「急進改革の派閥を作れ」

 

こさいたろうの視点・論点 0007

2017/07/16

 

 

「急進改革の派閥を作れ」

…かつての同志に期待している

 

 

都議選で大勝利した小池さんの「都民ファーストの会」。

 

選挙が終わったら小池さんが代表辞めて、また野田という人が代表に戻りました。そして、幹事長には元民主、政調会長には元自民、総務会長は自分の秘書、みたいな人事になりました。議会側から本気の改革ができるのか、ちょっと不安を覚える人事だと僕は見ています。側近重用、選挙の論功行賞、的にも見えなくはないので。小池さん自身が、グリップをきかせられるかがカギですね。

 

僕は、議長などの役職を決める「臨時議会」が行われるまでのお膳立てが、これからの都議会改革・都政改革の試金石だと思っています。そして、その後の「定例議会」で、都民ファーストの会の公約を具現化させる条例案をいくつかでも提案できるか、が次の勝負になると思います。秋の議会で、「小池さんの演説、鳴りやまぬ拍手」的な絵面が出てきて、議会としての動きゼロみたいに終わったら、アウトだと見ています。

 

民主党政権発足時、安倍政権発足時、最近の日本、実はこのパターンなんですよね。はっきり言って、どこかの全体主義国家のようで本当に気持ちが悪い。小池さんを礼賛するんじゃなくて、小池さん、改革のスピード遅いよ、って引っ張っていくくらいじゃなきゃ、今回の勝利の意味がない。僕はそう思います。

 

そこで、重要な役割を果たせる、いや、果たしてもらわなきゃならないのが、ファーストペンギンの皆さんですよ。また改めて荒海に飛び込んでもらわねばなりません。彼らが三役人事から漏れたのには、運命的な意味があるのではないかと思います。三役になって寄り合い所帯的組織のまとめ役として徒労するよりも、自由にどんどん動けっていうこと。「誰がやるか」じゃなくて「何をやるか」という原点を重視しろっていうこと。

 

はっきり言って、新三役の顔触れ、政治家としての経歴を見ても、大胆な改革を志向するタイプじゃないように見えます。周辺との協調重視、できれば全会一致的な考え方を持っているように見えます。全く知らない人たちなので間違っていたら謝りますが、少なくともファーストペンギンの皆さんとは違う気がするのです。

 

本稿の最後に、僕の拙い経験に基づく私案を載せたいと思いますが、改選後議会のスタートをどう切るかが本当に重要です。そのために、ファーストペンギンの皆さんに期待したい。

 

・ 初当選議員の中から、志を共有できる人を仲間に引き入れて、いい意味での派閥を作る

・ 派閥っていうと古臭いが、党内に行政改革研究会のような勉強会組織を作るでいいと思う

・ そこを根城にして、条例案などを矢継ぎ早に作って、新三役を突き上げる

・ 新三役が四の五の言ったら、小池さんをけしかける(必ず同じ方向を向いていると思う)

 

もうすでに動いているかもしれませんが、今すぐにでも動いた方がいいと思います。党の組織に合わせて、とか、政調会の下に、とか、そんなこと言ってる場合じゃないし、そんな立派な組織でもないでしょう。都民の圧倒的な期待を受けている今やらなくて、いつできるのか。

 

絶大なる期待をしているファーストペンギンは、上田令子さん(江戸川区)、両角穣さん(八王子市)、音喜多駿君(北区)。かつての僕の同志。議会改革、行政改革の旗を党内に立てて暴れてほしい。というか、この三人が暴れられないような組織は、早晩既成勢力に絡めとられるものと僕は思っています。

 

ちなみに、新人議員も、地元まわりなんてしている場合じゃないですよ。臨時議会が終わったら、たっぷり時間がありますから。今、向こう4年間の議会運営のために何が行われているのか、しっかり見るべきです。一部の幹部に任せて、呼ばれたときに行くのじゃダメです。毎日何をしているのか、党内全議員への情報共有を求めるべきだと思います。敵のみならず、身内ほど「新人議員は何もわかっていないから蚊帳の外で大丈夫」と高を括っています。毎日議会に登庁すべき。愚者の経験に基づく助言まで。

 

最後に、これは臨時議会までにやらなきゃ、ということを具体的に列挙したいと思います。各項目の具体的な私見は次回に載せたいと思います。

 

・ 正副議長選挙の見える化 …正副議長候補者の所信を確認する場を公式に設ける

・ 常任委員会正副委員長の選任も本当の互選で …ポストを会派の人数に比例して配分し、およそ適材とは言えない議員が役に就くというやり方を変える

・ 知事付属機関等委員の議会選出の凍結 …議員は議会で政策の具現化を図り、都政をチェックすべきであり、知事に取り込まれるような仕組みは不要

・ 議員特権の廃止について …例えば、公用車使用の完全自粛なんて、すぐにでもできる

・ 「のり弁」廃止に向けた知事への申し入れ …新議長が議会の意志として公式に

・ 「利権一掃」に向けた知事への申し入れ …新議長が議会の意志として公式に

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

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