農夫こさいたろう便り 18/10/30-

北巨摩〈きたこま〉のあの時

〈実験農場〉 Kosai Farm

10月26日、稲わらからお米を取り外す「脱穀」作業を終えました。田んぼをお借りしている八巻さんと息子の三人で行うことができました。

この後「もみすり」作業をして、玄米にします。いよいよ、食べるお米に仕上げていきます。〈10/30記〉

農夫こさいたろう便り 18/10/09-

北巨摩〈きたこま〉のあの時

〈実験農場〉 Kosai Farm

雨にも負けず、風にも負けず、米・亀の尾はすくすくと成長し、10月8日、今年も無事に稲刈りまでたどり着きました。今年は、稲刈りまでの天候もよく、適度に乾いた田んぼで快適に稲刈りを進めることができました。

三連休の最終日だったため、息子と二人仕事を覚悟しておりましたが、旧友の石渡さんが仲間を誘って手伝いに来てくれました。本当に助かりました。皆さん、ありがとうございました。また、今年の米づくりは、多くの応援団の皆様に支えられています。さらに、お天道様にも心より感謝をしながら、稲刈り作業を致しました。

これから天日で二週間ほど干し上げます。天日でじっくり乾燥させることで、お日様のエネルギーが加わり、よりうまみが増すと、私としては思っています。お米の水分量が適度になりましたら、稲わらからお米を取り外す「脱穀」、もみを取り外す「もみすり」をして、いわゆる「玄米」となります。時間をかけまして、食べるお米に仕上げていきます。

稲刈り後、なかなか乾かず、脱穀作業ができませんでしたが、今日いよいよ脱穀作業を致します。〈10/26記〉

農夫こさいたろう便り 18/10/02-

北巨摩〈きたこま〉のあの時

週末は強烈な台風がやってきました。

私は、作っているお米と大豆が倒れてしまわないかが一番の心配でしたが、事なきを得ました。一方、築50年近い我が家は、深夜に猛烈な風を受け、「ミシッ、ミシッ」という音で目覚めてしまいました。あと20年くらいはもってほしいのですが(笑)

生産者の竹内さんは、トマトの雨よけビニールハウスに被害が出てしまいました。グニャリと曲がったパイプが尋常でない風の強さを物語っていました。自然の猛威にはなかなか太刀打ちできません。太刀打ちするのでなく、共に生き、やり過ごす、といった感じが理想ですが、そううまく事は運びません。難しいものです。

※ 南アルプス・八ヶ岳山麓のエリアは町村合併を経て今は北杜市〈ほくとし〉の地域になりますが、昔は北巨摩と呼ばれていました。

 

〈実験農場〉 Kosai Farm

〈 農夫の備忘録 〉

大豆につきまして。

今年も、枝豆としてお送りできるくらいに実が太りました。

農夫こさいたろう便り 18/09/18-

北巨摩〈きたこま〉のあの時

すっかり涼しくなってきました。朝晩は肌寒いくらいです。振り返ってみると、暑すぎる夏はあっという間に過ぎ去ってしまったように感じる今日この頃です。このまま足早に秋が深まるのかもしれません。

ただ、経験したことのないような猛烈な暑さだったため、稲の登熟が相当早く進み、周辺の田んぼでは収穫がどんどん進んでいます。5年こちらにいて、こんなに早いのは初めてです。

さて、各生産者の皆さんは、秋に収穫する野菜の準備をされています。小松菜や水菜などの葉もの野菜、カブやダイコン、晩秋の白菜の苗づくりなど、精を出されています。秋の野菜もぜひご期待ください。

それと、平飼いたまごの生産者の徳光さんのところには、なんとヤギがやってきました。敷地内の雑草をものすごい勢いで食べています(笑)。徳光さんは、子どもたちが自然や動物と触れ合う場所にしたいようです。私も、息子がもう少し手が離れるようになったら、徳光さんを手伝いたいと密かに思っています。

※ 南アルプス・八ヶ岳山麓のエリアは町村合併を経て今は北杜市〈ほくとし〉の地域になりますが、昔は北巨摩と呼ばれていました。

 

Kosai Farm 生産者インタビュー ④

 

いつもお世話になり、ありがとうございます。

この度は、Kosai Farmよりお送りしている「無農薬・新鮮野菜」や「平飼いたまご」の生産に日々勤しんでいる皆さんの近況などを伺いました。こんな質問に答えてもらいました。

 

① 凄まじい暑さで、極端に雨の少なかったこの夏。生産活動への影響はいかがでしたか?

