7月の議会活動報告

 

例年、6月議会終了後の7月は、会議の回数も少なく少し落ち着くのですが、今年は、6月議会で「港区基本構想」の議案が継続審議となり、所属する総務常任委員会において集中審議がなされました。また、私も含めて7名の議員で提案している「議員報酬の時限的削減」や「日額旅費の実費支給への見直し」の議案審議もあり、定例議会中並みの忙しさでした。ここでは、その二点について、ご報告させて頂きます。

 

区長提案の基本構想案は、本当にそのままでよいのでしょうか?

歳費削減等に関する条例3案の実質審議がようやく始まりました

 

@  区長提案の基本構想案は、本当にそのままでよいのでしょうか?

 

6月定例会の報告でも取り上げた通り、現在審議中の「基本構想案」には多くの問題点があると私は考えています。策定過程の不透明さや不十分さもさることながら、国で進めれられている「都市再生」の動きと連動して、経済優先の乱開発を港区に誘導するきっかけになり得べき内容だからです。

(6月議会で小斉太郎が取り上げたダイジェストはこちらから。基本構想案全文にもリンクしています)

 

6月議会で継続審査とした「基本構想案」は、付託を受けた総務常任委員会で実質的な審議が始まりました。まず、追加の資料要求から始まり、その資料に関する質疑。続いて、総論、各論と審議を進めていくことになりました。また、各会派の推薦する住民等による意見聴取の会も、一部反対意見もありましたが、私たちの強い主張もあり企画されました。さらに、港区の将来像を示す「基本構想」という案件の性格上、区長の常時出席を求めましたが、これは委員会の合意が得られずかないませんでした。本来は、区長自らが自らの意思で出席すべきだと思うのですが…

 

このような状況の中で、唐突な出来事が起こりました。まさに実質審議に入った7月16日、都政新報という業界紙に「都市再生と港区基本構想」という原田区長の寄稿した随想(→詳しくはこちら、画像のため多少時間がかかります−)が掲載されたのです。この内容はまさに、今回の基本構想が、国の都市再生の動きと連動すること、その中でまちの大改造を図ることを意図していることを示している、と思うのは私だけでしょうか。さらに、これまでの再三にわたる議会での質問に対して、「基本構想は、国が進める都市再生をめぐる動きに影響されたものではない」と公式に答えてきたことは何だったのでしょうか。

寄稿文の全文を掲載しますので、ぜひ、みなさまのご意見、ご感想を頂ければと思います。

 

この後、この記事を受けて、区長に対する集中質疑が行われましたが、要領を得た区長の答弁はありませんでした。また、その後に行なわれた区民のみなさんの意見を聞く会でも、推薦会派にかかわらず、あらゆる角度からの疑念や疑問の表明がなされる結果となっています。

 

本音と建前を露骨に使い分ける区長の姿勢を考えると、曖昧な中にも一定の意図の感じられる港区の将来構想が策定されることに、一抹の不安と懸念を拭うことはできません。そして、議会として、区民の方々の意見を伺う会を行なったことを通じて、区民の方々の中にも多くの懸念があることもよくわかりました。

 

9月から審議が再開されます。私は、多くの住民が議論の渦に入るかたちで、改めてあるべき基本構想を策定しなおす必要があると感じています。少なくとも港区政は、建築家出身の原田区長の建築家としての夢をかなえる場所でないことは明らかです。住民がかがやいて暮らせるまちを目指し、真剣に論議を尽くし、態度を明らかにするつもりです。

 

 

 

A  歳費削減等に関する条例3案の実質審議がようやく始まりました

 

3月議会で提案した歳費削減等に関する条例3案(→詳しくはこちら−)の実質的な審議が、去る7月、議会運営委員会においてようやく始められました。
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私たちは、議員も不況に苦しむ住民の方々の痛みを少しでも共有する、行政に痛みを伴なう改革を断行させるために率先して姿勢を示す、などの理由から、来年4月の任期までの議員報酬削減を提案しました。また、あわせて、これまで公式会議出席の際、日額定額6,000円支給されていた費用弁償(旅費)について、額の根拠と妥当性に乏しいため、実費弁償とするための改正案なども提案しました。

 

提案者としては、一日も早い審議入りと決定を望んでいたのですが、議会日程の都合ということなのでしょうか、実質的には、3ヶ月以上も経過した先月7月にようやく実質審議入りとなったわけです。

 

「議員報酬削減の提案を一部の議員だけで行なうことはパフォーマンスだ」という批判もありましたが、私たちは純粋な思いを現実的な形で示したものと考えています。特に、費用弁償の件などは、区民のみなさんに納得頂ける説明のできるものではなく、早急な改革が必要なことは論を待ちません。

 

したがって、一日も早い採決を求めるとともに、これをきっかけとして、議員の職務や職責を再点検し、区議会議員に見合う報酬や調査費の額についてゼロベースでの議論が始まることを期待しています。