コロナ・第三波

 

こさいたろうの視点・論点 0160

2020/12/13

 

コロナ・第三波

 

ニュースを見ると、新型コロナウイルスの感染拡大が続いてしまっているようです。困ったものです。世界中の偉い人や頭のいい人たちもいまだ手をこまねいている様子で、解決に向けた決定打はしばらく出てこなさそうです。予防をしっかりしていれば大丈夫な気もしますが、毎日発表される数字を見ると、やはり気になってしまいます。

 

「ようです」と伝聞調で書いたのは、山里で私のような生活をしていると、コロナ禍であることを実感することが少ないからに他なりません。農作業も他の仕事も一人仕事がほとんど、たまの打ち合わせや買い物などの時以外はマスクはつけません。山里は、コロナ前と全く変わらない風景が広がっています。

 

でも、よく考えればやはり気になります。かかってしまったら、重症化や死への危険も高まるわけで。私は、HbA1cが6.5くらい、血圧は160-100くらい、わかる方にはわかると思いますが、糖尿病、高血圧症で軽めの薬を飲んでいます。なので、コロナ感染による重症化リスクは高いそうで、怖さがあります。

 

また、販売も農業も一人仕事のため、そして何より父子家庭のため、私がコロナにかかったら生活が立ち行かなくなります。息子も中学生ですし、母親も祖父や祖母も健在なため何とかなるとは思いますが、できれば罹患せずに変わらぬ生活を送りたいです。なので、できる限り気を付けて生活しようと思っています。

 

さて、翻って、これから社会はどうあるべきなのでしょうか。僕はまず、前回の緊急事態宣言下の感染者の数値に注目しています。あの時、ほとんどの日本人はステイホームでした。そして、感染者は劇的に減りました。人が動かなければ、うつしうつされるリスクは減るわけです。また、何度かGO TO EATしましたが、酒を飲むと気が大きくなり、緩みます(人によると思いますが)。

 

でも、だからと言って、春のステイホームを再びお願いできるでしょうか。そうなれば、今度こそまず飲食店が立ち行かなくなり、日本経済への大きなダメージも避けられません。コロナをある程度抑え込めたとしても、経済的状況が原因となり死者が増えたり病気の人が増えたりしては、元も子もありません。

 

単に「外出抑制」や「飲食店の営業時短」を求めるだけの対応には限界があるのではないでしょうか。仮に感染者数が一時的に減っても、解除されれば元に戻ります。緩みます。この一年繰り返しています。大多数の飲食店でコロナ感染が起きているわけではないこと、冷静に考えれば気付きます。

 

一人ひとりが感染拡大防止の行動をとり、いつもよりは外出や会合を控えれば、感染を相当程度抑えることができるのではないでしょうか。つまり、私たちの自覚が問われていると思うのです。GOTOキャンペーンを推進している政府も問題ですが、それを使うか使わないか、使うならどんなふうに使うのかという、主権者としての判断や行動こそ問われています。

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

 

 

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