おいしいねぎ料理 など…

20/04/12

おいしい野菜生産者😋 杉浦さんから、はねだし長ネギをたくさん頂きました。竹内さんからはレタス。畑山さんからはかぶと赤い大根を。こちらもなるべく早くおいしく頂かなきゃ。

ということで、料理苦手なお父さん、ネットレシピを探してクッキング 🍳 素材に助けられ、っていうかそれだけでおいしく完成。

有機、新鮮、ミネラルたっぷり土と水、最強です (^^♪

杉浦さん・ねぎです!

畑山さん・こかぶ!

スタンディングねぎ鍋 👇

参照サイト:https://poke-m.com/stories/684#toc-0-1

超簡単30秒!! ねぎだけのつまみ 👇

参照サイト:https://gonyoken.com/cooking/ultra-simple-cuisine/relish-of-green-onion

あと、ねぎをたっぷり炒めて豚汁にしたり、ねぎの青いところ・かぶ・大根を肉と圧力鍋にかけてスープにしてうどんにしたり、根っこの部分を軽く上げてみたり、いろいろやってみました 🤭 写真は全部撮れませんでしたが 💦

竹内さんのレタスは、こんなふうに 👇
レタス丸ごと使い切りサラダ
息子には、これが一押しでした 🤭

参照サイト:https://delishkitchen.tv/recipes/202274462173757862

 

おいしい人参料理

20/04/12

おいしい野菜生産者😋 竹内さんと阿久津さんから、はねだし人参 🥕 をたくさん頂きました。なるべく早くおいしく頂かなきゃ。

ということで、料理苦手なお父さん、ネットレシピを探してクッキング 🍳 素材に助けられ、っていうかそれだけでおいしく完成。

有機、新鮮、ミネラルたっぷり土と水、最強です (^^♪

人参のきんぴら

参照サイト:https://cookpad.com/recipe/2769758

まるごと一本・にんじんサラダ

参照サイト:https://kumiko-jp.com/archives/105837.html

にんじんの甘辛煮

参照サイト:https://botanica-media.jp/2851?p=2#head-3c8b77eabbd123338e596a5ef10220d2

 

手間暇かける現金給付(コロナウイルス対策)

 

こさいたろうの視点・論点 0138

2020/04/04

 

手間暇かける現金給付(コロナウイルス対策)

 

4月3日、安倍首相と岸田・自民党政調会長との会談で、現金給付・一世帯あたり30万円の方針が固まったようです。岸田氏によると金額の根拠は、「さまざまな議論の結果で、日本の世帯の人数など、さまざまな観点から出てきた数字だ」と。まず、こんないい加減な理由付けでよいのでしょうか。

 

さらに、岸田氏は、「スピード感が大事だと強く申し上げ、迅速に支給することが大事だと強調した。詳細は政府でしっかり詰めてもらいたい。経済対策の全体の規模と、ほかの課題は、週末にかけて政府としっかりと調整していきたい」と述べたと言います。

 

以下、NHKの報道より。「政府は今後、現金給付の対象範囲など具体的な制度設計を詰めたうえで、来週前半にも取りまとめる緊急経済対策に盛り込むことにしています。そして、今年度の補正予算案を編成して速やかに国会に提出し、大型連休前の成立を目指す方針です。」

 

これ、スピード感あるでしょうか。迅速に支給することになるでしょうか。平時の対応の域を出ません。平時、少し頑張って早くしたという程度。実情が見えているとは思えません。永田町の箱庭からしか世の中が見えていない証左ともいえます。

 

仮に、GW前に補正予算が成立しても、安倍・岸田会談で示された方針でいけば、給付の可否の審査・判定作業がそのあとに入ります。こんな状況でどうやって「一定水準まで所得が減少した」と証明することができるのでしょうか。平時と同じように、役所の窓口に出向けということでしょうか。窓口で濃厚接触でしょうか。

 

そして、給付は世帯単位。一人暮らし世帯でも大家族でも、一律世帯単位。不公平極まりない制度になるのは目に見えています。戦前までの「家制度」を中途半端に引きずってきた日本社会の弊害。個人を最小単位とした政策が打てない、危機の中、致命的だと思います。

 

全国民に一律10万円を給付、さまざまな識見者が提言しています。私も同感です。煩雑な審査や判定の作業も不要です。お金持ちにも配るのは如何か、という声もありますが、そんなことを言っている場合でしょうか。多くの国民に、外出制限がかかる中でも何とか持ちこたえてもらうことが最優先なはずです。

 

とにかく、日本の行政は、役所の「しごと」が確保されるように制度設計される傾向があります。今回の給付施策で言えば、「収入の減少の確認作業」という膨大な行政コストが発生します。先に実行されてしまった消費税増税でも、軽減税率という二重課税制度で役人の裁量権を確保しています。また、世帯への現金給付とは別ルートで、個人事業主に100万円、中小企業に200万円の現金給付も検討中とのこと。これは私が思うに、平時の縦割りそのもの。経産省の仕事確保、権限・権益確保にしか見えません。なぜ統合パッケージ化できないのか。

 

だから、このような緊急事態の際も、同じような対応しかできないのだと思います。私は、安倍政権の緊急事態対応、役人が振り付けているように見えてなりません。小さな布マスクをつけて「2枚配ります!」と自信満々で話す安倍首相の映像を見ると、マリオネットのように見えて悲しくなります。

 

布マスク2枚配る、なんていう発想、霞が関の高級官僚から出てきたにしても、まともな政治家なら「今じゃない」ってわかるはず。裏を返せば役人の言いなり。役人がアイデアを出すのはいいんだけど、取り入れるかどうか判断するのが政治家の役目でしょ、と思うのです。

 

つまり、人事権を掌握し政治主導をしているように見せかけて、実は、役所が官邸をコントロールしていることが、この危機的状況の中、浮き彫りになってしまったように感じます。首相だけでなく、たくさんいる閣僚も雁首揃えて、布マスク2枚配布を異議なく了承したわけで。かなり末期的症状です。

 

B29に対抗して竹やり訓練した、という太平洋戦争時の出来事に重ね合わせて語る論調もありました。竹やり訓練の時代、それへの反対意見は封じられていました。今はまだ反対意見を自由に表明できます。それだけでもまだ未来への可能性を感じます。ただ、先の戦争前夜も、あるころまでは国民が自由に発言していたものの、一つの敵に立ち向かう方向に社会が収束する中で、社会全体が不自由な方向に収斂していってしまったという歴史があります。しかもそれは、軍部の暴走が理由とされることも多いですが、それだけでなく、国民自らがそのような世論を作り上げていったことも分かっています。

 

なので、自らと異なる意見であったとしても、このような緊急事態にあっても、さまざまな声が自由に表明される社会、それだけは絶対に守っていかねばならないと、強く感じます。

 

今は、役人の平時感覚を追認している政府を我々が持っている以上、それを批判し方向転換させる議論が極めて重要だと感じています。社会に及ぼす力はほとんどありませんが、意見表明致します。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

     

 

 

赤木俊夫さんの遺書(森友問題は終わっていない)

 

こさいたろうの視点・論点 0137

2020/04/04

 

 

赤木俊夫さんの遺書(森友問題は終わっていない)

 

週刊文春の3月26日号に、「森友自殺〈財務省〉職員遺書全文公開 『すべて佐川局長の指示です』」が掲載されました。執筆は大阪日日新聞の相澤冬樹氏。森友事件取材時に記者を外されNHKを退職したジャーナリスト。週刊文春は完売を受け、異例の全文公開をしました。https://bunshun.jp/articles/-/36818

 

遺書は、衝撃的です。なぜ公文書を改ざんしなければならなかったのか、そして自死に至らざるを得なかったのか、その経緯が極めて克明に記されています。安倍首相の「国会議員も辞めます」発言をきっかけに、佐川理財局長(当時)の指示で、公文書改ざんが始まった、と。

 

私としてはこの遺書に触れ、森友事件のモヤモヤとした霧のようなものが晴れていく気がしました。公文書改ざんは認めたものの、おざなりの内部調査で軽微な処分にとどまり、なぜか検察も不起訴に。佐川氏はその後国税庁長官に出世し、退官。誰も本当のことを語らない、誰も責任を取らない、そんなふうに見えていました。

