の組織票を持つ公明党が加わると、やはり強いです。しかも、今回の出口調査の結果を見ると、無党派層の約40%が長崎氏に投票しているとのこと。これでは、野党サイドの勝ち目はありません。つまり、自公が強いということとは別に、野党への期待は全く膨らんでいないと僕は読み取ります。

 

     

なぜか。「違いがない」あるいは「違いが見えない」からだと僕は思います。例えば、「人口減少対策」。長崎氏も後藤氏も重点政策です。でも、どこをどう見ても決定打となる具体策は見当たりません。日本全体の出生率を見れば明らかです。それでも、何とかすると公約するところにまやかしがあります。

 

減少の傾向をできる限り緩やかにする。つまり、当面の人口減少は受け入れざるを得ない、という立場に立って初めて、政治家の主張が説得力を持つのではないでしょうか。人口減少を緩やかにする具体策と数値目標を明示するとともに、長期的に人口減少を食い止める方策を示す。そういう姿勢が求められると思うのです。

 

リニア新幹線や中部横断自動車道の開通を経済活性化に結び付ける。こういった主張も、長崎氏、後藤氏共通です。それは、いくらかの効果はあるでしょう。でも、これだけをもってバラ色の未来が拓かれるでしょうか。そんなふうに思っている県民は少数だと思います。むしろ、そういったナショナルプロジェクトに頼らない目標設定が求められると思います。

 

つまり、国政の与野党が分かれて戦う構図であっても、訴えている内容や目指すべき方向はほとんど違いがない。勝ち馬を応援した方が、向こう四年間多少いい思いをする、そんな程度のもののような気がします。日々苦労して生きている庶民にとっては「そんな程度」も大事なことであることに違いないのですが。もっと大きい利権を手にする人たちもいると思います。

 

国政野党には、ここのところを深く考えてほしい。安倍自民党の不祥事を責め立てるのは結構ですが、その代わりに政権を担えるという姿をしっかりと見せてほしい。自民党がダメだから野党に。野党勢力が一本化すれば政権が転がり込んでくる。そんなふうに思っていたら、未来永劫、政権交代は起こりません。

 

少子化、超高齢化。人口減少社会。増え続ける借金、危機的財政状況。経済成長の実感が得られない社会。中国の台頭。米中関係の悪化。成長するアジア諸国。自国第一主義に立つ米国。日本を取り巻く内外情勢を踏まえ、自民党に代わってどんな社会を目指すのか。そのための具体策は何か。それを示せない限り、多くの国民からの期待と信頼は獲得できません。示せないなら、政界から退場すべきだと思います。今、野党を構成している議員がいなくなっても、自民党から二つの潮流が生まれてくるであろうし、あるいは、しがらみのない人材が中心となる全く新しい政治勢力が必ずや誕生するのだと思います。

 

今のままの野党。今までの応援団を引きずっている野党。代り映えしない、政権交代時の失敗の責任も取らない国会議員が指導的役割を果たす野党。政権交代のみを目標として尖ったことの言えない、物分かりのよい野党。そして、夢と希望ある日本の方向性とその具体策を示さない野党。こんな野党が存在する限り、残念ながら当面日本は変わらないと失望せざるを得ません。山梨県知事選挙の結果から、改めて強く思います。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

 

 

 

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日本人の活躍

 

こさいたろうの視点・論点 0081

2019/01/27

 

 

日本人の活躍

 

 

昨夜は息子と、テニスの試合をテレビ観戦しました。大坂なおみ選手の全豪オープン決勝戦。大激戦の末、見事に優勝。感動しました。これまで、テニスにはほとんど興味がなかったのですが、このところの大坂なおみ選手や錦織圭選手の活躍に触発されてしまい。まあ、ミーハーですね(笑)

 

それと、今年から息子がテニスのスポーツ少年団に通い始めたこともあります。同じ集落の仲間が監督・コーチをしており、野球を卒団した息子を誘ってくれて。昨日で三回目の練習参加、続けることを決め、正式に入団申込書を提出しました。全くの初心者ですが、一から教えて下さっています。

 

そんなことで、にわかにテニスが身近になり、がっつりテレビ観戦となりました。実は、男子4回戦、錦織圭の5時間5分の死闘も見たんですよ。こちらは偶然やっていたのを見たのですが、手に汗握る展開。もうだめかというところからの、神がかり的な錦織のプレー。興奮しました。テニスってこんなに面白かったのかと。

 

     

 

失礼しました。今日書きたいことから脱線してしまいました。とにかく、大坂なおみさんはこの一年で大きく成長し、昨日の勝利で世界ランキング1位となったそうです。日本人初の快挙。そうです。我々は同じ日本人である大坂なおみさんの活躍を喜び、声援を送っているのに間違いありません。

 

時同じくして日本では、大相撲初場所が行われています。今場所は横綱・稀勢の里の去就に注目が集まりましたが、残念ながら往年の力が戻らず引退となってしまいました。長期休場に対する強い批判を受けてもなお稀勢の里が横綱としての復活を目指したのは、三代目若乃花以来19年ぶりの日本人横綱※としての人々の期待を強く感じていたからだと思います。※ 厳密には「日本出身」横綱

