早くも頭を抱える、新規就農者

 

こさいたろうの視点・論点 0147

2020/07/27

 

 

早くも頭を抱える、新規就農者

 

 

前回、6月中旬に「視点・論点」を発行して以来、約一月半ご無沙汰してしまいました。なしのつぶて、どうかご容赦ください。表題は、不肖・私のことでございまして、視点・論点の筆が滞ってしまっていた原因です。一人仕事の畑作業がはかどらず、加えて、未熟な腕前ゆえの失敗が重なり、世の動きに目を凝らし、思考し、執筆するという行動をとることが全くできませんでした。言い訳にて恐縮ですが、お詫びさせて下さい。

 

昨年、49歳のうちに新規就農者認定を受けられれば新規就農者向けの助成金が受けられる、という人参に釣られて、申請にチャレンジ。4月、役所に相談に出向き、計画を練り、資料を調製。面接では厳しい指摘を受けたものの、8月に新規就農者に認定され、秋のにんにく植付をもって就農開始となりました。認定されたものの、当初は予算の関係で補助金は厳しいと言われていましたが、風向きが変わり、補助金も受領できることとなりました。

 

就農時期が秋となったので、本格始動はこの春からとなりました。中古のトラクターなどを購入し、新しく借りた農地でまずは大豆の栽培から始めています。自宅前の畑で3年の栽培経験があるし、雑草を抑えるための管理機も購入したので大丈夫だろうと思っていたのが、全くの過信でした。管理する畑は60アール超、今までの6倍に増え、借りた畑には雑草の種が無数に隠れていて、雑草を抑える耕耘方法、管理方法にもかなりの甘さがあり、5月中旬に播種した大豆畑に雑草を繁茂させてしまったのです。6月下旬に播種した畑は、失敗から少し学び、今のところ何とか雑草を抑えていますが。

 

また、来年の準備として、やまといもの種いもづくりにもチャレンジしています。なかなか芽が出ず、一時は失敗、全滅を覚悟したのですが、2か月以上の後、芽が出てきました。大きな畑に植え替えて大きくするのですが、雑草を抑えるための作業について、想定していた方法が取れないことが分かり、頭を抱えてしまっています。このままいくと、やまといものつるや葉が雑草に負けてしまうのです。

 

大豆もやまといもも、手でひとつづつ除草作業するしかない、という結論に至っています。全部はできないので、どの畑からやるか、優先順位をつけてやるしかありません。ただ、毎年そんなことはできないので、来年はどのように準備するか、並行して考えているところです。

 

除草剤はどうしてもまかないのか、そう助言してくれる方もいます。もちろん、慣行栽培では、人体には影響のない除草剤を使用しているのだと思います。でも、私は心情として、農薬や化学的肥料を使わないものを作りたい、と思っていて、田畑を耕す限り、それは曲げないで取り組むことを決めています。これから先も、雑草に負けない、雑草と共生できる作物づくりをしていきます。

 

補助金を受領したら、受領した年と同じだけの期間、農業を続けることとされています。最大5年間受け取れるので、その場合は10年間、農業を離れることができません。数年前まではこの条件は附されていなかったのですが、おそらくいろいろあったのでしょう。補助金受けるだけ受けて、終了したらいなくなってしまうとか。実例は知りませんが、たぶんそんな理由でつけられた条件だと思います。やむを得ない、というか当たり前なのだと思います。原資は税金ですから。

 

これから先、私に皆さんにお売りできるような農産物が作れるのか、それを商売として確立できるのか、今のところは全く自信がありません。でも、うまくいかなくても、10年は継続します。10年やって結果が出なければ諦めます。農業専業で生活の糧を得るのは厳しいので、このように社会評論活動も継続させて頂き、野菜たまごの販売事業も続け、この冬からは味噌づくりを始める準備を進めています。

 

百姓とは、百の仕事をこなし生活する人という意味もあるようです。田畑を耕すことを続けながら、自分ができそうないろいろなことを探して、まずは50代を生きてみようと思います。相変わらず、準備不足の見切り発車ではありますが…

 

というわけで、「小斉太郎の視点・論点」、予定より遅れ気味の発行となってしまうことしばしばですが、これからもどうぞお付き合いを頂ければ嬉しく存じます。ちなみに、今号から第150号までは6月発行分となります。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

 

 

 

 

今の社会や政治に対して思うことを書き、発信する活動「こさいたろうの視点・論点」を始めています。現在、数十人の皆様にご購読料(発行協力費)を頂いておりますが、時勢や内容等によっては公式サイトに全文公開いたしますので、ご購読者の皆様にはご諒解賜りたく存じます。なお、ご購読下さる方は、こさい宛てご連絡ください。月額500円(一口)をお願いしております。電子メールにて全文お送り致します。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください