日本人の活躍

 

こさいたろうの視点・論点 0081

2019/01/27

 

 

日本人の活躍

 

 

昨夜は息子と、テニスの試合をテレビ観戦しました。大坂なおみ選手の全豪オープン決勝戦。大激戦の末、見事に優勝。感動しました。これまで、テニスにはほとんど興味がなかったのですが、このところの大坂なおみ選手や錦織圭選手の活躍に触発されてしまい。まあ、ミーハーですね(笑)

 

それと、今年から息子がテニスのスポーツ少年団に通い始めたこともあります。同じ集落の仲間が監督・コーチをしており、野球を卒団した息子を誘ってくれて。昨日で三回目の練習参加、続けることを決め、正式に入団申込書を提出しました。全くの初心者ですが、一から教えて下さっています。

 

そんなことで、にわかにテニスが身近になり、がっつりテレビ観戦となりました。実は、男子4回戦、錦織圭の5時間5分の死闘も見たんですよ。こちらは偶然やっていたのを見たのですが、手に汗握る展開。もうだめかというところからの、神がかり的な錦織のプレー。興奮しました。テニスってこんなに面白かったのかと。

 

     

 

失礼しました。今日書きたいことから脱線してしまいました。とにかく、大坂なおみさんはこの一年で大きく成長し、昨日の勝利で世界ランキング1位となったそうです。日本人初の快挙。そうです。我々は同じ日本人である大坂なおみさんの活躍を喜び、声援を送っているのに間違いありません。

 

時同じくして日本では、大相撲初場所が行われています。今場所は横綱・稀勢の里の去就に注目が集まりましたが、残念ながら往年の力が戻らず引退となってしまいました。長期休場に対する強い批判を受けてもなお稀勢の里が横綱としての復活を目指したのは、三代目若乃花以来19年ぶりの日本人横綱※としての人々の期待を強く感じていたからだと思います。※ 厳密には「日本出身」横綱

 

そして、稀勢の里の次に日本人横綱を目指すのは、大関・高安。少し伸び悩んでいてなれるかわかりませんが最も近い地位にいることは確かです。また、その次に控えるのは、今場所、ケガで途中休場しながら再出場して三横綱を撃破した小結・御嶽海。彼も、日本人大関に最も近い男の一人として大いに期待されています。

 

さらに、プロ野球の世界。24年前、野茂英雄が海をわたって門戸を開いて以来、数多くの日本人選手がメジャーリーグで活躍するようになりました。そんな中、現役の日本人メジャーリーガーの一人として、ダルビッシュ有投手が活躍を続けています。日本球界では、高い身体能力を持つ東北楽天イーグルスのオコエ瑠偉選手も活躍が期待されています。

 

ここまで名前を挙げたスポーツ選手、実は共通点があります。片方の親御さんが外国人です。大坂は父がハイチ系米国人。高安と御嶽海はともに母がフィリピン人。ダルビッシュは父がイラン人、オコエの父はナイジェリア人です。両親のうち他方が日本人で、みんな日本で生まれ育っています。

 

もちろん、僕は彼らを日本人として応援しています。なぜ日本人だから日本人を応援するのか、よく考えてみると明快な答えが見当たらないのですが、やはり同じ日本人の血が流れている、ということなのでしょうか。よく考えると不思議な気もします。ただ、いずれにしても、熱く応援してしまうことは否定できない事実です。

 

でも、一昔前までの日本社会は、片親が外国人の人たちを今のように、自分と同じ「日本人」として受け入れていたでしょうか。正直に言って、僕が小学生の頃(40年くらい前)は、今とはかなり違っていたように記憶しています。肌の色が違ったり、苗字(姓)が少し変わっているだけで、今とは比べ物にならないほど気にしていたように思います。自分たちとは違う、ということで。誤解を恐れずに言えば、差別的な意識で。子どもの世界だけでなく、もちろん大人も。

 

それが、たった数十年で、世の中は大きく変化しました。僕は極めて肯定的に捉えています。垣根のない世界に、少しずつ進化していけばいいと思っています。

 

昨年末、外国人労働者の受け入れ拡大が決まりました。安倍政権の意図ややり方には相当な問題があったにせよ、日本人と外国人の垣根を取り払っていく流れは止められないのではないかと思います。日本とは。日本人とは。その歴史と未来への道筋を、僕たちは真剣に考えるべき転換点に立っているものと強く思います。

 

大坂選手の快挙に大拍手を送りながら、思ったことを書き留めました。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

 

 

 

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