 

そして、稀勢の里の次に日本人横綱を目指すのは、大関・高安。少し伸び悩んでいてなれるかわかりませんが最も近い地位にいることは確かです。また、その次に控えるのは、今場所、ケガで途中休場しながら再出場して三横綱を撃破した小結・御嶽海。彼も、日本人大関に最も近い男の一人として大いに期待されています。

 

さらに、プロ野球の世界。24年前、野茂英雄が海をわたって門戸を開いて以来、数多くの日本人選手がメジャーリーグで活躍するようになりました。そんな中、現役の日本人メジャーリーガーの一人として、ダルビッシュ有投手が活躍を続けています。日本球界では、高い身体能力を持つ東北楽天イーグルスのオコエ瑠偉選手も活躍が期待されています。

 

ここまで名前を挙げたスポーツ選手、実は共通点があります。片方の親御さんが外国人です。大坂は父がハイチ系米国人。高安と御嶽海はともに母がフィリピン人。ダルビッシュは父がイラン人、オコエの父はナイジェリア人です。両親のうち他方が日本人で、みんな日本で生まれ育っています。

 

もちろん、僕は彼らを日本人として応援しています。なぜ日本人だから日本人を応援するのか、よく考えてみると明快な答えが見当たらないのですが、やはり同じ日本人の血が流れている、ということなのでしょうか。よく考えると不思議な気もします。ただ、いずれにしても、熱く応援してしまうことは否定できない事実です。

 

でも、一昔前までの日本社会は、片親が外国人の人たちを今のように、自分と同じ「日本人」として受け入れていたでしょうか。正直に言って、僕が小学生の頃(40年くらい前)は、今とはかなり違っていたように記憶しています。肌の色が違ったり、苗字(姓)が少し変わっているだけで、今とは比べ物にならないほど気にしていたように思います。自分たちとは違う、ということで。誤解を恐れずに言えば、差別的な意識で。子どもの世界だけでなく、もちろん大人も。

 

それが、たった数十年で、世の中は大きく変化しました。僕は極めて肯定的に捉えています。垣根のない世界に、少しずつ進化していけばいいと思っています。

 

昨年末、外国人労働者の受け入れ拡大が決まりました。安倍政権の意図ややり方には相当な問題があったにせよ、日本人と外国人の垣根を取り払っていく流れは止められないのではないかと思います。日本とは。日本人とは。その歴史と未来への道筋を、僕たちは真剣に考えるべき転換点に立っているものと強く思います。

 

大坂選手の快挙に大拍手を送りながら、思ったことを書き留めました。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

 

 

 

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山梨県知事選挙に思う

 

こさいたろうの視点・論点 0080

2019/01/24

 

 

山梨県知事選挙に思う

 

 

先日、期日前投票を済ませてきました。旧民主党系の政党などが推薦する現職、自民党公明党が推薦する新人、共産党が推薦する新人、政党からの支援を受けない新人の4名が立候補しています。積極的に投票したい候補者がおらず、自らの信条に従い消去法で投票先を選定して、投票しました。

 

期日前投票の会場。広い部屋に立会人の方三人が投票箱の前に座っていて、入り口付近には事務方の職員が三人。投票用紙を受け取り記載台で候補者氏名を記入。この時、鉛筆で一筆入れる度にその音が部屋に響く。画数で誰に入れたか想像できちゃうんですよね、たぶん。改善が必要と感じました。

 

ともあれ、各国政政党はこの山梨県知事選挙を、春の統一地方選挙や夏の参議院議員選挙の前哨戦と位置付けていて、比較的注目される選挙になっています。非自民系の現職知事に政権与党である自公推薦の新人が挑む構図は、国政と同じ対立構図。今後を占うにはわかりやすいからだと思われます。

 

報道によれば、現職の後藤氏と自公推薦の長崎氏が激しく争っているとのこと。僕はこちらでは、人との付き合いが少ないので全くの直感になりますが、自民党系の新人・長崎氏の方が勢いがあるような気がします。

 

建設や運送系の会社には必ずと言っていいほど長崎氏支援の旗があります。長崎氏の公約には、国政とのパイプを使って金を持ってくると臆面もなく書いてあり、首長交代で現世利益が得られるとなれば、応援の力も入るのではないでしょうか。

 

一方、現職の後藤氏、長崎氏をよく思っていない自民党県議や自民党系市長の一部から造反支援を受けているものの、肝心の反自民・反安倍という有権者の心はつかめていないように見えます。そういう人は、リニアも中部縦貫道も受け入れられないから、後藤氏をもろ手を挙げて応援できないんですね。少なからず共産党に流れるような気がします。

 

なので、自民党一本化で勢いのついた長崎氏が、反自民勢力を一本化できない後藤氏をわずかに上回るのではないか、というのが僕の予想です。果たして、結果やいかに。

 

     

 