 

でも、改ざんに手を染めてしまった自らを責め、自ら命を絶ってしまうこととなった赤木さんが遺書という形で、事件の経緯を残してくれていたわけです。自分の命と引き換えに薄汚れた政治・行政の実態を告発したと言えます。なかったことにしてはなりませんし、極めて重く受け止める必要があるはずです。

 

政治家の関与により不当に国有地が売却され、政治家の発言をきっかけにその経緯を記した公文書がいとも簡単に改ざんされる、その後も関係書類が破棄され改ざんの隠ぺいが重ねられていく。こんなことを許していいはずがありません。

 

今は新型コロナウイルスの終息に向け全力を挙げる時ではありますが、絶対に忘れたりうやむやにしたりしてはなりません。百歩譲って、遺書の内容は一方の側からの告発なので、当事者の反論があれば受けねばなりません。だから、コロナ終息後には速やかに再調査すべきなのです。それだけ重大な新証言なのです。

 

しかし、麻生財務大臣は、「新たな事実が判明したことはない」「(18年6月公表の)財務省の報告書に尽きる」「再調査を行う考えはない」と再調査を拒否。安倍首相も麻生氏と同じ内容を繰り返すばかり。これが最も大きな問題の一つだと私は捉えています。

 

そもそも、公文書改ざんを実行した組織の長である麻生大臣、責任らしい責任も取らずにその席に居座っていること自体、異常です。しかも、赤木さんの遺書にも「新事実なし」と居直る神経が、私にはどうしても理解できません。堂々と再調査に踏み切れないところに、真実の一端が見えるものと思います。

 

忖度。政治と行政の間には、少なからずそんなこともあるでしょう。議会での発言や議論を受けて、行政が政策立案したり業務を見直したりすることはあります。むしろそれは当然かもしれません。でも、説明できないこと、ましてや法令に反するようなことはご法度です。

 

一線は越えない。これは、多くの場合、政治家も官僚・役人も自らを律し、自制していること、私は経験からわかっているつもりです。ただ、まれに一線を越えてしまうようなことも見聞きしてきました。表に出ないことが多いですが、表に出たら潔く腹を切るしかないはずです。あるいは、責任を取りつつ戦うか。

 

安倍政権。この種の疑惑が多すぎます。そして、責任を取らない政治家が多すぎます。森友事件、加計疑惑をはじめ、毎月勤労統計の数値操作、桜を見る会問題も見過ごされていいわけがありません。詳しくは記しませんが、すべて広く忖度案件と言えます。

 

また、もうだいぶ忘れるくらい積み重なっている政治家の不祥事。選挙区で金品を配る、公選法を無視して選挙をする、カジノ関連の外国企業からの献金・接待を受ける、口利きを重ねる、などなど。これらの政治家は、十分な説明責任は全く果たしていると言えないし、相応の責任を取ったとも言えません。

 

私は、日本国の指導者層が責任を取らない体質であるから、だれも責任を取らないことになってしまうのだと思います。河井夫妻も国会におりますし、秋元さんも、菅原さんも、甘利さんも、みんな、国民に納得いく説明はせずに、国政の自席に座っておられます。やっぱり、どう考えてもおかしいです。

 

話を元に戻し、赤木さんの遺書公開を受けての森友事件の真相究明、あくまでもやらないというのであれば、それをやる勢力に交代をしてもらうしかない。その勢力は、国民が作るしかない。今はできないけれど、決して忘れてはならないと思います。

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

     

 

休校つづく・いっそ夏休みまで休校もあり?

 

こさいたろうの視点・論点 0136

2020/04/04

 

 

休校つづく・いっそ夏休みまで休校もあり?

 

【 息子の学校の動き 】

 

2/27(木)政府が学校の休校を要請

2/28(金)3/2~3/15の休校を決定

3/6(金)3/16からの再開を検討中、卒業を祝う会は3/21に変更を予定、3/13最終判断の予定

3/13(金)休校を春休みまで延長、卒業を祝う会は中学生のみ3/19に

3/19(木)卒業を祝う会(中学生)

4/1(水)休校延長決定、4/19(日)14:00~再開予定、4/10頃再連絡予定

 

これが、うちの息子の学校の、休校に関するこの間の経緯です。小中学校一体、半分が寮生で、残り半分も電車等の通学生である学校のため、公立学校とは対応が違いますが、一貫して休校であることは同じです。

 

子どもは一か月以上、ずっと在宅です。たまに近所のテニスコートで少人数の友達と練習、ごくたまに買い物に連れ出す、以外は家にいます。三食食べます。この半年くらい食べる量が増えています。宿題のない学校なので、話に聞くような山ほどの課題やオンラインの授業などは全くありません。学校から「過ごし方」の助言や指導もありません。でも、まだ中二なので朝早起きはできません。学校に行かなくていいのでますますです。運動もあまりしないし、友達にも会えないし、CPやテレビ、スマホからどうしても離れられないし、かといって家の手伝いはすすんでしない。父は家が仕事場なので、年がら年中、いやでも目に入ります。なので、どうしても小言が出てしまうし、どなってしまうこともしばしば。そのあとで、自己嫌悪。そんな一か月を過ごしています。息子を始め子どもたちが最もかわいそうなことに違いありませんが、親の心にも徐々に影響が及んでいることを実感します。仕事のスピードは落ちていますし、酒量は若干増え、過食気味でもあり、夜の寝つきが悪くなってきています(眠れてはいますが)。ほかの家は、ほかの親は、皆さんどうなのかなぁと思いつつ、なんだか聞きにくいし。やり場のない辛さが続く毎日です。どうやって気持ちを切り替えられるか、考え中です。

 

息子は、このボロ家が好きなようで、実はなんだかひょうひょうと暮らしています。学校が休みの間、寝たいときに寝て、起きたい時に起きる、勉強はしない、やりたいことだけやる、っていうので本当にいいのか、いろいろ話し合って、学校の一時限に合わせた簡易時間表を作って過ごすことを彼は決めました。なかなか決めた通りには行きませんが、それでも、それを気にかけながら、数学とか社会とか国語とか体育とか言いながら何かしらやって生活しているのは、新中二としてはまあまあ偉いのかもしれない、と最近思って接しています。こんなに自然に囲まれた環境なのに、テニス以外は外に出ないタイプですが(苦笑)

 

学校以外の活動として、硬式テニスのスポーツ少年団に所属しているのですが、そちらも活動自粛が続いています。順番で、今年度の保護者会長をやる予定なのですが、総会も開けず宙ぶらりん。春の親子レクリエーションの準備だけは進めていたものの、北杜市から感染者が出て、万事休す。普段の生活を当分あきらめ、自分たちの健康を、とりわけ命を守るために最大限の努力を払わねばならないと、他の親の方々と確認しあいました。

 

こんなふうに過ごしながら、考えました。

 

息子の学校、今のところの再開予定は4/19。でも、ニュースで見る日本全国の現状、世界の現状はそんなに甘いものではないというのが肌感覚です。特に日本は、医療崩壊を防止するという観点から(?)、検査の数がとても少ないわけです。発症していない感染者がどれだけいるか、全くわからないわけです。とすると、感染が終息するにはかなりの長期になる可能性が高いと思うのです。それならば、数週間先を開校予定に設定し期待を持たせながら、また延長また延長となってがっかりが続くよりも、もうここは腰を据えて「夏休みまで登校停止」くらいの大胆な決定が必要ではないでしょうか。中途半端に平常の再開を目指し続けるより、新しい環境を作る方がよいのではないでしょうか。そうなれば、家での学習をどうするか、運動不足にどう対応するか、濃厚接触にならないような登校日の設定を考えるとか、数か月学校に行けない前提でいろいろなアイデアを出し合い、実行しやすくなるのではないでしょうか。これを機に、オンラインを活用した授業をスタンダードにするくらいの意気込みでやればいいと思います。息子の学校の「卒業を祝う会」がZoomというシステムでオンライン中継されたことも、こんなことを考える大きなきっかけでした。

 

逆転の発想で活路を見出すことを考えるべき、そんなことを思う毎日です。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

     

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五里霧中な日々3  スポーツのこと

 

こさいたろうの視点・論点 0135

2020/03/16

 

 

