山里のウィズ・コロナ

 

こさいたろうの視点・論点 0141

2020/06/07

 

山里のウィズ・コロナ

 

緊急事態宣言は解除されましたが、罹患した際の特効薬もワクチンもないので、かかりたくはないよなー、というのが人情です。さらに田舎では、あの家から出たよ、って言われたくないという心理が働きます。私は移住者ですが、今の場所に移って4年目、同じような心境にあります。

 

集落の青年部的な組織の役員をやっているのですが(持ち回りで去年と今年)、屋外での草刈り作業は実施することにしましたが、草刈り後のお楽しみBBQで一杯飲む、は自粛することにしました。実働部隊として取り組む鳥原区の「お盆の夏祭り」も、中止になりそうな様子です。

 

今年は、白州町の地区対抗ソフトボール大会の役もやっていますが、こちらも開催するか現在協議中。上部団体から延期または中止が望ましいというような意見が寄せられ、各地区の意向を確認しようという段階です。長年続いている大会のようですが、初めての事態のようです。

 

さらに、今年は息子の所属する「テニススポーツ少年団」の保護者会長も引き受けています。これも、持ち回りです。予想だにしない大変な時期に、よくもここまで持ち回りの順番が重なったものです。完全に順番、正直言うと「ついてない」としか言いようがありません。

 

テニスのスポーツ少年団の方は、6月6日より練習を再開することにしました。この地域では小中学校も通常通りの再開となっており、それに準じてという判断です。ご家庭ごとにお考えに違いもあるため、出欠はご家庭にお任せし、今年だけは皆勤賞の設定をなくしました。

 

また、団で体温計を購入し、練習前の計測、体調の確認、手指の消毒を行うことなどを決めました。昨日が練習再開初日でしたが、用事のある一人を除き、練習参加となりました。約3か月ぶりでしたが、みんなとても楽しそうでした。その姿を見ると、できるだけ開催したいという気持ちになります。

 

なるべく距離を取るなど指導者の方々にはかなりの負担がかかりますが、快く引き受けてくれており、頭が下がります。自信をもって「大丈夫」と言えない自分に一抹の不安は残りますが、当面、感染拡大防止を徹底し、練習を続けようということになりました。

 

私が関わる地域活動の現状を、わかる範囲でまとめてみました。

 

田舎は高齢化率が高い、高齢者が多いことも人々の危機感を高めています。「年寄りがかかると命にかかわる可能性が高い」とよく耳にします。だから、他県からの往来を、都会以上に気にしているようにも感じます。排他的に見えるかもしれませんが、排除の意図というよりも自己防衛の気持ちが強いように感じます。

 

その一方で、都会からの観光客や来訪者によって地域経済が支えられている側面もあります。そこに生活を頼る人々は、「そうは言っても都会の人に来てもらわなきゃ」と思っているのだと思います。立場によって、考え方が大きく異なってしまいます。

 

どこまでが折り合いのつくラインなのか、丁寧に合意点を見出す努力をすること、自分の考えと違っても人それぞれの判断を尊重する度量をなるべく持つこと、そんなことが大事なように思いますが、実際は本当に難しいことです。

 

僕は、「うつらない」「うつさない」を自分のできる限りで取り組んでいくしかないなと思い、生活しています。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

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