内閣支持率の回復?

 

こさいたろうの視点・論点 0055

2018/06/28

 

 

内閣支持率の回復?

 

 

先日、本稿読者の方からメールをもらいました。

 

『つい最新の世論調査、安倍内閣支持率が下がる…と、思いきゃ5%上昇との報道です…?何故?なのか、サッパリわかりませんですねぇ… カケの理事長の記者会見の内容がかなり、矛盾しているのに…』

 

6/22-24日経52%(前月比10ポイント増)、6/23-24毎日36%(同5P増)、6/16-17共同44.9%(同6P増)、など。支持する理由、日経新聞の記事によると「国際感覚がある」「安定感がある」が上位。同時に、自由民主党への支持率は、各社ともに30%後半を依然維持したままです。

 

読者の方に、お返事を出しました。以下のように。思うがままに一気に書いたので、読み返すと説明が足りなかったり、表現が適切でないところもありますが、そのまま載せます(カッコ内は本稿執筆時加筆)。

 

内閣支持率の回復、わからないようで、わかる気もします。国民の多くに危機感がないんだと思いますね。だから、ちょっとした政治状況で動くんですよね。(米朝首脳会談を受けた拉致問題進展への期待感など)

 

(でも)公文書が勝手に改ざんされる社会になってしまったら、それが表にも出ない社会になってしまったら、政治家を忖度して役人が簡単に便宜を図る社会になってしまったら、自衛隊がいつでも海外に出られる日本になってしまったら、国の借金を日銀が引き受け続けたら、景気刺激の名目で借金重ねて公共事業を乱発し続けたら、収入より支出が大きく上回る財政状況が30年近く続いているのに見て見ぬふりを続けてしまったら…

 

国民の多くは、気付いていないか、気付いていても知らないふりを決め込むか、マジで考えるとやばいので考えないようにしているか、そんな感じなのだと思います。

 

今はそれほど緊迫・困窮している状況ではないんですね。何となく自由はあるし、本格的に飯が食えないとか娘を売るとか、そんな状況でもないし。ただ、そんな事態は知らぬ間に、あっという間にやってくることもあります。戦前の歴史がそれを証明していると思います。こんなはずじゃなかった、と。

 

僕は、安倍晋三という政治家には、もしかすると歴史の軌道を変えてしまう、そんなにおいを感じています。今のところ明確に説明できないので説得力はないのですが。

 

 

以上なのですが、このお返事を書いた数日後に国会で党首討論がありました。野党党首の質問の甘さや批判もあるようです。そういう部分もあるでしょう。でも、最高の権力者たる内閣総理大臣が野党党首の質問に丁寧にかつ簡潔に答え、自らの政見を明らかにすることがまず第一に求められるはずです。これは、国民に対してということでもあります。

 

でも、少なくとも私にはそのような姿勢を感じることはできませんでした。これは、他の論戦や質疑でもいつも同じです。都合が悪いと思しき件に関しては、真正面から答えない、はぐらかす、どうでもいいことを延々と話し続ける、いつもそんな感じです。質問者の懸念を理解し、説明を尽くしてわかってもらおうという姿は全くありません。

 

むしろ、国会論戦では、質問と答弁あわせて制限時間が決まっているので、時間さえやり過ごせば、という考えなのではないでしょうか。森友問題も加計問題も、憲法改正も財政健全化も、経済運営も、野党の疑問に、つまり国民の疑問や懸念を真正面から受け止め、自らの言葉で訴え、説明し、理解と共感を求めていく、そういう熱い思いのようなものが全く伝わってこないのです。

 

自民党の一部議員から、夜の時間にテレビも入れて党首討論をやったらどうか、という意見が出ているようです。いい案だと思います。立憲民主党の枝野代表は、時間制限は片道だけに適用すべきではないか、と言っているようです。これも妙案。一対一の党首討論なのだから、それぞれ持ち時間を与えればいいと思います。そして、私がもう一つ付け加えるとすれば、もっとじっくり討論できるように、持ち時間1時間一本勝負、毎週各野党党首とやればいいと思います。5分とか10分とかでまともな討論ができるわけがありません。

 

いずれにしても、今の政治・行政権力のありようから目を背けず、日本や世界の未来を見据えて、本当に安倍さんで、本当に自民党でいいのか、野党もダメだからという理由で続けさせていいのか、そろそろ本気で考えないとマズいことになってしまうのではないかと、一人山里で、勝手に頭を抱えている今日この頃です。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

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