五里霧中な日々3  スポーツのこと

 

 

大相撲。無観客興行が決まり、中日(なかび)まで来ました。主にラジオ中継を聞いていましたが、多くの方の指摘の通り、「音」が際立っています。いつもはほとんど聞こえない音です。手を打つ音、四股を踏む音、力士同士があたる音、土俵下に落ちる音、時には怪我につながっているような鈍い音も(これは聞きたくありませんが)。呼び出しや行事の声、節回しも、はっきりと耳に届きます。相撲はスポーツという範疇にはなく、神事に端を発しているというふうに思っている私は、それらの「音」を通じて、その思いを強くしています。

 

春場所初日、八角理事長は恒例の挨拶をしましたが、その内容は異例なものでした。

 

『古来から力士の四股は、邪悪なものを土の下に押し込む力があると言われてきました。また、横綱の土俵入りは五穀豊穣と世の中の平安を祈願するために行われてきました。力士の体は、健康な体の象徴だともいわれます。床山が髪を結い、呼出が拍子木を打ち、行司が土俵をさばき、そして、力士が四股を踏む。この一連の所作が、人々に感動を与えると同時に、大地を鎮め、邪悪なものを押さえこむのだと信じられてきました。こういった大相撲のもつ力が、日本はもちろん世界中の方々に勇気や感動を与え、世の中に平安を呼び戻すことができるよう、協会員一同、一丸となり、15日間、全力で努力する所存でございます。』

 

こんな時こそ、無観客であれ、仮に中継ができなくても、大相撲を挙行し、大地を鎮めんとすべきだったのだなぁ、としみじみと思います。これは、大相撲とスポーツと捉えると理解できないかもしれませんが、そうではないということを改めて認識する機会になったものと思っています。力士が健やかに取り組みを進めてくれることを祈っています。

 

一方で、野球についても大きな話題になっています。プロ野球は、コロナウイルスの感染が終息に向かうまで開幕を延期するということになりました。学校でさえ一斉休校されている中、やむを得ないと思う反面、職業野球でもあり、終息の方向が見えるなら、まずは無観客での開幕が検討されてもいいような気もします。テレビやネットでの中継が可能であり、閉塞する社会を元気づけることになると思うのです。これは他のプロスポーツにもあてはまると思います。

 

実は、うちでは、父子の数少ない楽しみヤクルトスワローズの応援で、開幕シリーズ、神宮球場に行く予定でチケットを準備していました。息子がおじさん応援仲間を募り、自分で初めてチケットを買った記念すべき観戦だったので、中止となり二人で悔しがっています。早く終息して、再度観戦に行ける日を楽しみに過ごしています。

 

もう一つの野球、高校野球、春のセンバツです。高野連は中止を決定しました。ネットでの発信を見ても、賛否両論渦巻いています。これは、有無も言わさず高野連の決定以外にないと私は思います。NHKで全試合生中継されていることをはじめ、日本では特別な扱いにはなっていますが、高校生の野球大会なんです。そして、いま日本では、小中高校は全校休校状態なんです。開催の選択肢はないはずです。プロのオープン戦に準じて無観客で、などという意見もあるようですが、甲子園までの移動、宿泊なども生じるわけです。私はこれを機に、特別扱いの日本の高校野球のあり方を改めて見直してみることが必要だと思います。特別扱いの恩恵を受けている多くは、大人だと思うので。

 

スポーツに関しては、皆さんの中でも様々なご意見があるものと思います。何が正しくて、何は間違いか、一つの答えを導くのは容易ではないと思います。したがって、異論の決定であっても、スポーツのことですので、口汚く罵ることなく、早くいつもの姿に戻ることをまずは願うことが大事ではないでしょうか。この有事を経て、平時の時にこそ、喧々諤々の大議論をして、改革すべきところを改革しなければならないと思います。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

     

 

 

 

 

 

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五里霧中な日々 ② 世代分断

 

こさいたろうの視点・論点 0134

2020/03/16

 

 

五里霧中な日々 ② 世代分断

 

 

とても残念な以下の記事を見つけてしまいましたので、全文ご紹介します。一斉休校政策の負の影響だと思います。高齢者の一部だとは思うものの、「通報」する行動が信じられません。感染・発症すると重症化しやすい高齢者の皆さんがあまりで歩かなくてよい方策を考える方が先、のように私は思っています。前号で意見を書きましたが、子どもに「一か月以上家に籠れ」というのは、苦行であり、拷問と言っても言い過ぎとは言えないと私は思うのです。

 

 

コロナ休校、世代分断 親世代「緩和を」 高齢者「順守を」

2020/3/15 4:00 (2020/3/15 4:36 更新) 西日本新聞 熊本版 長田 健吾

 

 新型コロナウイルスの感染拡大防止策として熊本県内の小中高校で続く臨時休校。いつもの春休みと大きく違うのは「自宅待機」の原則の存在だ。子どもたちはストレスを感じ、心配する子育て世代は「原則」の緩和を求める。一方、高齢者の視線は厳しく、熊本市教育委員会には、出歩く子どもたちをとがめるかのような「通報」が相次ぐ。15日で休校2週間。世代間の分断が見え隠れし始めている。

 

 「外出はだめだと分かっている。春休みまで我慢しようと思っていたけど…」。12日午後2時ごろ、同市のアーケード街。小学5年の男児2人が打ち明けた。「お金はないし、特に目的もない。でも、ずっと家にいるのはきつい。気分転換で、とりあえず来ただけ」。親は黙認したという。

 

 休校期間中でも、街では子どもたちの姿をよく見かける。市教委が12日の会議で明らかにした休校措置に関する中間報告によると、臨時相談窓口への相談は46件(11日正午現在)。学習面の相談はほとんどなく、「子どもの外出」に関する通報ばかりだという。

 

 通報者は主に高齢者。大半が「中心市街地やカラオケで子どもを多く見かける」「一斉休校の趣旨を周知徹底して」という内容だ。会議では「家の前で子どもが遊んでいると、隣の家の高齢者から雨戸を閉められた」との事例も紹介された。市教委は「感染すると重症化のリスクが高い高齢者の不安の現れ」とみる。

 

 一方で、子育て世代からは「自宅にこもりっきりだと、ストレスが心配」と自宅待機の緩和を求める声も寄せられている。市は、「自宅に子どもだけ置いておけない」という家庭の受け皿として、児童育成クラブ(学童保育)を午前中から利用可能にし、受け入れ態勢も強化するなど対策を取ってきた。

 

 ところが、利用率は低迷している。通常は学童保育登録者の7割が利用しているが、休校期間中は4割ほどに低下し、退会者も出ているという。市教委は「人が密集する学童保育を敬遠したようだ」と分析する。

 

 留守番続きのストレスを抱え、気分転換に外出する子どもたち。子どもの感染や心の負担を不安に思う子育て世代。感染リスクに敏感になり、外出をとがめる高齢者-。

 

 市教委は「どの意見も理解できる。高齢者への配慮、子どもたちの健康の両面を考慮して、対応を検討したい」とする。国は公園などで遊ぶことを一部認める見解を示しているが、市教委は「行っていい場所を指定すると、逆に人が集まるかもしれない」と場所の例示には否定的だ。

 

 外出自粛がいつまで続くのかは見通せない。熊本市の臨時休校は24日まで。そのまま春休みに入る。(長田健吾)

 

 

皆さんはどのようにお感じになられますでしょうか。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

     

 

 

 

 

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五里霧中な日々 ① 一斉休校と我が家

 

こさいたろうの視点・論点 0133

2020/03/15

 

五里霧中な日々 ① 一斉休校と我が家

 

コロナウイルスが、日常を大きく変えてしまいました。ある日を境に激変したわけではありませんが、ちっぽけな我が家の暮らしも、ネットやラジオ、テレビから伝えられる世の中全般も、なんだか大きな船が舵を切るようにゆっくりと、行く先を変えているような、そんな気がします。漠然とした不安が襲ってきます。世界を見渡してみても、我が家の財布の先行きを考えても、最も大きな懸念は「経済への影響」です。経済にどのような影響が及んでしまうのかは、もう少しじっくりと世の中を見て、今後、意見を発したいと思っています。私のような者が論ずるには、今は、ちょっと難しいです。なので、今回は、日常で感じた雑感を記録してみたいと思います。

