今年の政界の行方 過去を思い返して

大惨事が続いております。平穏な日々が戻るよう祈るばかりです。

2011年 東日本大震災の時も、菅直人首相などの外国人献金問題をきっかけに解散が取り沙汰されていたところでした。もちろん解散はできなくなり、菅政権、民主党政権は本性をさらし、自民党の政権復帰につながりました。

1995年 阪神淡路大震災の時は、自社さ政権にあぐらをかく社会党左派に失望した同党右派 山花氏などが集団脱党を準備していました。その日に震災が発生し、取りやめになりました。その後、村山首相は政権運営の自信を失い、自民党ほぼ単独政権に戻ることになりました。

今回の震災により、過去と同様、解散は少し遠のいたように思います。ただ、岸田政権の能力のなさはますます露呈し、政界はますます混とんとするはずです。

1993年、政権交代の歴史。リクルート事件に端を発した政治改革の機運、自民党一党支配崩壊劇の最も注目しなければならない事象は、それまでの政界にしがらみのない「日本新党の出現」、その動きに触発されて生じた「自民党の分裂」だと私は思っています。

これからどのように推移するのでしょうか。
主権者たる国民は、厳しく注視する必要があるはずです。

小齋 太郎(こさいたろう)

こさいたろうの子育て日記 「ピカピカの一年生(6)」 政治家として(教育や保育の環境を自由に選べるという事)

こさいたろうの子育て日記 「ピカピカの一年生(6)」

政治家として(教育や保育の環境を自由に選べるという事)

 

僕は政治家として、「選べる教育」「選べる保育」を常に提唱してきました。

 

憲法・教育基本法・学校教育法・児童福祉法など、今の教育や保育の環境を規定する様々な法令があり、もちろん一朝一夕に実現させることは出来ませんが、人々が「行かせたい」と思う学校や幼稚園・保育園を選べる社会に、ひいては、人々が「作りたい」と思う学校などを自由に作り提供できる社会に変えていきたいと思っています。学校などを「作る自由」と「選ぶ自由」が必要だと思っています。

 

今の公立学校中心の制度のまま(役所が箸の上げ下げまで指示する制度のまま)では、多様な教育は生まれず、多様な人材は育ちません。国が決めた教育方針に問題点があれば、すべてにその影響が及んでしまいます。「一斉・画一」と言われる日本教育の弊害です。多様な教育スタイルがあれば、その中で多くの方が普遍的価値を認める教育内容は、自然と広く採用されていくはずです。もはや、役所に任せるべきものではないと思います。

 

地域の特性に応じて教育が行われる学校があってもいいし、ある理念に従って教育が行われる学校があってもいい、と思うのです。選ぶのは親であり、子どもであるべきです。今のところ大きな課題として取り上げられませんが、僕は、取り除かれるべき社会的規制と思っています。各家庭の経済環境で選択が出来なくなることは避けねばなりませんから、僕は、具体的政策として「バウチャー制度」が望ましいと考えています。税金の使い道を、教育を受ける主体者に委ねるという事です。選んだ学校などに、お金の代わりにバウチャーを渡すという制度です。このことによって、学校などは選ばれることになります。どんなことがあっても存続するという事にはなりません。選ばれる教育をする必要に迫られるわけです。

 

成熟した日本社会の中で、お上(おかみ)から与えられた教育内容で、均質な成人を育てることはすでに妥当性を失っています。多様な教育で、多様な能力を有した人材が、それぞれ連携して社会の発展を目指すことこそ、これからの日本社会に求められているものと確信します。おそらく、多くの方がそれに気づいているからこそ、比較的経済的に余裕のある都市部で、私立中学校に進学させるご家庭が増えているのではないでしょうか。

長くなるので、改めて、この問題については論じたいと思います。とにもかくにも、今回、僕自身が子どもの教育を「選ぶ」ことと致しました。理事長・校長の堀さんが仰るように、「子どもの村小学校」は「変わった学校」です。でも、僕は「一斉・画一」教育に収まらない学校と捉えています。「いろんな学校」があっていいと思うんです。一つの価値観で人々を、特に子どもを覆ってしまう事は決して豊かな社会を創り出さないし、はみ出たものを排除する暗い社会に繋がってしまうと思います。何より、その価値観に万が一誤りがあった時、全く修正が効かない社会になってしまうと思うのです。みんなが「選べる」社会をつくるためにも、今回の決断を活かしたいと、政治家・こさいたろう(小斉太郎)として密かに決意しているところです。

 

 

さまざまなご感想、受け止め方があると存じますが、是非とも僕たち家族の決断をご理解頂ければと念願しています。「変わった学校」については、今後も折を見てお伝えしたいと思っています。「変わっている」ことが「まずいこと」か、皆さんとともに考えていければと思っています。

 

また、こさいの拙い文章を補足するものとして、作家の高橋源一郎さんの取材記事があります。併せてお読み頂ければ、かなりイメージをつかんでいただけるものと思います。

http://bit.ly/Yr5Pqu(高橋源一郎の「南アルプス子どもの村小学校」訪問記:GQ JAPAN 2013/04号)

 

何卒今後ともよろしくお願い致します。

最後までお読み下さり、誠にありがとうございました。

ご意見やご感想もお気軽にお寄せ下さい。

 

こさいたろう(小斉太郎)