妻・小斉恭子のコラム【3本】
きょうこのコラム
こさい太郎と暮らしていると、おもしろいことがある。日々耳に入ってくるニュースや様々な出来事について、その背景やしくみ、人物像、歴史的経緯などを、「なんで、どーして?」と幼い子どものように質問すると、私のような者でも理解できるわかり易い言葉でちゃんと説明してくれるからだ。ふむふむ、なるほど、これは一つ勉強になった、ガッテン2とスッキリすることが案外多い。
けれど、時にはテレビを見ながら、ほんのちょっと軽くたずねたつもりなのに力説し始めてしまい、コメンテーター(解説者)の話を聞きたかった私は聖徳太子にはなれず、今は聞くんじゃなかった、と後悔する。「オレの話の方が重要!」と主張する彼と「あなたの話はいつでも聞ける。私はこの人の意見が聞きたいのー!」となり、後はご想像通り…。
数年前、彼が新党さきがけに所属していた頃、さきがけに残った地方議員だけで、都内の主要駅前を街頭演説して回ったことがある。あまりチラシは受け取ってくれないし、立ち止まって話を聞いて下さる方もほとんど見受けられなかった。反省会の席で感想を求められたので、「難しい言葉があって理解されにくいように思う。」と言ってみたところ、「幼稚園生に向かって話しているんじゃないのだから…」とこさいに一蹴された。でも、いまだに思う。その業界にいる人間にとっては耳なれた当たり前の言葉や単語、内容でも、ふだん熱心に関心をよせていない人にとってみれば、何の話なのか容易にはわからないことが世の中いっぱいあるということを…。もしかしたら、「行財政改革」が「餃子一斉改革」(^_^;) と聞こえる人だっているかもしれない。
この度、こさい太郎はついに決意を固めたようだ。「もっとやらなきゃいけないことがある。このままでは港区がダメになる!」と熱く語る理由の一つ一つを、私にでもわかるような易しい言葉や表現で、大いに吠えまくってほしいと思う。ひとりの港区民として、同じ時代を生きている人間として、心からエールを送りたい。
(きょうこ=小斉恭子=たろうの妻です)
きょうこのコラム(2)
前回のたろう通信より掲載しています。
こさい太郎と知り合って、今年でちょうど10年になる。
何を隠そう私は結婚して7年経った今でも料理が苦手で、本を見ないで作れるものなんて、そんなに多くはない。そう言えば結婚前も二人で動物園へ行った時、彼にお弁当を作ってもらったなあ(笑)。そんなエピソードもある位だから、初めからおいしい食事を作ることを期待されてはいなかったが、月日が経つにつれ、やっぱり食いしん坊の誰かさんはじわりじわりと攻撃してくるようになった。
「これもう2度と作らなくていいからね~」→「嫌々作った味がするよ」→「結婚して5年も経つのに旨い煮物の一つも作れないんだな!」と言われると、私はどんどんキッチンから遠ざかっていった。
「(カチーン)嫌なら食べなくていいよ。もう作らないから!」そんなケンカをこれまで何度繰り返しただろう。
先日、事務所で封入作業をしながら、もうすでに何千枚も刷り上がってしまっている印刷物だと知りつつ「何かこの文章パッとしないねぇ~」と思わず言ってしまった。その言葉に逆上した彼は「おまえはもう手伝わなくていい!やる気がしなくなるだろー!」と怒鳴り、大荒れ。本当の事を言う時は気をつけなければいけないと、この何年かで学習したはずなのに。相変わらず私はやる気の削ぎ魔で、足を引っ張ってばかりいる。
その翌週、久しぶりに料理の本を見ながらちゃんと作ったハヤシライスに「意外と料理上手なんじゃない?」と珍しくおほめの言葉を頂いた。ちょっと待って、そう言われたら次は何を作ろうかと考えちゃうぞ。その時、あっ、これなんだ!私たちに必要なのは…と遅れ馳せながら気がついた。“下手でも上手だとほめること”これで我らはますますやる気になって木に登り、文章も料理もほんの少しずつ上達していくかもしれない。けなされて伸びるタイプもいるのだろうが、家庭の平和のためには、お互いしばらくこの作戦で行こう!
(きょうこ=小斉恭子=たろうの妻です)
こさい恭子のコラム(1)
前回のたろう通信より掲載しています。
「こさい太郎」と一緒に「守銭奴」というお芝居を観に行った。たいへん興味深かった。彼も珍しく最後まで寝ないで観ていたようだった。
「守銭奴」とは、まさに私のことである。これまでの4年間、私はお金が出て行くのを防ぐこと、守ることばかりにとらわれて生活してきたように思う。「電気を消せ」「タクシーに乗るな」「定価でものを買うな」等々、挙げればきりがないほどの否定的な言葉を彼に浴びせ続けてきた。自分と同じものを相手にも求めていたのだ。主婦とは悲しい生き物である(私だけかな?)
昨年、フルタイムで働く機会に恵まれ、久しぶりに自分のお給料で暮らすことになった。もちろん、仕事をする上での多少のストレスはあったが、ただ何も生産できず守ることのみに心を奪われていた頃よりも、はるかに心が晴れやかだった。いろいろな可能性が広がって、楽しかった。
「やっぱり金がもらえなきゃ働けないんだな、おまえは・・・」一番そばにいる私にやきもきしながら「金が全ての世の中なんておかしい!」と叫んでいる誰かさん。
家で私は、カネカネ星人と呼ばれている。
こさい恭子は、こさい太郎の妻です。
今回からコラムを掲載させて頂きます。
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