政治家は本音で議論せよ

 

こさいたろうの視点・論点 0097

2019/05/23

 

政治家は本音で議論せよ

 

丸山議員は、戦争を知らない世代。僕も同じだ。全く体験・経験がない。かたや、丸山議員に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と強い口調で問われた大塚団長は、御年89歳とのこと。戦争を体験し、戦争によって故郷を奪われた人である。このことに思いを致せない者が国会議員であっていいはずがないのは当然だが、彼の発言内容に違和感を感じない人々が、実はかなりいるのではないか、と思っている。

 

丸山議員が所属していた日本維新の会は、事の重大さを察知し、素早く除名処分とし、与野党に辞職勧告決議案の提出を呼び掛けた。でも、これは、統一地方選挙で息を吹き返した党勢を失速させないようにするため、にも見える。僕の過去の経験からみると、大阪維新系に集まる人々は、程度の差はあれど、丸山議員と同じように右傾の人々が多い。発言の内容を真に問題視しているのか、極めて疑問だ。安倍首相を支持する一部右寄りの人々とも重なる。

 

丸山議員は、酔っ払っていつも思っていることを言ったのだと思うが、思っているけど言わない、というのも相当罪深い。こういう問題を受けて僕がいつも思うのは、日本の政治家と言われる人たちは、選挙を恐れず、そろそろ本音でものをいうべきではないか、ということ。自らが思う日本の針路を明確に示すべきだ。国会議員に憲法擁護義務はあるものの、それをもって本音を隠されてはかなわない。本音を聞いて、判断は、主権者たる国民がする。変に隠したり、調子を合わせたりするから、訳が分からなくなる。丸山氏は、酒を飲まないで言えばよかったのだ。

 

僕はこう思う。議員であり続けるために、権力者の一角に居残るために、多くの政治家は本音を隠していると。この傾向、与党自民党の中にも横行しているような気がする。これは、小選挙区制度の弊害でもある。

 

日本が進むべき道、それぞれが本音を語り、大いに議論し、たたかわせる時が来ていると思う。

 

多数の方の意見とは異なるかもしれないが、丸山穂高氏に議員の立場を与え続けるかどうかは、主権者が判断すべきと考えている。誤解を恐れずに言えば、発言の内容をもって多数で辞職を促すことは、民主主義の観点から適切ではない。その上で、丸山議員が真に謝罪するのであれば、自ら身を処すべき、議員を辞めるべきとも思う。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

     

 

 

 

 

 

 

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