「一寸先は闇:小池新党をどう捉えるか」

こさいたろうの視点・論点 0018

2017/09/30

 

「一寸先は闇:小池新党をどう捉えるか」

 

小池さんが新党を立ち上げた、と思ったら、あれよという間に野党第一党が脆くも崩れ去りました。しかも、自分たちで壊しました。かつて「自民党をぶっ壊す」と小泉さんが言っていましたが、前原さんはそれを自分の党でやりました。前原さん、「みんなで移って丸ごと乗っ取る」とようなことを話していましたが、できるはずないです。嘘ついているなら人として信用おけないし、本気で思っているなら政治家として無能です。いずれにしても、前原さんは表舞台から退場せざるを得ないということになると思います。

 

そして、注目は小池新党に移ります。小池さんが新党結成を決断したことで、さらに民進党が実質的に舞台を去ることで選挙の構図は激変しました。安倍対小池の一騎打ち、どちらを選ぶのか。ただ、問題は、小池新党の政策も、候補者の陣容も、民進党からの合流がどうなるかも、ほとんどわからないところ。それでも、今朝の世論調査(読売新聞社)によると、比例投票先、自民党34%に対して、希望の党19%。安倍自民党政権に対する厳しい評価が数字に表れています。なにせ、実態がほとんど見えないできたばかりの政党に投票するという人がこんなに多いわけですから。

 

そんなさなか、旧知の人から電話がありました。この人は政界周辺にいて、小池百合子さんにかなり近しい人です。でも、通話ボタンを押せずにスルーしてしまいました。二度も。翌朝(昨朝ですが)、お詫びとともに、こんなメールを送りました。

 

〈こさい発信メール〉

おはようございます。ご無沙汰しています。昨日はお電話いただきました。出られずに申し訳ございませんでした。おそらく小池新党のことかと思います。

 

山の中にいて、消化しきれずにいます。民進党、前原氏も、大決断をして、驚いています。前原さんは丸ごと合流を言い、小池さんは選別するという。おそらく、また前原さんが、甘い見通しで語っているのだと思います。選別の小池劇場が、公示まで続き、ワイドショーを独占するのではないかとみています。朝のニュースでは、まず細野氏を通じて、三権の長はご遠慮いただく、と第一弾を発している様子。メディアを使い、劇場を作り上げる戦術、その力量は、誰にもまねできませんね。

 

ただ、僕は中身のことを懸念しています。単に安倍自民党を倒し、受け皿を作るだけでは、何も変わらないし、変えられない。また、小池さんが引っ張り込んだ偏狭な右翼勢力の問題、北朝鮮問題がある中での安保政策の基本姿勢など、政策もはっきりしません。

 

もう少し見極めなければと思っています。

〈こさいメール終わり〉

 

僕が望むことは、前回の視点・論点に記したとおりです。

「明確な旗を掲げてほしい …#衆議院解散総選挙」(こさいたろうの視点・論点 0017)

http://wp.me/s8PEo8-ronten17

 

記した通りなのですが、小池新党がそれに対してどう答えてくれるのか、現時点では不明確と言わざるを得ません。しかも、民進党から大挙して人が加わるわけで、先が全く見通せません。だから、昨朝のメールの返信には「もう少し見極めなければと思っています」と書きました。

 

そして、一日考えてみました。

その結果、やはり今、安倍自公政権はご退場頂くことが必要だという結論に至っています。

 

権力の長期化は腐敗とおごりを招きます。森友問題も加計問題も、根っこにはそれがあると思います。北朝鮮への対応も、今は対話でなく圧力、という方向には賛同しますが、発信する姿勢を見るとおごりのようなものを感ぜずにはいられません。抑制的でないというか。さらに言えば、消費税増税分の使い道、財政再建に充てるのではなく教育の無償化に充てるという政策変更をするという点。解散の理由の第一に挙げていましたが、これは基本姿勢が全く変わるということ。同じ人が総理大臣のままでこれだけの変更ができると思ってしまっているのも、おごりではないでしょうか。

 

とはいえ、小池新党を手放しで応援するわけにはいきません。選挙直前に当選目当てで動き出す民進党の人たちもすごく嫌な感じで信用が置けません。それでもどちらかを選ばねばならない苦渋の選択です。これから選挙まで、小池新党が政権を預けられる勢力なのか、厳しく見極める必要があります。もしも、どうしても政権を預けるに値しないようならば、今回の場合、自公政権継続でもやむを得ないとも思います。僕は、掲げる政策とあわせ次のような点に特に注目して、自らの投票行動につなげようと考えています。

 

・ 安倍政権の批判のみに終始し、政権をとって具体的に何をするかを国民に伝えないようならNG。

・ 外交・安全保障政策で少なくとも安倍さんより右に触れるようならばNG。

・ 小池新党が排除するであろう左派勢力の役割をも一定評価する寛容さがないようならNG。

 

今回の選挙では国民の厳しい判断が、特に特に求められているのだと感じています。

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

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