 

まずは、やはり、一斉休校。3月2日(月)から今日で丸々二週間。息子の通う学校では、一時、3月16日からの一週間再開も検討されていましたが、全国的な感染者数の増加が止まらないことなどから、結局は再開断念ということになりました。3月2日の時点ではもう少しやってみてもよいと思っていましたが、このような現状ではやむを得ないことです。ただ、それにしても、心の準備なく、一か月以上にわたり中一息子が自宅で過ごすことに。

 

世の中では、就学前の子どもたちはどうなるとか、小学校低学年では自宅で留守番できないとか、異論や懸念沸騰。学校休みを要請後、安倍政権は慌てるように保育園、幼稚園は対象外だと。学童クラブは開けますと。学校施設も活用してよいと。世のお母さん、お父さんに反発を買わないような配慮を。何のための一斉休校か、わからなくなる有様。でもね、中学生だってかなり難しいんですよ。自宅に居続けるってことは。

 

中学生にもなれば、ある程度自由にどこにでも行けますが、好きに出歩くこと自体がはばかられるのが今。不要不急の外出は控えて、の声が頭を巡り、結局はどこにも行きにくいわけで。健全な中学生がどこにも行きづらい、友達にも会えない、家に籠るしかなくなってしまい、つまらないから朝寝坊が始まり、運動不足もあり、夜更かしがちになり、親としては「ほんとにこのままでいいの」と頭を悩ませてしまう毎日。

 

私は、家とその周辺が仕事場なので、いつも息子の姿を目にせざるを得ないわけで、だらだら過ごす息子に「なんか自分で考えてやれよ~」と怒鳴ってしまうありさま。息子としても、学校さえあれば楽しい毎日なので、踏んだり蹴ったりかと。親が勤めなどで日中いないような家庭はどうなのだろうか。子どもが自由に過ごす、ということになるのか。それと比較すると自由にでいいか、とも思うものの、見てしまうとですね~、そうもいかず。

 

父子でいろいろ考えた末、できる範囲で規則正しく生活してみることに。午前中を自由時間にして、寝てるもよし、テレビをボケーっと見るもよし。午後、学校の授業に合わせて50分単位で、自主的に運動・学習。夕方から夜も自由だが、なるべくテレビやスマホ・パソコンの画面から離れて、10時には寝る。かなり強く促したところはありますが、本人もやってみようということになり。まだ1日目ですが。

 

二週間の休校を経て、さらに4月の二週目まで約一か月学校に行かないということが決定し、さすがに息子も毎日寝坊じゃまずいと思ったようです。息子の通う学校はいわゆる自由な学校で、宿題がないということも特徴の一つ。数少ない近所のお知り合いの子どもや親に聞くと、公立小中では宿題どっさりなんですって。でも、こんな時は宿題がある方がいいなぁ、といつもとは違うことを思ってしまいます。人間って我儘なり。

 

イライラすることも多い日々ですが、まだまだ幼い感じに戻るときもあり、そんなときは「もうこれが最後かなぁ」と思いつつ、スキンシップを楽しむようにしています。神様がそんな時間を与えてくれたのだ、と思うようにしています。

 

ただ、本当に学校の一斉休校が必要だったかはとても疑問があり、事後でいいからしっかりと検証してほしいと思います。何せ、保育園も児童館も開けて、学童クラブもやり、学校施設で子どもが集まっていた地域もあるわけですから。本当に必要なら、もっと覚悟を持ってやるべきではなかったのか、と私は思います。子どもは学校に行かず家に籠れ、という政策決定は最終最後に、だとつくづく思います。子どもにとっても、親にとっても、想像以上の苦行ですから。

 

そんな中、西日本新聞の記事が目に留まった。悲しい現実が書いてありました。つづく。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

     

 

 

 

 

 

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非常事態宣言・国会の事前承認は必要

 

こさいたろうの視点・論点 0132

2020/03/15

 

非常事態宣言・国会の事前承認は必要

枝野立憲の限界

 

立憲民主党の山尾志桜里氏は、公然と造反した。 新型コロナウイルスの感染拡大に備える新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正採決。

 

山尾氏の主張は、政府が緊急事態宣言を発するにあたって、現行法では「国会への事後報告」のみを規定しているものを、「事前の国会承認」を義務付けるべきとの、私から見れば至極まっとうなもの。

 

同法は、国会への事後報告さえすれば、適用期間の延長も緊急事態宣言の延長も最長2年可能で、民主的統制が圧倒的に不足している、と山尾氏は指摘。これにも賛同できる。

 

政府が「緊急事態」を宣言すれば、都道府県知事による外出自粛要請、学校など公共施設、映画館など多くの人が集まる施設の使用禁止の指示、民放テレビ局への報道内容への介入も可能とされている。

 

当初、立憲民主党や国民民主党などは、「国会への事前承認」を求めていたが、妥協した。という。以下は、日刊スポーツ(2020年3月12日18時49分)より。

 

『特措法には、国民の私権を制約する可能性もある「緊急事態宣言」が盛り込まれるが、立民や国民民主党などは当初、宣言を行う際は事前に国会による承認(緊急時には事後承認)を明記するよう、修正を求めていた。しかし、与党が難色を示したことで、政府が原則として事前に国会へ報告するという「付帯決議」を行うことで、双方が合意した。付帯決議には政治的な効果はあるが、法的拘束力はない。』

 

枝野幸男代表はじめ立憲民主党の一部からは、現行法でも緊急事態宣言は出せるから今のままで何が悪いのか、私権制限は抑制的、拡大解釈の余地がないなどの言い訳めいた発信をしているが、だから今のままでいいのかといいたい。

 

さらに、立憲民主党国会対策委員長の安住淳氏は、『承認があっても、少数野党ではひっくり返せない』と述べたという。愕然とした。「ひっくりかえせない」と最初から言っていては議員でいる意味はない。たとえひっくりかえせずとも、言論により影響を与えねばならない。力が及ばずとも、採決による態度を明確に示さねばならない。未来のために。それが選ばれし議員の責務なのだ。この発言一つをもって議員としての資格なしだ。

 

調べてみれば、元の「新型インフルエンザ等対策特別措置法」は、2012年、旧民主党・野田政権下で制定されたものだ。旧民主党の幹部たちは、自らが制定した法律に問題があったと認めたくない、との思いがあるのではないかと言われても仕方あるまい。だから、私は、旧民主党政権時の責任者・幹部たちは責任を取り、政治の舞台から退場すべきことを強く訴えてきた。山尾氏も2012年の法制定の際に賛成票を投じたことを明らかにしているが、その上で、『この法律が強い私権制限を可能にすることに気づかなかったからです。この機会に、この反省を生かすべきだと考えています。』と述べている。当時、責任者だった政治家とヒラ議員だった政治家との違いが表れているものと思う。山尾氏、不倫疑惑や領収証問題の際は「この人もか」と思ったりしたが、今回の態度表明は議員本来の存在感を示した。過去の疑惑をきちんと整理して、今後の活躍を見てみたい。

 

さて、一方で、政権側から見ても「国会承認」は、欠くことのできない手続きだと私は思う。与野党にかかわらず、国民の代表者で構成される国会において承認を受けるにあたり、緊急事態を発する背景や根拠、期間や範囲、政権としての姿勢、決意や覚悟を明確、明快に伝えることで国民の理解と賛同を求める機会になるはずだ。さらに言えば、国民の絶大なる共感を基礎としなければ、緊急事態を乗り切ることなどできない。したがって、健全なる政権・与党であるほどに、国会承認という手続きを歓迎すべきなのだ。

 

新型コロナウイルスの感染拡大が進む今、政治への批判などをしている場合ではないという声もあるが、やはり局面毎の思いや意見は述べ合うべきだと思っている。「国難につき口を閉ざす」ということで我が国は破滅的敗戦を迎えるに至ったという歴史を忘れてはならないと思う。また、同じころ他国では期せずして、邪悪な独裁者を誕生させてしまったという歴史も記憶から消し去ってはならないと感じている。

 

自由に意見表明できる社会を保ちながら、新型コロナウイルスにできる限り一丸となって立ち向かうという、難しい道のりを模索し続ける必要がある。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