② 秋作に向けた準備のようすを教えて下さい。

③ 改めて、作り方のこだわりを教えて下さい。

④ これから挑戦したいことや試してみたいことはありますか?

 

竹内崇さん(8/29インタビュー)

芽を出し始めたラディッシュと紫水菜の畑で

 

① 厳しい夏でした。雨が少なすぎました。特に、いんげんやきゅうりは思うように実が成らずに夏が終わってしまいました。秋作用に種を播いた人参も発芽せず、やり直しました。水の大切さを改めて感じました。暑かったですが、体の方は大丈夫です。今年の天気が続くようじゃ、来年以降いろいろ考えなおさなきゃなりません。

 

② ラディッシュ、紫水菜の種を播いています。その他に、カブ、サラダほうれん草、青梗菜、春菊、白菜、キャベツを作ります。また、空いた畑には緑肥用植物を育てて、土づくりを進めます。土が悪いとうまくできないので。

 

③ 全く農薬を使わないことです。JAS有機の基準では使用可能な農薬もありますが、一切使わないことにしています。また、いわゆる「地力」を上げたいとも考えています。カブなどは土がいいか悪いか、顕著に出ます。落ち葉たい肥やもみ殻燻炭の活用など、いろいろとチャレンジしています。

 

④ 多品種・多品目栽培を目指してやっています。旬にあわせたいろいろな野菜を育て、皆さんに届けられればと思っています。ただ、農業専業で生活していくことを考えると、ある程度絞っていかざるを得ないのが実情です。一年で20品目くらいを作付けできるよう考えているところです。

 

(あとがき)

今年は本当に物凄い暑さで、私は日中畑に出ると一時間が限界で、水をたっぷり飲み、日陰で30分休み、作業再開といった状態でした。本来はこんなに暑くなる地域ではないのですが、少しずつ気候変動してきているように感じます。そんな中、毎日毎日生産にあたる皆さんがいて、新鮮な野菜やたまごがもたらされていることに心より感謝し、皆さんに敬意を表します。これからも彼ら生産者の皆さんの丹精込めた野菜やたまごをお送りできるよう、頑張って取り組んでいこうと思っています。また、自らも収穫物をお送りできるように努力を続けます。この秋の野菜・たまごにもぜひご期待ください。今後ともよろしくお願い致します。

Kosai Farm 農夫こさいたろう(小斉太郎)

 

Kosai Farm 生産者インタビュー ③

 

いつもお世話になり、ありがとうございます。

この度は、Kosai Farmよりお送りしている「無農薬・新鮮野菜」や「平飼いたまご」の生産に日々勤しんでいる皆さんの近況などを伺いました。こんな質問に答えてもらいました。

 

① 凄まじい暑さで、極端に雨の少なかったこの夏。生産活動への影響はいかがでしたか?

② 秋作に向けた準備のようすを教えて下さい。

③ 改めて、作り方のこだわりを教えて下さい。

④ これから挑戦したいことや試してみたいことはありますか?

 

第3回:杉浦秀幸さん(8/28インタビュー)

少雨でも立派に育ったピーマン畑にて

 

① 就農一年目ですが、思っていた夏とは違い、大変な思いをしました。少雨と熱波でいんげんやきゅうりは枯れてしまいました。一方で、なすは自分も頑張り、なす自身も頑張ってくれました。体に堪える猛暑、早朝と夕刻に農作業を集中させ、昼休みはきちんととるように心がけました。

 

② 人参は、雨が少なすぎて思うように発芽せず、二回播きなおしました。このように暑さや天候が不安ですが、大根、レタス、キャベツ、白菜など、着々と準備を進めています。

 

③ 野菜の味の緻密さを追求する中で、動物性の肥料は極力入れない、または入れ過ぎないように栽培しています。チッソが多いと味に多少のえぐみが出てしまうように感じるからです。なので、基本的に緑肥や雑草で栄養補給するように試行錯誤を続けています。

 

④ お金がかかるのでまだできていませんが、土壌分析をしっかり行い、炭素循環農法〈無肥料栽培・自然栽培の流れ〉を追求していきたいと思っています。果菜類(ナスやトマトきゅうりなど実がなる野菜)はいけると見ています。また、自家用ににわとりを5-10羽くらい飼いたいな、と思っています。

