白金台の国有地を33億円で購入

白金台5丁目公務員住宅跡地を購入へ
購入費用は約33億円を見込む

白金台5丁目、自然教育園に隣接する国家公務員住宅の跡地を、港区が国から購入することが決まった。区議会の議決を経た補正予Z額は33億円、全額基金から取り崩すこととしている。購入後は公園(剴カ遊園)として整備する方針。
当該地は当初、国の財政事情等により、民間に売却されることとなっていた。一方、近隣住民などからは、自然教育園との一体的生態系保護や民間売却後の大規模開発への懸念の声があがり、国や国さまざまな形での要請行動が行われていた。当初区役所は購入の意思はなかったが、区議会で購入を求める請願が採択されたことを機に、区役所の姿勢が変化し、国から示されたタイムリミットの10月、購入を決定した。

解説

今回の33億円は基金、つまり貯金を取り崩す。現在港区には貯金が800億円もあるので「その位いいだろう」という訳ではないだろうが、あまりに安易ではないか。基金は税金である。民間に売却され開発により周辺環境に影響を及ぼすことを懸念し、地域のさまざまな環境を保全するという選択は評価したいが、公園を作るなら、他の資金調達方法もあるはずだ。
例えば、特定公募債(債権)を発行し、広く区民の方々に支えてもらうのはどうだろう。すでに多くの自治体で行われているが、その後の公園の設計や管理にも参加してもらうしくみがつくれれば、新しい住民参画のモデルケースとなるはずだ。
いずれにしても、この購入が住民要望に基づくとめどない財政出動(八方美人的に要望があればどんどん税金を投入するの意)の第一歩にならないことを祈るばかりである。