     

 

 

 

 

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今日から、実質的春休み突入 (3/2投稿)

 

こさいたろうの視点・論点 0131

2020/03/15

 

 

今日から、実質的春休み突入 💦

(2020.03.02 facebookに投稿)

 

 

学校だけが全国一律に、しかも唐突に閉鎖されることには強烈な違和感がある。保育園、学童クラブは通常どおりなのに。田舎にいるからわからないけど、満員電車はどうなのか。首相の思い付きのようにも見えてしまう。

 

息子の学校は私学なので、要請を丁重にお断りすることもできたはず。普段、現政権に批判的な姿勢を比較的隠さずにいる学校なのに。普段は、もう少し中立的でもいいのかなとも思うけど、こんな時こそ安倍首相の「要請」が本当に妥当か、覚悟を持って判断してほしかった。

 

自治体によっては、ひとり親家庭や、どうしても子供を一人で家に置けない家庭のために学校を開けるというところもあるよう。各家庭、保護者が登校するかしないか判断する、という選択肢もあったのではないか。任意登校というらしい。

 

息子の所属するテニスのスポーツ少年団も、3月中の活動自粛を決定。親御さんたちと話すと、どう過ごさせようか、皆さん悩んでいる。結局、広場に集まって遊んだり、公園に行ったり。これもダメなのか、家に籠っていなきゃいけないのか。それなら、学校という場所に極力外部からの出入りを制限し、そこを居場所にしたほうがいいのではないか。

 

今が医学的に、公衆衛生的にどんな状態なのか、本当のところを私は知らない(私のようなド素人にも正確に理解できるように伝えるのが政府の責務と思うのだが…)。爆発的な拡大をさせないために極めて大事な時だという。それなら、小中高の閉鎖を「要請」するといった、逆にそれくらいの対応でよいのだろうか。要請して、あとは自治体任せ、という生ぬるい対応でいいのだろうか。

 

「今は批判している時でない、力を合わせて難局を乗り切るべき」という論がある。批判に終始することはダメだが、批判も含め、あらゆる意見を述べる、声を上げることで、政府に誤りがあれば軌道修正させることは絶対に必要だ。

 

言論の封殺、統制、非常時を理由にした指導者への服従強要は、まさに日本が強烈に省みなければならない先の「戦争への道」と重なる。

 

親しい人にも、全く異なる受け止めがある。例えば、ずっと気にかけてくれている大学時代の先輩は安倍首相の判断に賛成の立場、むしろ称賛する発信をされている。尊敬する先輩なので、心が揺れる。

 

それでも、声を上げること、異なる意見に耳を傾けること、忘れてはならない。むしろ、このようなことを契機に、健全で冷静な議論、異論を受け止める姿勢を取り戻さねばならない。

 

「あー、いきなり春休みかー」、とだけぼやくつもりが、長々書いてしまいました。

 

これから、早朝スーパーに買い物に行った後、10時から臨時のお仕事。流行りの在宅。こちらはちょっと興味深いので、少し楽しみ ☺

 

 

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

     

 

 

 

 

 

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お金がかかるIT社会

 

こさいたろうの視点・論点 0130

2020/02/17

 

お金がかかるIT社会

 

実は、先日パソコンがクラッシュしました。電源が入らなくなったのです。すでに8年ほど使っているもので、昨年後半から怪しい動きを見せていたので、データのバックアップとともに、入れ替えも検討しなければと思ってはいました。

 

思っていながらも行動に移せなかった理由、それはお金でした。個人事業主でも、さまざまな場面で使わねばならないパソコン。効率的な作業をしつつ、より長く使えるものをと考えると、ある程度のお金を出して一定のスペックのあるものを購入する必要があります。購入資金をどう捻出するか、悩んでいるうちに、その日はやってきてしまいました。

 

なお、ハードディスクは何とか生き残っていて、簡単にコピーできる機械と新しいハードディスクを購入して、ひとまず事なきを得ました。不幸中の幸いでした。今後は自動でバックアップが取れるよう設定するつもりです。

 

今回の件、一般常識的には自己責任。そのようなリスクも考えて事業をしなければならないのは重々承知しているつもりです。ただ、今や、パソコンなどのIT機器がなければ仕事ができず、それらの導入にはお金がかかります。しかも、耐用年数は長くて6-7年、ソフトなどはサブスクリプションの世界、使い続ける限り支払いが発生する形式です。

 

ITを使って稼げる人にとっては問題ないのかもしれませんが、経営基盤が脆弱な零細経営者や個人事業主には、なかなか厳しい問題になります。

 

また、個人の話になりますが、中学生になった息子にもパソコンを買ってやるべきかと考えていた時期でもありました。結論的には、あと5年程度、高校卒業まで使えそうなスペックのパソコンを買うことにしましたが、まとまった出費となりました。さらに、うちは自宅内で使うものしか与えてませんが、中高生にはスマホも必須となってきており、かかるお金が積み重なっていきます。そろえるのは自己責任です。お金がなければ、与えることはできません。

 

今や、スマホもパソコンも、生きていくに不可欠なIT機器、社会的インフラと言っても過言ではありません。この30年の間に急速に普及したのです。つまり、30年以上前、僕が中高生になるまでは生きるためにかからなかったお金と言えます。

 

これから先、この社会はどうあるべきなのでしょうか。誰にも頼まれてはいませんが、勝手に思い悩んでいます。よく言われるように、貧富の差によって、生きるためのさまざまな格差が生じていってしまうような実感があります。特に、生まれ育つところを選べない子どもたちにその影響は大です。最低限の下支えができる社会、目指すべきのように思います。

 

来週、新しいパソコンが届く予定です。価格や性能を検討し、国内メーカーのマウスコンピュータから購入することにしました。これまで以上に大切に使おうと思っています。そして、ある程度の年数で更新できるような事業が展開できるよう、頑張らねばと思っています。

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

     

今、野党に必要なこと

 

こさいたろうの視点・論点 0129

2020/02/16

 

今、野党に必要なこと

 

「意味のない質問だよ」。辻元議員の質疑終了直後、安倍首相が言い放った言葉です。いわゆるヤジ。中継中のラジオからもはっきりと聞こえました。責められるのが我慢できないんですよね。

 

その後、すったもんだの上再開した委員会で、「私に言わせれば質問ではなく、罵詈雑言の連続だった。私に反論の機会は与えられずに。こんなやりとりでは無意味じゃないかと申し上げた」と安倍首相。僕は悪くないと。

 

子どもかよ、と。権力者はどんな批判も受け止め、自らの戒めとし、政の糧とすべきではないのか。このような人をトップに据えている日本社会は大丈夫なのか。暗澹たる気分にさせられました。

 

その後、質疑に立った逢坂議員は、「本当に安倍内閣、デタラメだと思いますよ。行政私物化紛いのことはいっぱい発生するし、そしてそのことを指摘すれば公文書を廃棄するし隠蔽するし改ざんするし捏造するし、国会で質問すればまともに答弁しない。ご飯論法だ。逃げて歩く。そして閣僚に至っては本当に閣僚の資質があるのかどうか…わからない人はぐだぐだぐだぐだ答弁して。終わってるじゃないですか」と。

 

僕は、認識を共有します。でも、野党は今のままでよいのでしょうか。全国中継入りの予算委員会を使って桜を見る会の疑惑を細かい部分まで追及し、その関連で口下手な北村大臣をつるし上げ。高級官僚のラブラブ出張疑惑、法務省関連の不適切と疑われる人事などの追及。追及も野党の役割には違いないが、結局は追い込むことができず、時間ばかりが過ぎていくという悪循環。答えない、隠す、捨てる、取り繕う、逃げる、安倍首相はじめ政府側に非の多くがあるとは思うが、このままでは政府与党の思うつぼではないでしょうか。

 

国民の目線で言えば、このままの追及型の国会運営を続け、仮にいくつかの失点をつけることができたとしても、野党の評価は上がらないと思うのです。つまり、追及するだけでは、自民党の代わりに政権を任せていいという存在にはなりえないと思うのです。しないよりはしてもらった方がいいけど、政権は任せられない昔の社会党ですね、わかりやすく言えば。

 

