小選挙区制度の限界

こさいたろうの視点・論点 0022

2017/10/22

 

小選挙区制度の限界

 

季節外れの台風が襲来、しかも超大型でかなりの勢力、直撃も想定されるうちのまわりもだんだん風雨が強まってきました。まさに嵐の選挙戦となってしまいました。選挙後の激動を予感させます。

 

今は午後7時過ぎ、あと数十分で、テレビ画面に選挙結果概要が大写しされます。国民の判断をじっくり見定め、後刻改めて、僕が思うことを書いてみたいと思います。

 

結果が判明する直前の今、感じることを書き留めておきます。それは、衆議院議員を選ぶしくみとして、小選挙区制度は国民の意志を反映させるにはふさわしくないということ。

 

僕もその昔、小選挙区制度の衆院選に立ちました。負けは負けなので言い訳はしたくありませんが、当時自民でも民主でもない勢力が分裂、票が分散しました。結局は、得票率3割に満たない候補者がたった一つの議席を得ることになりました。

 

全国でそんな結果が積み重なって、自民党は圧勝しました。43%の得票で79%の議席を得たのです。2005年の小泉郵政選挙以来、ほぼ同様の結果です。

 

今回の選挙でも、大きく分けて三つの勢力から一つを選ぶ。それで小選挙区の当選者が一人だけ決まる。落選者に投票した主権者の意志は、切り捨てられる。別枠で比例代表制もありますが、やはり小選挙区での結果が大きなウエイトを占めます。

 

民意の多様化ももちろんですが、重要な政策課題が多岐にわたる中、AかBか、AがダメならB、という選び方では課題の本質的解決にはつながらないと思うのです。

 

さらに言えば、AかBかという所属政党によって国会議員が選ばれてしまうことで、多様な人材、真に能力ある人材が国政に参画しにくくなっていると思います。

 

自民党の受け皿が必要、小選挙区制度下で政権交代を実現させる枠組みづくり、なんていう動きのなれの果てが、今回の選挙ではなかったでしょうか。

 

希望の党にみんなで合流できないことがわかり、その救済の意味合いでできたはずの立憲民主党でしたが、筋を通しているというような評価と期待が与えられたのも、受け皿論への批判とも受け取れると僕は感じます。

 

選挙の結果どのような議席構成になるとしても、選挙制度の変更、小選挙区制度をやめることを重要な政治課題としなければならない。新たに選出される国会議員各位に、強く求めたい気持ちでいっぱいです。

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

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