「一度決めたら止められない」役所の体質を変えねば日本の政治は変わらない

「一度決めたら止められない」役所の体質を変えねば日本の政治は変わらない

 

小斉太郎は、港区議として最後の定例議会一般質問で「一度決めたら止められない役所の体質」について区長の政治姿勢を質しました。これが、政治改革の根幹だからです。しかし、区長は正面から答えませんでした。(こちらを参照下さい)

したがって、予算委員会の総括質問で全く同様の質問をせざるを得ませんでした。その要旨は以下の通りです。さすがに二度目は質問に触れる答弁でしたが、役所の体質を是認する内容でした。

我が国の、明治期以来続く官主導の体質。ここを根本的に正さなければ日本の未来はない。日本の政治風土を変革する。私は国政の改革を通して根こそぎ変える取り組みを、みんなの党の旗を掲げて始めます。

 

港区議会予算委員会・小斉太郎の総括質問から

 

(小斉太郎質問)

一般質問で、麻布十番公共駐車場問題の役所内部による検証報告書のまとめ部分を引用し質問した。再度質問する。

「行政として、いったん路上駐車問題の解決という公益目的を明確に定め、その達成のための諸条件を検討・確認し、区民の皆様や議会の了承を得られた事業を途中で見直したり、あるいは中止するためには、その理由を明らかにすることはもとより、過去の経緯や、これまで投入してきた資金や人などの資源等の意義を踏まえる必要があることから、迅速な意思決定は容易ではなく、事業の目的が公益性の高いものであれば、なおさら多少のマイナス要因で断念すべきでないという意向が働くのも、ある意味当然といえます」と。

聞いていても何を言いたいのかわからない、伝わらない文言。役所の言い訳を感じる。

要約すると、「いったん始めた役所の仕事は止められない」「公益という錦の御旗があればいくら税金が投入されようと途中で断念すべきでない」と受け取る。

区長は、このコメントを是とするのか。政治家として加えることはないか。自らの補助者である行政職員に加えて伝えたいことはないか。

この点を明確に通告していたにもかかわらず、全く触れずに一般質問の答弁がなされた。再度お答え願いたい。

 

(区長答弁)

抜本的に見直す困難さに言及したものと受け止めている。(これ以降、質問していない点を長く答弁しているので割愛)

 

(小斉太郎質問)

一般質問で全く同じ質問をしているのに、なぜ最初から答えなかったのか。真正面から答えなかった姿勢を厳しく指摘しておきたい。

一回決めた事業を変えるのは難しいということを表していると認識されているようだが、「マイナス要因で断念すべきでない、意思決定が容易でないと思うのは、ある意味当然」と報告書に記載されている。困難さのみならず、「今後このようなことがあっても当然なのだ」と行政が表明しているに等しい。「いったん始めた事業は止められない、これは当然だ」と言っていることについてはどうとらえるのか。困難さではないと思う。

 

(区長答弁)

しっかりと受け止めており、検証の過程を一つ一つなぞるものではない。

 

(小斉太郎発言)

区長も行政出身。今の答弁から、「いったん決めた事業は止められない」という同じ認識に立っていると受け止めざるを得ない。

小さなコメントだが、極めて重要な要素が含まれている。

いくら麻布十番駐車場問題の検証をしても、結局はいったん決めたものは変えられない、間違えても認めない、と。正確なところを伝えない結果が132億円の税金投入、水泡に帰してしまった。お金ならまだしも、人命だったら取り返しがつかない。

区長が病気療養の際区長職務代理者を置かなかった。変化を嫌った行政の決定だと思うが、あの時大地震がおきたらだれが指揮を執るのか。これも前述のような今の港区政の姿勢を表している。

また、港区政には直接関わらないが、原発事故の対応で、初動の遅れが今の事態につながったという指摘もある。決断が遅れることで厳しい事態を招く恐れもあるという事例。過去の経緯はどうあれ政治は、変えなければならない時には十分に情報を精査し、判断し、迅速に決断することが必要なのだ。

検証報告書の「過去の経緯があるから、迅速な意思決定や断念を決めるのは簡単でない。当然だ。」、こういう姿勢は、いざという時に人命すら脅かす可能性があると厳しく指摘したい。

政治決断の重要性を認識すべきである。

 

 


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