もう国民も、いろいろおかしなことが積み重なっていることはわかってきた。いわゆる、長期政権の弊害も露呈しつつある。問題は、じゃあ、現政権の後に担わせてもいいなという政治家や政党、政治勢力があるのかということ。

 

国民に向けて、目指すべき国家像をわかりやすく示し、それを実現するための具体的政策を体系的に示す。今こそ必要な作業は、これしかないと僕は思うのです。政権を担う準備が整っているぞ、という姿が見たいのです。

 

民主党の政権交代が失敗だったので、具体的な数値の入ったマニフェストはもはや示されなくなってしまいました。税収が堅調な今こそ実行すべき行政改革も語られなくなってしまいました。

 

受け皿さえ作れば、政権交代可能という多くの野党議員の発想。多くの国民は、それは危険だと直感していると思います。何をするか、だれがするか、それができる体制か、極めて具体的に示すことから始めなければ、世の中は変えられない。僕はそう感じています。

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

     

徳勝龍の初優勝と政治の行く末

 

こさいたろうの視点・論点 0128

2020/02/15

 

徳勝龍の初優勝と政治の行く末

 

大相撲初場所。幕内最高優勝はなんと、伏兵の幕尻・徳勝龍関でした。おそらく日本中、誰一人として予想だにしない驚きの結果でした。

 

まあまあの相撲ウオッチャーを自任する僕ですが、しこ名以外はほとんど知らないお相撲さんでした。

 

それもそのはず、最高位は5年前の前頭4枚目。その後は実に先場所まで、幕内と十両を行ったり来たりのいわゆるエレベータ力士だったのですから。

 

それが、今場所は大化けしました。押し込まれても強烈な突き落としで白星を重ね、優勝を決めた貴景勝戦は、左四つ右上手の堂々たる相撲でした。

 

テレビ解説でおなじみの北の富士さんは「真価を問われるのは来場所ですね」と話していました。勝負の世界、その通りなのだと思います。

 

もしかすると、初場所の相撲は偶然であって、大阪場所では元に戻ってしまう可能性もあるのかもしれません。

 

僕は、遅まきながら開眼した徳勝龍、初場所に勝る素晴らしい相撲を取ってほしいと大いに期待していますが。

 

さて、なぜ「徳勝龍の初優勝と政治の行く末」というタイトルにしたのか。僕は、政治の世界においても「政界の徳勝龍現れよ!」と思っているからです。

 

徳勝龍関、日々地道にけいこを重ねていたのだと思います。だからこそ、これまでは芽が出なかったものの、何かのきっかけで開花できたはずです。

 

政治の世界にも、そんな人材が登場しておかしくないはずです。特に政治の世界には、どんな分野から人材が登場してもおかしくありません。

 

むしろ、永田町に何期もどっぷりハマっているとか、霞が関のしきたりに精通とか、代々の政治一家とか、そんな人じゃない方が変革の力があるはず。

 

大相撲は実力の世界。この一年で、栃ノ心、高安が大関陥落。豪栄道は引退。白鵬、鶴竜も休場ばかりで、昔の日本人横綱なら潔く引退の成績。間近でしょう。

 

一方、政治は自らが出処進退を決める世界。いいかえれば、政治家は、高い倫理観や責任感を求められる立場にあるということ。

 

古くは、政権交代の失敗の責任の取り方が不十分な旧民主党幹部。昨今では、公選法違反や政治資金規正法違反、贈収賄をも疑われる自民党の政治家、説明を尽くすという責任すら果たしません。このままでいいわけがありません。

 

日本社会には、政治を担うべき無名の人材が必ずいるはずです。当選を続けるために政党幹部に媚を売る人はもう不要です。政界にこそ、徳勝龍のような人材が現れるべき、そう思います。

 

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

     

さようなら、野村監督

こさいたろうの視点・論点 0127

2020/02/14

さようなら、野村監督

僕は野村克也監督に、一度もお会いしたことはありません。でも、僕の人生において、いつもそばにいて、励ましてくれたり示唆を与えてくれたりしていた気がするのです。

僕は今から40年以上も前、ヤクルトスワローズのファンになりました。振り返ると、いくつかの理由が思い当たります。

まず、父が強烈なアンチ巨人だったこと。二つ目に神宮球場の近くに住み、初優勝は目の当たりにしたこと。三つ目は、父が「太郎君よく勉強せよ」という若松勉選手のサイン色紙をもらってきてくれたこと。

それと、当時年会費1,500円の子ども向けのファンクラブに入りたくて、お手伝いで小銭を貯め、神宮球場正面の窓口に行ったとき、なんと数円足りず。でも、窓口の大人の方は、入会の手続きをしてくれました。そして、入会記念でガラガラのくじを回し、これまたなんとサイン入りバットが当たったのです。記憶がだいぶ薄れていますが、そんなこともあり、ヤクルトにハマっていきました。ちなみに、当時は、巨人戦以外は子どもファンクラブ会員は外野出入り自由。今は、夜に小学生が出歩くのはまずいのかもしれませんが、あの頃はそれほどうるさくなかったのか、ちょくちょく球場に足を運んでいたのでした。

しかし、広岡監督の下での劇的な初優勝の後、わがヤクルトスワローズは暗黒時代に突入したのです。武上、土橋、関根の各氏が監督を任されるものの、万年最下位のようなチームに成り下がってしまったのです。

僕は子どもだったので、なぜこんなに弱くなってしまったのか、よくはわかりませんでしたが、それでも大好きなことは変わらず、応援し続けました。たまに巨人戦などに行くと、神宮なのにライトスタンドの半分以上まで巨人ファンだ埋まっているようなありさま。悔しいけれど、それでも声を張り上げて応援してたっけ。

前置きが長くなってしまいましたが、そんな時代を経て、野村監督がヤクルトスワローズにやってきてくれたのでした。僕はすでに20歳の時。テレビ朝日の野球中継、野村スコープのおじさん。素人でも引き込まれる理論や分析を展開していたこの人なら、何か変えてくれるかもしれない、そう思いました。

1990年に監督になり、3年後の1992年、念願のリーグ優勝を果たすのです。三年待ってほしい。種をまき、水をやり、花を咲かせる、と。有言実行でした。暗黒時代、隠れるように応援を続けたファンにとって、まさに救世主でした。

ひいきのチームをただ強くしてくれたことにとどまらず、けがで復帰が絶望視されていた荒木や高野を復活させ、飯田や秦は捕手から外野手へのコンバートで才能を開花させ、小早川や辻、吉井など他チームで戦力外となったベテラン選手たちの力を引き出していきました。多くの選手たちを再生させていく姿に心惹かれました。

それは、野村監督が単に野球の理論や分析に長けているということにとどまらず、選手たちが人として輝けるようにという愛情あふれる人物だったからに他ならないと僕は思っています。

亡くなられた今、たくさんの教え子たちが追悼の言葉を発しています。こんなに多くの教え子がいたということに、改めて驚かされます。「財を残すは下、事業を残すは中、人を残すを上とす」、野村監督が目指したもの、見事に人を残されました。こんな野球選手はいまだいなかったし、これから先もなかなか現れないものと思います。

それに較べてこの俺は。較べるのもおこがましいですが、いまだ「下」にも至れない自分を恥じ入るばかりです。

京都の寒村、高校進学も危うかった極めて貧しい母子家庭で育ち、南海球団にテスト生として入団も一年でクビ寸前となり。そんな逆境から這い上がってきた野村監督。だからこそ、人にやさしいのだと、僕なりに感じ取っていました。

これも、ぬくぬくと育ってしまった自分にないもの。遅ればせながら、おまえは今から出発せよ、ということを教えてくれていなのだ思います。

息子もノムさんが大好きでした。話し方やボヤキを面白がっていたというのもありますが、子どもなりにノムさんの発言を受け止め、理解していたのだと思います。「失敗と書いてせいちょうと読む」。そんなノムさんの心が、けがれなき子どもには伝わるのだと思います。字の本をなかなか読まない息子。ぜひノムさんの本を読んでみれば、と伝えてみました。そして僕も、もう生の声を聞けなくなってしまった今、まだ読んでいない野村監督の本を読んでみようと思います。

さみしいですが、さようなら。野村監督。

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

   

5Gは大丈夫なのか

 

こさいたろうの視点・論点 0126

2020/01/09

 

