令和 初の新年を迎えて思うこと〈自然への畏敬〉

 

こさいたろうの視点・論点 0123

2020/01/03

 

令和 初の新年を迎えて思うこと〈自然への畏敬〉

 

あけましておめでとうございます。

 

私は今年も、掃除も片付けも予定通りは終わらず、慌てて年越しの食事の準備をして、息子と二人で紅白を見て、ゆく年くる年を見て、そのあとは酔って何を見たか忘れましたが、お笑いのテレビを見て、布団に入り、新年を迎えました。元日に、掃除の残りを少しやり、準備した食材で人生初めての「おせちづくり」をしました。初詣は2日。石尊神社。今、私たちが住んでいる地域の社。急勾配の石段を上り、山の上にて拝殿し、本年の無病息災を祈念しました。いつどんな災害が襲ってくるか、いよいよわからない時代なので。

 

令和元年。お隣の長野県では、台風による甚大な水害が襲いました。お隣なのでより身近でしたが、昨年は東日本全体が複数の台風による大被災をしました。その前の年は、西日本の水害。それ以外にも地震も頻発。いつどこで、どんな災害に見舞われるか予断を許さない、令和の日本、偽らざる現状です。

 

人間は自然を制御できるのか。私は、完全にはできないと感じています。都会で生活していたころは、そんなことすら考えませんでしたが、山里に暮らして6年余り、そう思います。「完全にできない」というのは、「ある程度はできる」の意味です。ここが重要に思っています。人間が抑え込めると驕った瞬間、強烈なしっぺ返しを食うことになるように感じます。自然に近い場所で生きていると、「かなわない」というふうに感じることが時折あります。まだ、うまく説明できないんですが、そんなふうに思うことがあります。

 

人間は、自然の中で生かされている存在だということ。人間が、すべてを支配することはできないということ。人間は、自然と、あらゆる生き物と共存することでしか生き続けられないこと。科学技術は進歩を続けますが、それは絶対ではないということ。日本と日本人は新しい「令和」という時代を、私たち自身の生き様を見つめ直す、そんな時代にすべきではないかと、年頭に思いを巡らせています。

 

いつも拙文の配信にて恐縮ですが、本年もお目通し賜れば幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

     

 

 

 

 

 

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