でも、僕は、どちらが勝っても山梨県政が劇的に変わることは、残念ながらないと思います。「誰が知事なっても同じ」という多くの有権者の肌感覚、選挙が盛り上がらない根本原因はここにあるのだと思います。

 

今回、自民系候補が知事になれば、道路ができるスピードは多少早まるかもしれないし、公共事業のバラマキが多少拡大するかもしれません。でも、しょせんそのくらいの違いでしかないと思います。

 

集落の高齢化が進み、空き家が目に見えて増え続ける今の山梨。子どもたちに残ってもらいたいという思いもあるが、子どもたちのことを考えれば都会で生活してほしいとも思う親心。田舎がさびれ、さらにそんな思いが募る。そういう実態を本気で受け止め、将来像を示せている政治家がいるのか。

 

人口減少対策、という役人レベルの問題意識しか持てない政治に多くの有権者は失望感を持つのではないのか。「対策」で何とかなるレベルではないでしょう、ということは誰でもわかります。金(税金)を配って都会から人を呼ぶという政策が「良い政策」ともてはやされている時点で、おかしくはありませんか。

 

国政において、野党が有権者の支持を得られないのも同じ理由だと思うのです。どちらがやっても大差なしと。それなら経験豊富な方にやらせようと。でも、こんなことを続けていては、問題は先送りされるだけであり、深刻さは増すばかりです。

 

とはいえ、もちろん今の僕も、あるべき社会の将来像をお示しできるわけではありません。ただ、そういう問題意識を持たない人物が政治に携わっていることは、幸せなことではないと思うのです。

 

政治家の皆さん、今やるべきことは何ですか。今何をしなければならないと思っていますか。そのためにあなたは何をしていますか。自らに問うてほしいと思うのです。

 

とりとめのない文章にて失礼致します。雑感まで。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

 

 

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「亥年」 12年に一度の選挙イヤー

 

こさいたろうの視点・論点 0079

2019/01/11

 

 

「亥年」 12年に一度の選挙イヤー

 

 

今年は亥年。12年に一度の「選挙イヤー」ともいわれます。4年に一度の統一地方選挙が春に、3年に一度の参議院議員選挙が夏に、それぞれ必ず行われるからです。私にとっても、人生の中で忘れることのできない「亥年」です。

 

二回り前の「亥年」。24年前。25歳。1995年、平成7年。4月に行われた港区議会議員選挙に初出馬。新党さきがけ公認候補として、第一位当選をさせて頂きました。この年から、政治家としての第一歩を踏み出しました。

 

一回り前の「亥年」。12年前。37歳。2007年、平成19年。4月に行われた港区議会議員選挙に無所属で4回目の出馬。港区長選挙に敗れ、3年間浪人した末に、再起を期して。第三位にて当選させて頂きました。

 

そして、今年。49歳。私は、山梨の最西北端、白州町の鳥原で新年を迎えています。細々と農産物の販売をしながら、半人前の農夫として生きています。人生、どこに行きつくかわかりません。

 

この12年は、息子とともに歩んだ12年。そして、身の丈を顧みず、区議を辞め、国政に挑んだ前半。国政に参画する思い叶わず、遅ればせながら実業に携わらねばならないと感じ、農業の世界に飛び込んだ後半。

 

人生をかけるにはちょっと年を取りすぎていたかもしれません。もう少し若ければ、子どもを育てるという大事業の前に挑戦ができていれば、成功にしろ失敗にしろ、もっといろいろな道があったような気もします。

 

そして、自分の人生とは何だったのか、人とあまり出会わない山里で、いつも思いを巡らせてしまっています。それなりの局面でそれなりの意味があったのだ、と自分を納得させることもあり、ほとんど役割を果たせなかったのではないかと悲観することもあり。常に一人で、勝手に揺れ動いております。

 

もう、夢を追うような人生を送れるのはこの一、二年かもしれません。これは、体力的な衰えではなく、気力の減退でもなく、ひとえに経済的環境によります。メシが食えなきゃ、何もできません。本当は若いころに、むしろ子どものうちに気づかなきゃならないこんな簡単なことを、今頃になって気付いているわけですから、目も当てられませんね。

 

零細事業と零細農業で、質素でも自由な生活を送れるように、もう少しだけ足搔いてみようと思う今年の正月。一方で、ダメならメシを食うためだけに働ける場所を探さなきゃと、求人サイトや求人情報誌で、シニアでスキルのない男ができそうな仕事を探す今年の正月。

 

それでも、生活するための仕事としての「議員」を続けるために、選挙に出続ける選択をしなかったこと。それだけは間違っていなかったと確信しています。区議としての追及の刃は、四期目にしてすでに鈍っていましたから。いくら苦しい生活になっても、それだけはやせ我慢して胸を張りたいと思います。

 

それよりもむしろ、寝る間も惜しんで議員報酬以外の収入を得るための仕事、生業を持つべきだったと今になって後悔しています。まったくの「後の祭り」なのですが(苦笑)

 

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

     

 

 

 

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