 

(あとがき)

今年は本当に物凄い暑さで、私は日中畑に出ると一時間が限界で、水をたっぷり飲み、日陰で30分休み、作業再開といった状態でした。本来はこんなに暑くなる地域ではないのですが、少しずつ気候変動してきているように感じます。そんな中、毎日毎日生産にあたる皆さんがいて、新鮮な野菜やたまごがもたらされていることに心より感謝し、皆さんに敬意を表します。これからも彼ら生産者の皆さんの丹精込めた野菜やたまごをお送りできるよう、頑張って取り組んでいこうと思っています。また、自らも収穫物をお送りできるように努力を続けます。この秋の野菜・たまごにもぜひご期待ください。今後ともよろしくお願い致します。

Kosai Farm 農夫こさいたろう(小斉太郎)

 

Kosai Farm 生産者インタビュー ②

 

いつもお世話になり、ありがとうございます。

この度は、Kosai Farmよりお送りしている「無農薬・新鮮野菜」や「平飼いたまご」の生産に日々勤しんでいる皆さんの近況などを伺いました。こんな質問に答えてもらいました。

 

① 凄まじい暑さで、極端に雨の少なかったこの夏。生産活動への影響はいかがでしたか?

② 秋作に向けた準備のようすを教えて下さい。

③ 改めて、作り方のこだわりを教えて下さい。

④ これから挑戦したいことや試してみたいことはありますか?

 

第2回:徳光康平さん(8/20インタビュー)

すべて手作り、にわとりの放牧場をバックに

 

① この夏は小玉が増えてしまいました。詳しい理由はわかりませんが、猛暑でにわとりの食が細り、水ばかり飲んでいたことが原因だと考えています。また、暑さが酷すぎて日中に鶏舎に入ることが厳しく、この夏は朝4時から作業を始め、健康維持を最優先して、日中は外の作業をしないようにしていました。

 

② (養鶏のため省略)

 

③ 鶏舎内の不断の環境改善につきます。掃除をする、たまった鶏糞の搬出、床材の入れ替え、水漏れの修繕、等々。にわとりが生き物として快適に過ごせるように環境を整えることで、いいたまごを産んでくれます。いろいろ試しながら、地道に進めます。

 

④ 敷地内の草を食べてもらうことも念頭にヤギ2頭を迎えました。冬には種付けもして、増やそうと思っています。イノシシもいたのですが、逃げられてしまいましたので、再チャレンジを画策中。ロバにも関心があり、いろいろな動物のいる体験農園、ふれあい農園のような感じにできればと夢を膨らませています。

 

(あとがき)

今年は本当に物凄い暑さで、私は日中畑に出ると一時間が限界で、水をたっぷり飲み、日陰で30分休み、作業再開といった状態でした。本来はこんなに暑くなる地域ではないのですが、少しずつ気候変動してきているように感じます。そんな中、毎日毎日生産にあたる皆さんがいて、新鮮な野菜やたまごがもたらされていることに心より感謝し、皆さんに敬意を表します。これからも彼ら生産者の皆さんの丹精込めた野菜やたまごをお送りできるよう、頑張って取り組んでいこうと思っています。また、自らも収穫物をお送りできるように努力を続けます。この秋の野菜・たまごにもぜひご期待ください。今後ともよろしくお願い致します。

Kosai Farm 農夫こさいたろう(小斉太郎)

 

Kosai Farm 生産者インタビュー ①

 

この度は、Kosai Farmよりお送りしている「無農薬・新鮮野菜」や「平飼いたまご」の生産に日々勤しんでいる皆さんの近況などを伺いました。こんな質問に答えてもらいました。

 

① 凄まじい暑さで、極端に雨の少なかったこの夏。生産活動への影響はいかがでしたか?

② 秋作に向けた準備のようすを教えて下さい。

③ 改めて、作り方のこだわりを教えて下さい。

④ これから挑戦したいことや試してみたいことはありますか?

