こさい恭子のコラム(1)
前回のたろう通信より掲載しています。
「こさい太郎」と一緒に「守銭奴」というお芝居を観に行った。たいへん興味深かった。彼も珍しく最後まで寝ないで観ていたようだった。
「守銭奴」とは、まさに私のことである。これまでの4年間、私はお金が出て行くのを防ぐこと、守ることばかりにとらわれて生活してきたように思う。「電気を消せ」「タクシーに乗るな」「定価でものを買うな」等々、挙げればきりがないほどの否定的な言葉を彼に浴びせ続けてきた。自分と同じものを相手にも求めていたのだ。主婦とは悲しい生き物である(私だけかな?)
昨年、フルタイムで働く機会に恵まれ、久しぶりに自分のお給料で暮らすことになった。もちろん、仕事をする上での多少のストレスはあったが、ただ何も生産できず守ることのみに心を奪われていた頃よりも、はるかに心が晴れやかだった。いろいろな可能性が広がって、楽しかった。
「やっぱり金がもらえなきゃ働けないんだな、おまえは・・・」一番そばにいる私にやきもきしながら「金が全ての世の中なんておかしい!」と叫んでいる誰かさん。
家で私は、カネカネ星人と呼ばれている。
こさい恭子は、こさい太郎の妻です。今回からコラムを掲載させて頂きます。ご意見をお寄せください。