地方議員の選挙を改めて考える

 

こさいたろうの視点・論点 0162

2020/12/15

 

地方議員の選挙を改めて考える

 

去る11月15日、私の住む北杜市の市長選挙と市議会議員選挙がありました。前回選挙は私が転居する前でしたので、初めて投票することになりました。市長選挙は107票差の大激戦でした。市議選は20議席に対し21人の立候補、前期に居住実態を問われた現職議員が一人落選という無風選挙の様相でした。

 

北杜市に住んで3年半になりますが、政治に関心を寄せる時間もなかなか取れず今に至っております。ラジオ・テレビ・新聞など国政あるいは一部県政の情報は得られますが、北杜市政がどんなふうに動いているのか、ほとんど情報がありません。市議会だより的なものはたまに見ますが、その程度。選挙前まで、僕が見聞きできる議員からの発信はほぼ皆無でした。

 

結局は、選挙前に市政の課題を比較的詳しく解説したチラシをポストに残してくれた方に投票しました。課題についてのご自身の考えなども記されていて好感が持てました。でも、本当にこの程度の選び方でいいのか、自分自身としては納得してはいません。主義主張も大切ですが、まずは開かれた議会を体現できる人材が必要に感じます。それを探す術がないわけです。

 

今回の選挙で北杜市長も新しい人に代わり、市長・市議とも次の任期4年、どのような市政が展開されるのか、できる限り注視してみたいと思っています。もっともっと、立候補している人が何者なのか、何をしてきて、何をしようとしているのか、さらけ出され、比較して選べる選挙になるべきです。ただ、注視するためには自らに余裕を作ることが必要で、それが一番の課題となります。

 

さて、北杜市で選挙があったことから、他の地域の選挙にも久々に目が向いていました。一つ目はお近くの南アルプス市議選。実は、子どもつながりでお知り合いのお父さんが突如立候補していました。短期間、市長に乞われて市役所にお勤めの時にひどいことがあったらしく、市政刷新を訴えていました。ポスターを一人で貼る以外は外に出ず、ネットで政策等を発表し、電話やメールで選挙活動をしていたようです。僕が知っている「普通」では、失礼ですが、こういう人は泡沫候補。結果は、最下位当選者950票に対して691票、善戦でした。

 

また、つくば市でも、ネットで政策等を発表し、選挙期間中は街宣活動など一切なし、たすき姿でゴミ拾いを続け、4218票の3位当選。こちらの方はネットで見つけただけで面識はないのですが、先に紹介したお父さんとは違い、数か月前に決意し、それなりの準備は重ねた様子でした。それにしても、僕の「常識」では全く推し量れない結果です。「人と会い、支援をお願いし、握手して別れる、これが選挙の鉄則」、と教わって初めての選挙に出ましたから。その後、政策本位の選挙をできる限り具現化してきたつもりですが、それでも「鉄則」は常に念頭にありました。時代は変化してきているのだと、痛感させられました。ただ、このお二人には共通点がありました。東京大学ご出身です。これも人々の投票行動に影響を与えるものなのか、興味深いところです。

 

ご紹介した市議選のことや、北杜市長選挙のことも、近いうちにもう少し掘り下げて取り上げてみたいと思っています。

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

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