 

第1回:畑山貴宏さん(8/16インタビュー)

復活を果たしたきゅうり畑の前で

 

① 暑すぎて日中の作業に大きな支障がありました。トラクターを運転することすら厳しく、草取りが全くはかどりませんでした。少雨による乾燥で、種が播けない、苗が枯れてしまうなど影響が出ました。来年以降、この暑さが続くのであれば、雑草対策を根本的に改める必要があると感じています。

 

② 大根、かぶ、小松菜などは無事発芽して育っています。これから、いろいろな葉物野菜の種を播くなど、準備を進めます。

 

③ 植物性の肥料を活用した土づくりがこだわりです。ゆっくり育ち、味が濃くなると実感しています。また、30品目ほどの野菜は、種を自家採取しています。より思い入れ深い野菜が育ちます。

 

④ 家庭菜園向けの教室のようなことを始めています。今は年4回ほど座学の教室として開催しています。有機・無農薬の農業を始めて16年目、自然とつながる暮らしの実践者として、その経験や知識を伝える活動を広げていきたいと考えています。畑の先生のような立場を目指していければと思っています。

 

(あとがき)

今年は本当に物凄い暑さで、私は日中畑に出ると一時間が限界で、水をたっぷり飲み、日陰で30分休み、作業再開といった状態でした。本来はこんなに暑くなる地域ではないのですが、少しずつ気候変動してきているように感じます。そんな中、毎日毎日生産にあたる皆さんがいて、新鮮な野菜やたまごがもたらされていることに心より感謝し、皆さんに敬意を表します。これからも彼ら生産者の皆さんの丹精込めた野菜やたまごをお送りできるよう、頑張って取り組んでいこうと思っています。また、自らも収穫物をお送りできるように努力を続けます。この秋の野菜・たまごにもぜひご期待ください。今後ともよろしくお願い致します。

Kosai Farm 農夫こさいたろう(小斉太郎)

 

農夫こさいたろう便り 18/09/08

 

9月に入り、猛烈な台風により関西方面に大被害があり、6日には北海道で大地震が起きてしまいました。平成最後の年となる今年の夏は、自然災害が次々と重なる大変な季節となってしまっています。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。できるだけ早期に平穏な日常が戻るよう、祈るのみです。

作物を作ることは大変ですが、大きな災禍もなく実りを頂けることがはどんなに幸せなことなのか。改めて考えさせられています。

 

農夫こさいたろう便り 18/08/31

 

【 8月7日 】

北巨摩〈きたこま〉の今

山里は、朝晩すっかり涼しくなりました。日中はまだ暑いですが、一時の危険な暑さではありません。天気の解説を見ると、9月中旬前には秋の移動性高気圧が大陸方面からやってくるようです。季節は着実に移り変わることを実感しています。

周囲の田んぼの稲も穂が垂れ始めています。今年は6月末の梅雨明け以降、猛烈な暑さが続き、例年よりも生育が早くなっています。このあたりで多くつくられているコシヒカリは、早いところでは9月上旬から稲刈りが始まりそうです。私が作っているお米は「亀の尾」というササニシキのおじいさんにあたる品種なので、登熟期間を長めにとることが必要なため、稲刈りはもう少し先になりそうです。

各生産者の皆さんは、秋に収穫する野菜の準備をされています。小松菜や水菜などの葉もの野菜、カブやダイコン、晩秋の白菜の苗づくりなど、精を出されています。秋の野菜もぜひご期待ください。

〈 農夫の備忘録 〉

大豆畑の雑草とり。半月余り、少しずつ進めて、ようやくまずまずきれいになりました。種まき時期が遅れたことが大きな要因です。小麦と大豆を交互に育てるのは厳しいことがわかりました。この秋以降、自宅前の畑の作付け、思案中です。

田んぼのお米は、順調に穂を垂らし始めています。9月中旬過ぎまで田んぼの水を出し入れしながら、ゆっくり熟すのを待ちます。写真の奥には富士山が見えるのですが… この写真ではわかりにくいですね (;^_^A

農夫こさいたろう便り 18/08/21

 

【 8月21日 】

〈 農夫の備忘録 〉

大豆畑の雑草とり。時期を逸したことで大変な作業となってしまい、まだ終わりません。昨日は朝6時半から4時半まで、休み休みではありますが、終日作業をしました。不思議なもので、雑草を取り除き畝をきれいに整えると、グンと大きくなります。今年は播種が遅れたので、ちゃんと生育し実がなるか心配なのですが、できる限り丁寧に世話をしようと思っています。