5Gは大丈夫なのか

 

2020年が始まり、気になっているのが、携帯電話の「5G」サービスの開始です。3月には、携帯大手3社が「5G」の商用サービスを開始し、5G対応スマートフォンも次々と登場することになるようです。世界では、昨年80社を超える通信事業者(キャリア)が1100都市/地域で「5G」のサービスを始めたそうですが、日本は五輪開催に合わせたそうです。

 

専門知識がないので、わかりやすく説明しているサイトを調べると、5Gは「高速」「低遅延」「同時多数接続」が特徴なのだそうです。ただ、効果を享受するには、さらなるインフラ整備が必要で、それには最低3-5年はかかるようです。当初は、スマホやネットのスピードが少し早くなるくらいの実感のようですが、あらゆる産業での利活用が進むのだそうです。以下、日本食糧新聞の記事より抜粋です。

 

ドローンや無人農機を制御した人力に依存しないスマート農業の実現。完全自動運転が実現。インフラ管理や行政サービス、防犯、教育などへの利活用でスマートシティー化・スマートライフ化。建築・土木分野では建機の自動化で施工の精度や安全性が向上。センシング技術で橋梁などの予防保全も強化。医療分野では遠隔地からの診察や手術が可能に。電子決済が普及することでショッピングのキャッシュレスやカードレス化がより一層加速。家庭内でも世界中のサービスがリアルタイムで受けられるように。冷蔵庫の中身からレシピを自動で判断し、足りない食材を自動で購入できるような時代もすぐそこに。

 

僕らが子どものころの「空想の未来社会」が現実に、という感じです。まだまだ実感できませんが、ここまでくれば着実に進んでいくのでしょう。一方で、ネットを検索すると少なからず出てくるのが「5G・健康被害」。実は、僕の関心は、どちらかといえばこちらの方にあります。大丈夫なのだろうかと。

 

僕は専門外なので詳しく記すことはできませんが、5G電波はこれまでの電波よりも人体・生き物の体に伝わりやすい電波であることは間違いないようです。導入する側はおおむね人体に影響はないとしているようですが、世界各地で悪影響を懸念する声が高まり、悪影響があるとの研究結果も出てきているようです。

 

ベルギーのブリュッセルでは5Gの実験・導入を全面禁止にしたとの報道もあり、欧米では5Gの安全性を改めて調査する動きが少なからずあるようです。便利になることは悪くはないと思いますが、日本でも、5Gの電磁波が人体や自然環境に及ぼす影響について、改めて考えるべきではないかと思うのです。リスクの情報が届かないのはおかしいと思っています。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

     

 

2020 新年ご挨拶

 

謹んで新年のご挨拶を申し上げます

 

旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました

本年も、何卒よろしくお願い申し上げます

 

本年は、自分で手掛ける農地を増やす準備を、実は進めています。そのことも含め、皆さんにお伝えしたいことがたくさんあるため、年賀状を失礼致しました。

たくさんのご挨拶状を頂きましたのに、申し訳ございませんでした。この場をお借りしてお礼とお詫びを申し上げます。

1月下旬に、取り組もうとしていることを記したご挨拶状をお送りしようと準備しています。ご無礼と存じますが、どうぞご諒解賜りますようお願い致します。

 

小斉太郎

 

東京五輪をキレイに仕上げてほしい

 

こさいたろうの視点・論点 0125

2020/01/08

 

東京五輪をキレイに仕上げてほしい

 

今年はいよいよ、東京五輪が開催されます。日本の選手や世界のトップアスリートたちがどんな活躍を見せてくれるのか、とても楽しみです。ただ、東京にいないので実感はほとんどありません。近くの体育館に隣接地がフランスのビーチバレーボールチームの練習場になるそうで、ゆっくり工事が進められているのを見ると、思い出すくらいでしょうか。

 

2006年に始まった東京五輪招致活動。2009年に一旦潰えたものの、再度挑戦し、2013年9月のIOC総会にて、2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催が決定しました。14年もの長きにわたって、日本は東京五輪開催に向けて走ってきたことになります。いよいよ本番目前。ここまでくれば、素晴らしい大会となることを願うばかりです。

 

僕は、素晴らしい大会になると予測しています。まじめで勤勉な日本人の力が結集され、つつがない大会運営がなされ、トップアスリートたちは力の限りを尽くした戦いを展開し、大きな感動とともに閉幕するものと確信しています。一方で、僕が大きく懸念するのは、偉い人たちのふるまいです。

 

大きな感動とともに幕が下りる「東京オリンピック・パラリンピック」。真にキレイに仕上げるには、偉い人たちのふるまい、行動にかかっていると思うのです。今の時点でさえ、招致に使われた海外コンサルタント費9億円余りの支出を裏付ける会計書類の所在が不明になっている、と報道されています。

 

招致の際の会計帳簿を焼却した長野五輪の時と同じ状態に見えます。長野五輪の際は、開催後に問題が浮上したが、結局うやむやになったと記憶しています。昨今の国政で起きている公文書の廃棄、改ざんなどの不祥事も頭をよぎります。日本ってこんな国なのか、こんな国でいいのか、偉いたちによく考えてもらわねばなりません。五輪関係文書の不明はあってはならない。

 

また、大会開催経費が激増していることも看過できません。責任ある人々には、きっちりと言い訳をしてもらい、責任を取ってもらう必要があります。金を稼ぐ経験をしたことのない政治家や役人が取り仕切ると、そういうことになるのは火を見るより明らか、過去にそんな実例はゴロゴロしています。大会組織委員会会長は元首相・森喜朗氏、事務総長は元大蔵事務次官・武藤敏郎氏。ついでに言えば、名誉会長は経団連名誉会長の御手洗冨士夫氏。

 

立候補ファイルでは、「世界一コンパクトな五輪」「世界一カネのかからない五輪」とするとしていたはずです。2013年1月にIOCに提出した立候補ファイルには、大会経費として8,299億円と予算が提示されているそうです。それが、組織委員会が公表している数字でも、1兆3500億円となっています。はっきり言ってザル予算です。さらに膨らむのは間違いないように僕には見えます。

 

さらには、昨年末に発表された会計検査院の調査報告書によると、大会の支出総額は約3兆円となることが分かりました。日経新聞の記事によると、内閣官房は「指摘は五輪との関連性が低いものまで一律に集計したものと受け止めている」としているようだが、それを説明する、あるいはさせるのが政府の責任です。やらないのは、やりたくないからではないでしょうか。

 

こちらも、長野五輪の時の報道を思い出します。会計に関するチェック機能が働かず、多額の赤字が生じ、結局は多くの税金が投入されたように記憶しています。新国立競技場建設のような金額が大きい案件に焦点が当たりますが、すべての内容を目を皿のようにして精査することが求められます。そのためにも、「書類を捨てた」はあり得ません。偉い人の最大の責務です。

 

2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会が、感動とともに素晴らしい閉幕を迎えた後、もしもキタナイ部分が見つかるならば、徹底的にさらけ出さなければなりません。「終わりよければすべてよし」などと言って、「まあ帳尻合わせておけばいい」などと言って、うやむやにしては絶対にいけません。・

 

五輪に至る日本に、もしもキタナさとともにあったのならば、どこがキタナかったのか、何がダメだったのか、だれが首謀者なのか、目を背けず白日の下にさらすべきです。それが、今までの日本を変える、未来に日本をつくる、真の糧になると思うのです。隠しちゃダメです。もしも、権力者が隠しにかかったら、その者たちを引きずり降ろさねばなりません。

 

そうなれば、国民にとって、2020年に東京五輪を開催した意味があったといえるようになると思うのです。僕は、五輪閉幕後の総括が、未来の日本を決定づけるといっても過言ではないと思っています。これも、うやむやにさせてはならない、という国民の意志が問われていると思います。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

     

 

 

 

 

 

 

 

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安倍長期政権の終わり方〈山崎拓氏インタビューを読んで〉

 

こさいたろうの視点・論点 0124

2020/01/07

 

安倍長期政権の終わり方〈山崎拓氏インタビューを読んで〉

 

