タバコのポイ捨てへの対応

九月七日(火)朝「みなとたばこルール」のキャンペーンが六本木で行われ、近隣の町会・商店会・企業などから集まった約百十名が歩行喫煙・ポイ捨て禁止を通行人らに呼びかけた。あわせて、六本木交差点に二ヶ所設置される指定喫煙コーナーの除幕式も行われた。なお、喫煙コーナーの吸殻入れはJTからの寄贈によるもの。
港区では昨年度から「みなとたばこルール」を推進しており、モデル地区を指定し徹底した分煙を呼びかけている。六本木の地区指定は新橋、品川についで三箇所目で、港区役所では今後、田町地区等への拡大を目指している。
キャンペーン参加者の一人は、「モデル地区指定は歓迎だが、特に夜間についての効果は疑問」と話した。また、「タバコも重要だが、夜間の風紀の乱れへの対応が先決」との声もあり、今後の六本木の住民主体による環境改善活動が注目される。

解 説

昨今、千代田区での歩行喫煙等に罰金を科す政策導入を受け各地でさまざまな動きがあるが、港区では罰金を科すことなく地道なキャンペーンで分煙の徹底を図ろうとしている。本誌は、罰則によってマナー改善を促すのでなく、地域住民と連動しながら環境改善を目指す港区の方向性を支持している。しかし、六本木だけでも百八十六万円の予算をかけ製作されたグッズを配布するというキャンペーン手法には違和感がある。今回は、ティッシュ、消しゴム、クリアケースなどが配られた。モデル地区指定を契機に、地域住民としっかり話し合い、住民参加のもとに実効性あるキャンペーンと息の長い地道な活動を継続させることが必要ではないだろうか。
なお、モデル地区指定に伴って行われる清掃の委託費用は千三百万円を超えるとのことで、この点についても議論が望まれる。