田んぼの方は、今日の時点では問題なく生育中です。稲穂がそろそろこうべを垂れ始めました。写真は、8月17日撮影。夏空に八ヶ岳がくっきりと映える素晴らしい晴天でした。

農夫こさいたろう便り 18/08/07

 

【 8月7日 】

〈 農夫の備忘録 〉

田んぼの稲がだいぶ育ってきました。たくさん草取りに入ったので、雑草に負けることなく順調に生育中です。そして、8月2日、ついに出穂・開花を確認しました。今年は小さな田んぼなので人力除草作業でできましたが、田んぼを増やす時にはどうすべきか、いろいろ考えながら過ごしています。

それと、播種時期が大きく遅れてしまった大豆。こちらも結局、立ち鎌を持ち人力で中耕作業。種の播き方にも課題あり。収穫できるかも勿論ですが、来年以降の栽培についても思いを巡らせています。ただ、昨年大豆を育て、そのあとに小麦、そして二回目の大豆。少しずつ土の状態がよくなってきたように感じます。

 

農夫こさいたろう便り 18/07/31

 

【 7月31日 】

北巨摩〈きたこま〉の今

古くからこの地に住む方も記憶にないというほどの猛暑。中山間部である山梨・白州の鳥原、例年は暑くとも30度越えの日が数日、日陰に入れば爽やかな風が心地よいはずが、7月中下旬は連日35度を超えるような状態でした。そんな中、やむなく大豆畑の作業に入ったのですが、左腕が軽いやけど状態になってしまいました。雨もほとんど降らなかったため、協力生産者さんのいんげんの実成りにも影響が出ています。

そして、今度は台風。それも、観測史上初めてという東から西に向かうもの。地球の気象が大きく変化しつつあることを感じます。ただ、台風の被害はほとんどなく、台風通過後は少しだけ気温が下がり、いつもの爽やかな夏がようやくやってきたような気がします。

そんな中、平飼いたまごの生産者・徳光さんがコツコツと準備を続けてきた「放牧場」が先日完成しました。にわとりたちは暑さをもろともせず、自然の草や虫を食べながら元気いっぱいに過ごしています。ますますたまごがおいしくなると思います。

〈 農夫の備忘録 〉

田んぼの稲がだいぶ育ってきました。たくさん草取りに入ったので、雑草に負けることなく順調に生育中です。あとは出穂、開花を待ちます。今年は小さな田んぼなので人力除草作業でできましたが、田んぼを増やす時にはどうすべきか、いろいろ考えながら過ごしています。

それと、播種時期が大きく遅れてしまった大豆。こちらも結局、立ち鎌を持ち人力で中耕作業。種の播き方にも課題あり。収穫できるかも勿論ですが、来年以降の栽培についても思いを巡らせています。ただ、昨年大豆を育て、そのあとに小麦、そして二回目の大豆。少しずつ土の状態がよくなってきたように感じます。

農夫こさいたろう便り 18/07/17

 

【 7月17日 】

北巨摩〈きたこま〉の今

過日、日本全国で大雨による大災害が起きてしまいました。犠牲になられた方のご冥福をお祈り致します。また、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。

今回の大雨に関しては、関東地方や山梨県はほとんど被害が生じずホッとしているところではありますが、太平洋高気圧の張り出し方や、それに伴う台風の進路の変化など、地球の環境は常に変化をしていることを思い知らされます。これからどのようになっていくのでしょうか。人間がコントロールできない気象環境。農業も、栽培品目やスケジュールなどを変化させていく必要が出てくるような気がします。

※ 7月17日の田んぼです。だいぶ大きくなってきました。

〈 農夫の備忘録 〉

ようやく小麦を整理して、遅ればせながら大豆をまきました。小麦、生育が思わしくなく、スズメにもたくさん食べられ、倒されてしまい、ごくわずかの収穫となってしまいました。多くの勉強をさせてもらいました。奥深き、農の道。今からの大豆、成熟するまでに寒くなってしまいそうで、ちょっと厳しいかもしれません。でも、わずかな可能性に期待して種まき完了しました。

5月末、小さな畑にまいた大豆は、なかなか立派に成長しています。今回の大豆も同じように大きくなるように祈りながら育てます。

農夫こさいたろう便り 18/06/23

 

遅ればせながら、これから数回にわたり、この夏の様子をお伝え致します。

ご一読頂ければ幸いです。

 

