山梨県知事選挙に思う

 

こさいたろうの視点・論点 0080

2019/01/24

 

 

山梨県知事選挙に思う

 

 

先日、期日前投票を済ませてきました。旧民主党系の政党などが推薦する現職、自民党公明党が推薦する新人、共産党が推薦する新人、政党からの支援を受けない新人の4名が立候補しています。積極的に投票したい候補者がおらず、自らの信条に従い消去法で投票先を選定して、投票しました。

 

期日前投票の会場。広い部屋に立会人の方三人が投票箱の前に座っていて、入り口付近には事務方の職員が三人。投票用紙を受け取り記載台で候補者氏名を記入。この時、鉛筆で一筆入れる度にその音が部屋に響く。画数で誰に入れたか想像できちゃうんですよね、たぶん。改善が必要と感じました。

 

ともあれ、各国政政党はこの山梨県知事選挙を、春の統一地方選挙や夏の参議院議員選挙の前哨戦と位置付けていて、比較的注目される選挙になっています。非自民系の現職知事に政権与党である自公推薦の新人が挑む構図は、国政と同じ対立構図。今後を占うにはわかりやすいからだと思われます。

 

報道によれば、現職の後藤氏と自公推薦の長崎氏が激しく争っているとのこと。僕はこちらでは、人との付き合いが少ないので全くの直感になりますが、自民党系の新人・長崎氏の方が勢いがあるような気がします。

 

建設や運送系の会社には必ずと言っていいほど長崎氏支援の旗があります。長崎氏の公約には、国政とのパイプを使って金を持ってくると臆面もなく書いてあり、首長交代で現世利益が得られるとなれば、応援の力も入るのではないでしょうか。

 

一方、現職の後藤氏、長崎氏をよく思っていない自民党県議や自民党系市長の一部から造反支援を受けているものの、肝心の反自民・反安倍という有権者の心はつかめていないように見えます。そういう人は、リニアも中部縦貫道も受け入れられないから、後藤氏をもろ手を挙げて応援できないんですね。少なからず共産党に流れるような気がします。

 

なので、自民党一本化で勢いのついた長崎氏が、反自民勢力を一本化できない後藤氏をわずかに上回るのではないか、というのが僕の予想です。果たして、結果やいかに。

 

     

 

でも、僕は、どちらが勝っても山梨県政が劇的に変わることは、残念ながらないと思います。「誰が知事なっても同じ」という多くの有権者の肌感覚、選挙が盛り上がらない根本原因はここにあるのだと思います。

 

今回、自民系候補が知事になれば、道路ができるスピードは多少早まるかもしれないし、公共事業のバラマキが多少拡大するかもしれません。でも、しょせんそのくらいの違いでしかないと思います。

 

集落の高齢化が進み、空き家が目に見えて増え続ける今の山梨。子どもたちに残ってもらいたいという思いもあるが、子どもたちのことを考えれば都会で生活してほしいとも思う親心。田舎がさびれ、さらにそんな思いが募る。そういう実態を本気で受け止め、将来像を示せている政治家がいるのか。

 

人口減少対策、という役人レベルの問題意識しか持てない政治に多くの有権者は失望感を持つのではないのか。「対策」で何とかなるレベルではないでしょう、ということは誰でもわかります。金(税金)を配って都会から人を呼ぶという政策が「良い政策」ともてはやされている時点で、おかしくはありませんか。

 

国政において、野党が有権者の支持を得られないのも同じ理由だと思うのです。どちらがやっても大差なしと。それなら経験豊富な方にやらせようと。でも、こんなことを続けていては、問題は先送りされるだけであり、深刻さは増すばかりです。

 

とはいえ、もちろん今の僕も、あるべき社会の将来像をお示しできるわけではありません。ただ、そういう問題意識を持たない人物が政治に携わっていることは、幸せなことではないと思うのです。

 

政治家の皆さん、今やるべきことは何ですか。今何をしなければならないと思っていますか。そのためにあなたは何をしていますか。自らに問うてほしいと思うのです。

 

とりとめのない文章にて失礼致します。雑感まで。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

 

 

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