先日、ネットで山崎拓氏のインタビュー記事が目に留まりました。もともとは自民党の重鎮だった氏は、昨今の政治のありようを憂い、安倍政権への批判を強めているようで、注目していました。今回は、このインタビュー記事の中から、僕が気になったところを紹介し、論評を加えてみたいと思います。山崎氏の発言は、要旨・抜粋させて頂きました。

 

「レガシーなき長期政権」

山崎氏発言:憲政史上最長とはいいながら主だった功績はない。アベノミクスはデフレ脱却を実現できず、北方領土交渉は膠着状態、公約した拉致問題は未解決のまま、憲法改正も迷走状態です。

 

政策的な実績を振り返ってみると、そうなんですよね。安倍首相を支持する人たちは、経済の好調さや米国と良好な関係を維持できていることを評価しているようですが、大きな仕事を成し遂げている感じはしません。また、安倍首相自身がよく言うように、民主党政権と比べれば比較できないほどかもしれませんが、それは比較対象がダメすぎたからにすぎません。僕は、「日本がどんな国を目指すのか」という明確な方向を、安倍首相や自民党が明確に示していないことが、レガシーを生み出せない最大原因だと思います。これだけ長く政権を担っているのに。それは国民自身の課題でもあります。主権者として、政治家たちに、「我々は何を目指すべきなのか、を示せ!」と強烈に求めるべき時代が到来している、そんな歴史的転換点に世界はあるのではないでしょうか。

 

「俗な官僚に主導されています」

山崎氏発言:〈中曽根政権と比較して〉「官邸主導」の意味が真逆です。中曽根総理は土光臨調に象徴されるように、あくまでも民間の有識者の英知を活かして官僚を主導しました。しかし、… 安倍総理は官僚を使うのではなく、面従腹背の官僚に使われているようにしか見えない。

 

政治が、目指すべき国家像を示せないと、こうなります。どういう国をつくるのか、という一番大事な役割を官僚が担うことになります。役人は、実務能力にはとても長けていますが、国家の大方針を決める立場にはありません。あくまで、国民が選挙で選ぶ政治家がその役割を担うのが、民主主義国家のゆるぎない大原則です。たとえば、「一億総活躍社会」などというスローガン。まあ、みんなが活躍できる社会をつくろうよ、という意味ではだれも反対はしませんが、「一億…」なんて言う表現は全体主義的だし、もっとこなれた言い方はないの、っていうのが率直な感想です。誰も反対できない、でも上から目線なスローガンを臆面もなく打ち出せるのが、役人主導の証左だと僕は思います。役人にとっては、「みんなが反対しない」が重要なのです。それで、自分たちの仕事を無限に広げることができるから。それを簡単に受け入れて、「一億総活躍社会をつくります」なんて演説している政治家を見ると、山崎氏の言う、「面従腹背の官僚に使われているようにしか見えない」に同感せざるを得ません。

 

「世襲主義」

山崎氏発言:戦後政治を振り返ると、そこには戦前から続く官僚主義と、戦後に始まった草の根民主主義という二つの潮流がありました。戦後政治の底流には、エリートと叩き上げ、そのどちらが日本を引っ張っていくのかという主導権争いがあったのです。ところが、現在の安倍政権はエリート主義でも草の根主義でもなく、いわば世襲主義です。エリートでもなければ叩き上げでもないボンボンが日本を引っ張っているという状況は、これまでになかったことです。

 

国会議員の1/4が世襲といわれていて、2014年の総選挙では、自民党候補の約70%が世襲候補だったそうです。世襲議員を全否定するつもりはありませんが、実力以上に下駄を履いているのは事実。参入の障壁があまりに高すぎるために、日本にたくさんいるはずの優秀な人材が政治に流入せず、しっかりした能力評価をせず世襲議員に政治を任せる結果になってしまっている印象です。世襲議員の最大の弱点は、自らの人生を通じて自前の志を有していないことではないかと思うのです。安倍首相がやりたいと言っている「憲法改正」も、実は「おじいちゃんの志」と思ってしまうのは私だけでしょうか。安倍首相から、何を目指し、憲法のどこを、まさに今、変えねばならないのだ、という「志」が伝わってこないのがその証左です。

 

「小選挙区制の弊害」

 

山崎氏発言:中選挙区制では無所属非公認でも選挙に出て、当選することもできました。私自身、1972年の初当選時は無所属でした。しかし現在の小選挙区制では無所属非公認では選挙に出られない。出ても当選できない。昔は志さえあればチャンスを作れたが、今は志がないし、あってもチャンスが作れない。その結果、地盤・看板・鞄はあるが志のない世襲議員が増えていき、自民党の質が著しく劣化している。「自分は生まれながらに政治エリートになる資格がある」と勝手に思い込んで出てくる人間ばかりで、安倍という権力者にしがみつくだけの政治家群像になってしまった。

 

政治劣化の根源、僕もここにあると思います。僕の年齢だと、中選挙区制の弊害の時代も辛うじて知っており、中選挙区制に戻すかどうかは別にして、小選挙区制は即刻やめるべきと強く思っています。このままでは有為な人材供給がなされません。公認してくれる政党幹部の顔色ばかり窺い、国民に目を向けない政治家ばかりになってしまいます。少なくとも議席数は、国民の投票に基づき比例配分される制度にすべきと考えます。それが、民意を鏡のように反映する唯一の方法です。

 

山崎氏はこの後、インタビュアーの「小選挙区制度の弊害は明らかです。この制度は変えるべきだと思います。」の問いに、「それはその通りですが、現実的ではないと思います。小選挙区制で当選している議員に選挙制度を変えるモチベーションはないですからね。」と述べています。

 

これは、僕は違うと思います。選挙制度を変えることが日本の未来を大議論するスタートになる、ということを国民に強く伝え、それを公約する政治勢力が選挙で信を問えばよいのです。政界のみならず、各界の多くの識者が、小選挙区制度の弊害を指摘している今、国会議員にモチベーションがないからと言って、選挙制度改革をあきらめていいのでしょうか。国民の本気度が問われていると思います。

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

     

 

 

 

 

※ 今の社会や政治に対して思うことを書き、発信する活動「こさいたろうの視点・論点」を始めています。

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令和 初の新年を迎えて思うこと〈自然への畏敬〉

 

こさいたろうの視点・論点 0123

2020/01/03

 

令和 初の新年を迎えて思うこと〈自然への畏敬〉

 

あけましておめでとうございます。

 

私は今年も、掃除も片付けも予定通りは終わらず、慌てて年越しの食事の準備をして、息子と二人で紅白を見て、ゆく年くる年を見て、そのあとは酔って何を見たか忘れましたが、お笑いのテレビを見て、布団に入り、新年を迎えました。元日に、掃除の残りを少しやり、準備した食材で人生初めての「おせちづくり」をしました。初詣は2日。石尊神社。今、私たちが住んでいる地域の社。急勾配の石段を上り、山の上にて拝殿し、本年の無病息災を祈念しました。いつどんな災害が襲ってくるか、いよいよわからない時代なので。

 

令和元年。お隣の長野県では、台風による甚大な水害が襲いました。お隣なのでより身近でしたが、昨年は東日本全体が複数の台風による大被災をしました。その前の年は、西日本の水害。それ以外にも地震も頻発。いつどこで、どんな災害に見舞われるか予断を許さない、令和の日本、偽らざる現状です。

 

人間は自然を制御できるのか。私は、完全にはできないと感じています。都会で生活していたころは、そんなことすら考えませんでしたが、山里に暮らして6年余り、そう思います。「完全にできない」というのは、「ある程度はできる」の意味です。ここが重要に思っています。人間が抑え込めると驕った瞬間、強烈なしっぺ返しを食うことになるように感じます。自然に近い場所で生きていると、「かなわない」というふうに感じることが時折あります。まだ、うまく説明できないんですが、そんなふうに思うことがあります。

 

人間は、自然の中で生かされている存在だということ。人間が、すべてを支配することはできないということ。人間は、自然と、あらゆる生き物と共存することでしか生き続けられないこと。科学技術は進歩を続けますが、それは絶対ではないということ。日本と日本人は新しい「令和」という時代を、私たち自身の生き様を見つめ直す、そんな時代にすべきではないかと、年頭に思いを巡らせています。

 

いつも拙文の配信にて恐縮ですが、本年もお目通し賜れば幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

     

 

 

 

 

 

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