【 6月23日 】

北巨摩〈きたこま〉の今

北巨摩の田んぼ、田植えが終わり、青々とした稲苗が並ぶ風景はとてもきれいです。6月の3週目から4週目は梅雨らしい空が続きましたが、下旬に入ると晴天が続きそうです。同じ山梨でも甲府盆地は30度超えの真夏日の季節に入ってきましたが、中山間地域の北巨摩は暑いと言えば暑いですが、日陰に入れば爽やかで、ぐったりするほどの酷暑にはなりません。短い夏の間だけは、過ごしやすい季節になります。

生産者の皆さんは、ナスやピーマントマトなど夏野菜の収穫に向けて種から育ててきた苗を畑に植える作業(定植と言います)も進んでいるようです。今から楽しみにする今日この頃です。

〈 農夫の備忘録:にんにくの収穫 〉

昨秋植えたにんにくを収穫しました。ちゃんと実ができているかわからなかったので、収穫直前に確認。まあまあ立派なにんにくができていました。採れたて生にんにくとして一部を販売し、残りは晩秋の種付け用に天日乾燥中。生にんにくの評判がよかったので、この秋は今年よりも少し多めに植え付けようと画策中です。

〈 農夫の備忘録:お米・小麦 〉

お米は今、10日に一度程度手押し除草機で田んぼ内に雑草が茂らないよう管理中。今のところは順調です。小麦は、スズメの食害、そして生育があまりよくなく、コンバインではうまく収穫できませんでした。これからどうするか。かなりへこんでおります。

 

 

180508-0612 農夫こさいたろう便り

〈実験農場〉 Kosai Farm

180508

〈 農夫の備忘録:小麦の生育 〉

昨秋に播種。寒い冬を超えて、いつの間にか、まあまあ大きくなってきました。子どもの成長とかぶります。毎日会っていると「あれ、いつの間にそんなに大きくなった?」という感じと一緒です。そして、ついに穂が顔を出し始めました!さて、無事収穫まで至るのか。収穫できたら、「うどん(乾麺)」にして皆さんに紹介することを画策中。「獲らぬ狸…」にならないよう、お天道様に祈っております。

 

〈 農夫の備忘録:にんにくの生育 〉

昨秋に植え付け。ホワイト六片という品種です。小麦と同様、いつの間にか、まあまあ大きくなってきました。春になり、暖かくなって、ぐんと成長している様子です。そして、小麦と同様の理由にて、丸々太った「にんにく」となるか、こちらも半信半疑です。途中で掘るわけにもいかず…。収穫できたら、収穫したてを泥付きそのまま箱詰めの「生にんにく」として、ご希望の方にお送りするつもりです。来年用の種も保管して、年々少しずつ植え付ける数を増やせればと思っています。

 

0522

北巨摩〈きたこま〉の今

春になり暖かくなると、多彩な野菜が一斉に出てきます。お隣の方から頂いた「たけのこ」を料理して季節を感じたり、生産者の皆さんの葉物野菜を楽しんだりしています。いろいろかけずに塩少々とかオリーブオイルなどでシンプルに。素材の味を楽しみます。若い頃、料理などほとんどしたことのない私でしたが、ネット検索しながら、たけのこのあく抜きをして煮つけたり、たけのこご飯をつくったり、楽しくやっています。

※ 南アルプス・八ヶ岳山麓のエリアは町村合併を経て今は北杜市〈ほくとし〉の地域になりますが、昔は北巨摩と呼ばれていました。この響き、僕は何となく好きなので、使わせて頂きます。

 

〈 農夫の備忘録:田植えの準備 〉

いよいよもうすぐ田植えをします。正直申し上げて、まだまだ師匠にかなり手伝ってもらっている状態ですが、ここまでたどり着きました。田んぼに薄く水を張り、代掻きを行い、再度水を張った様子です。二週間ほど置いて、雑草の芽が大きくならないうちに再度代掻きをして、田植えとなります。今年は初めて、田植えの機械を使います。一発勝負なので、緊張します。

 

〈 農夫の備忘録:にんにく畑の雑草 〉

スギナという雑草がひどくなってしまったので、きれいにしました。ただ調べると、これは地下茎でつながっているようで、どんどん出てきてしまうようです。何度も抜いているとだんだんいなくなると。でも、除草剤の宣伝のような検索結果が大多数。除草剤は絶対に使わないので、これからも様子を見て、繁茂するようなら草抜きを続けようと思います。

 

0601

北巨摩〈きたこま〉の今

八ヶ岳もくっきり。雨降るごとに、少しずつ夏の空に変わっていく気がします。厳しい冬を超えた小麦も、無肥料栽培のため少し小さいですが、何とか育っています。そこで難問発生。小麦畑が「スズメのレストラン」に… ((+_+)) 屋根や電線から急降下し、団体様で小麦をついばむのです。熟す前の実がお好きなようで。少しくらいのお裾分けはいいかなと思うのですが、つっつくときに小麦が倒れてしまうのが大問題。防鳥テープなるものの存在を知り、突貫工事。今のところ、効果てきめん。スズメは来なくなりました。「ごめんねスズメたち」の気持ちも少しだけ…

※ 南アルプス・八ヶ岳山麓のエリアは町村合併を経て今は北杜市〈ほくとし〉の地域になりますが、昔は北巨摩と呼ばれていました。

 

〈 農夫の備忘録:田植えを終える 〉

5月24日、田植えを終えました。今年は田植え機の運転を教えてもらい、行いました。まずは、田んぼに苗が植わりましたので、これから一か月ほどは、雑草が繁茂しないように作業です。最低、一週間に一回は田んぼに入り、泥をかき回します。雑草が目を出す前にやっつける作戦です。これがうまくいかないと、十分な収穫は見込めません。

 

〈 農夫の備忘録:大豆の種まき 少しだけ… 〉

5月29日、ごくごく小さな我が家の秘密の畑に大豆の種を播きました。本格的には、小麦収穫後の畑に播く予定ですが、畝立ての実験も兼ねて、少しだけ先行播種。無事に芽が出るよう祈っています。

 

0612

北巨摩〈きたこま〉の今

いつの間にか、山里でも昼間は半袖で過ごせるようになってきました。ところにある麦畑も緑色から黄金色に変わって来ています。そろそろ収穫の時期を迎えようとしています。うちの小麦畑は肥料を投入していないので若干ふさふさではありませんが、小さいながら実をつけています。その実を食べてしまうスズメたち。防鳥テープは数日で見破られて効き目なく、レストラン化は続き、畑の五分の一くらいは麦が倒れて無残な姿に。ただでさえ実が少ないのに (-_-;) 残りの小麦を守るべく、今度はネットを張ってみました。今のところは効果あり。果たして、収穫までたどり着けるのか。

※ 南アルプス・八ヶ岳山麓のエリアは町村合併を経て今は北杜市〈ほくとし〉の地域になりますが、昔は北巨摩と呼ばれていました。

 

〈実験農場〉 Kosai Farm

〈 農夫の備忘録:田んぼの雑草取り 〉

小さい田んぼなので、田植えの後、植え漏れのところに補植しながら、自分の手で泥をかき回して歩きました。一日数時間、5日間かけました。あと3回ほど入る予定ですが、ずっと手では厳しいので、手押し式除草機を入手。少しは省力化が図れるはずですが、効果は如何に。

 

〈 農夫の備忘録:大豆の芽が出てきました 〉

暖かさのおかげで、早いものは種まき後2-3日で芽を出し始めました。今のところは問題なく順調に生育中です。このあと、うまく発芽しないところに追加で種をまくつもりです。小麦の収穫の後は、今度は本格的に大豆を育てます。二年目になりますので、少しでも品質を高め、収穫量が増えるようにいろいろ試してみたいと思っています。

 

 

野菜たまご定期便のお申込フォーム

今年も「新鮮」「安心」で「旨い!」野菜やたまごを北巨摩の生産地より直接お届け致します。毎日の食卓を豊かに彩る食材です。ぜひお試し下さい。

下記いずれかの方法にてご注文頂けます。

1. ネット専用「定期便お申込フォーム」をご利用頂けます。必要事項をご記入の上、ご送信下さい。→ 2018野菜たまご定期便お申込フォーム

2. お申込用チラシをダウンロード頂き、印刷して必要事項ご記入の上、FAXにてご送信下さい。→  2018野菜たまご定期便チラシ

3. チラシをご覧頂き、お電話でも承ります。なお、作業中などにより電話に出られない時もあります。その際は留守番電話にご連絡先をお残し下さい。

4. 初回お試しなど一回のみのご注文の際は、公式ショッピングカートもご利用頂けます。→ http://www.kosaioffice.com/shopping/

ご注文を心よりお待ち申し上げます。よろしくお願い致します <m(__)m>

180403 お米・育苗の準備

〈実験農場〉 Kosai Farm

いずれは僕自身の野菜も皆さんに届けたい、そんな思いで畑づくりをしています。小さな畑には小麦とにんにくを植えており、順調に生育中です。

 

 

今年は小さな田んぼを自前で始めるので、その準備を先輩に教えてもらいながら進めています。赤いネットの写真は、塩水選後の種もみ。塩水に浮かべてもみの選別をします。その後、泥水で消毒し、催芽の準備に。消毒などにも薬剤は使わず取り組んでいます。もう一枚の写真は、育苗場所の準備。田んぼにプールを作って、ここで苗を育てます。昔ながらのやり方の改良版です。4月の中旬以降に種もみをまく予定で準備を進めています。

 

3月の Kosai Farm (^^)/

 

いずれは僕自身の野菜も皆さんに届けたい、そんな思いで畑づくりをしています。

 

 

 

 

 

※ お米づくり…育苗用の土づくりがほぼ終わり、4月から種籾を播く準備に。

※ 小麦…無事冬を越せそうです。うどんで皆さんにお届けできないか研究中。

※ にんにく…こちらも育っていると思いますが、無肥料なので大きな玉になるかまだ分かりません。収穫できれば「採れたて生にんにく」でお届けしたいです。

※ ほうれん草…実は、発芽の段階からあまりうまくいきませんでした。土に課題があるものと思っています。自分で食べる分にします。土改良のため今年は大豆を播く予定。

 

お米の育苗土を作っています

 

北巨摩〈きたこま〉の今

今年は特に寒い日が続きます。

皆様いかがお過ごしですか。インフルエンザも猛威を振るっているようです。1月30日から子どもの学校は週内、学校閉鎖になってしまいました。私と子供は今のところ罹っていませんが、父子二人生活の零細個人事業主につき、罹ると大変なことになるので、戦々恐々です。

大雪もこの冬二回目。車が出せなくなるので、朝から雪かきになります。雪かき前後の写真を載せておきます。ただ、雪化粧の風景はどことなく清々しい気分にさせてくれるのが不思議です。生活は大変になるのですが、そんなに嫌ではありません。

寒さは人の動きを鈍らせます。普段なら何でもない作業や家事も能率が上がりません。そんな時は焦らずに、慌てず騒がず、できることをできるスピードで淡々とこなすしかないと、諦めの境地で過ごします。暖かい春を夢見ながら。

※ 南アルプス・八ヶ岳山麓のエリアは町村合併を経て今は北杜市〈ほくとし〉の地域になりますが、昔は北巨摩と呼ばれていました。この響き、僕は何となく好きなので、使わせて頂きます。

 

〈実験農場〉 Kosai Farm

いずれは僕自身の野菜も皆さんに届けたい、そんな思いで畑づくりをしています。雪の下の小麦、にんにく、ほうれん草はしっかり生きてます。じっと春を待っている感じです。1月下旬は、八巻さんに指導頂き、お米の苗を育てるための土づくり、お米の種である籾の選別作業をしました。今年のお米づくりの準備を、少しずつ始めています。

 

 

こさいたろうよりご連絡やお願い

 

1-4 「平飼いたまご」をお送りします

冬の間は厳寒のため野菜がほとんどとれませんので、平飼いたまごをお送りします。ご注文頂いた皆様には、心より感謝申し上げます。「野菜たまご定期便」は、5月より再開致しますので、お楽しみにお待ち下さい。

 

自然栽培的「大豆」はいかがですか?

 

昨年初収穫致しました「大豆」は、引き続きお届けすることができます。『お送りいただいた大豆、とってもおいしかったです。煮汁が、呑んだ翌朝にぴったりで。。。大豆も固めに茹でて、歯ごたえと風味を楽しんでます。』という嬉しいお声も頂いております。たまごとご一緒にお送りできますので、ぜひ一度お試し下さい。

 

今年は「マイ田んぼ」でお米づくりに挑戦する予定です

ご一緒にいかがですか?お米づくり、ご関心のある方はお気軽にご連絡下さい。

 

※ 1月16日で満48歳になりました。元気に笑顔で過ごせるように頑張ります。