「亥年」 12年に一度の選挙イヤー

 

こさいたろうの視点・論点 0079

2019/01/11

 

 

「亥年」 12年に一度の選挙イヤー

 

 

今年は亥年。12年に一度の「選挙イヤー」ともいわれます。4年に一度の統一地方選挙が春に、3年に一度の参議院議員選挙が夏に、それぞれ必ず行われるからです。私にとっても、人生の中で忘れることのできない「亥年」です。

 

二回り前の「亥年」。24年前。25歳。1995年、平成7年。4月に行われた港区議会議員選挙に初出馬。新党さきがけ公認候補として、第一位当選をさせて頂きました。この年から、政治家としての第一歩を踏み出しました。

 

一回り前の「亥年」。12年前。37歳。2007年、平成19年。4月に行われた港区議会議員選挙に無所属で4回目の出馬。港区長選挙に敗れ、3年間浪人した末に、再起を期して。第三位にて当選させて頂きました。

 

そして、今年。49歳。私は、山梨の最西北端、白州町の鳥原で新年を迎えています。細々と農産物の販売をしながら、半人前の農夫として生きています。人生、どこに行きつくかわかりません。

 

この12年は、息子とともに歩んだ12年。そして、身の丈を顧みず、区議を辞め、国政に挑んだ前半。国政に参画する思い叶わず、遅ればせながら実業に携わらねばならないと感じ、農業の世界に飛び込んだ後半。

 

人生をかけるにはちょっと年を取りすぎていたかもしれません。もう少し若ければ、子どもを育てるという大事業の前に挑戦ができていれば、成功にしろ失敗にしろ、もっといろいろな道があったような気もします。

 

そして、自分の人生とは何だったのか、人とあまり出会わない山里で、いつも思いを巡らせてしまっています。それなりの局面でそれなりの意味があったのだ、と自分を納得させることもあり、ほとんど役割を果たせなかったのではないかと悲観することもあり。常に一人で、勝手に揺れ動いております。

 

もう、夢を追うような人生を送れるのはこの一、二年かもしれません。これは、体力的な衰えではなく、気力の減退でもなく、ひとえに経済的環境によります。メシが食えなきゃ、何もできません。本当は若いころに、むしろ子どものうちに気づかなきゃならないこんな簡単なことを、今頃になって気付いているわけですから、目も当てられませんね。

 

零細事業と零細農業で、質素でも自由な生活を送れるように、もう少しだけ足搔いてみようと思う今年の正月。一方で、ダメならメシを食うためだけに働ける場所を探さなきゃと、求人サイトや求人情報誌で、シニアでスキルのない男ができそうな仕事を探す今年の正月。

 

それでも、生活するための仕事としての「議員」を続けるために、選挙に出続ける選択をしなかったこと。それだけは間違っていなかったと確信しています。区議としての追及の刃は、四期目にしてすでに鈍っていましたから。いくら苦しい生活になっても、それだけはやせ我慢して胸を張りたいと思います。

 

それよりもむしろ、寝る間も惜しんで議員報酬以外の収入を得るための仕事、生業を持つべきだったと今になって後悔しています。まったくの「後の祭り」なのですが(苦笑)

 

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

     

 

 

 

※ 今の社会や政治に対して思うことを書き、発信する活動「こさいたろうの視点・論点」を始めています。

※ 現在、数十人の皆様にご購読料(発行協力費)を頂いております関係から、公式サイトには原則冒頭部分のみ掲載させて頂きます。誠に恐縮に存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

※ ただし、時勢や内容等によっては全文公開する場合がありますこと、ご購読者の皆様にはご了解賜りたく存じます。

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「戦争しない日本」を継続したい

 

こさいたろうの視点・論点 0078

2019/01/10

 

 

「戦争しない日本」を継続したい

 

 

あけましておめでとうございます。

皆様におかれましてはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 

平素、「小斉太郎の視点・論点」をお読み頂き、誠にありがとうございます。年末年始は2週間お休みをさせて頂きました。申し訳ございませんでした。本年も原則、週に一回、たまに間に合わなくなってしまいますので、月に四回のペースを守り発行して参る所存です。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。ご意見やご感想もぜひお寄せ下さい。心よりお待ちしております。

 

さて、本年は「平成最後」の年。30年前の「昭和最後」の日を思い出します。つまり、昭和天皇が亡くなられた日。あの時は、秋から昭和天皇の容態が悪くなり、自粛ムードの正月を迎えていました。大学一年だった僕は、東京の小さなマンションで、一人で、テレビから流れる「昭和天皇崩御」のニュースを見ていました。なぜか事を重大だと勝手に思い、食い入るように見ていました。その後ほどなくして出版された昭和天皇の足跡に関する書籍をたくさん購入し、昭和天皇に焦点を当てた文庫本も古本を探してかなり読みました。昭和という時代はどんな時代だったのか、これから始まる新しい時代はどんな時代になるのか、18歳の若僧なりに興味津々だったのだと思います。ただし、当時は、後に政治の道に進むなど寸分も思っておりませんでした。本当です。

 

おそらく、父が年寄りだったことが関係しているのだと思っています。私は昭和45年生まれですが、父は大正7年生まれ。普通ならおじいさんでもおかしくない年齢です。父は戦前に成人になっており、兵役も経験し、太平洋戦争のころには通信社の記者として満州のハルビンにおりました。軍隊が民衆を置き去りにする様を目の当たりにし、終戦後も約二年現地に残り、身の危険を顧みず、日本人の帰国に奔走したそうです。僕は、そんな話を直接聞くことのできる環境で育ちました。だから、昭和20年を境に社会が激変した「昭和」という時代に、人一倍関心を持っていたように思います。

 

敗戦以降の「昭和」は、戦争の反省の上に進んできたものと思います。政治家も経済人も、一般庶民も、それぞれに「戦争」の悲惨さやバカらしさを体験的に実感しており、二度と戦争しない国として生きるべきという思いを共有していたように思います。その象徴的存在が昭和天皇だったのではないかと感じます。

 

そして、平成の御代となり、今上天皇も昭和天皇の思いを受け継いだのだと思います。今上天皇自身も、子どもではあったものの戦争経験者であったからだと思います。

 

そして今年、新たな天皇陛下が即位されることとなります。今のところ、天皇に即位する予定の皇太子殿下も、平和を志向する昭和天皇、今上陛下の思いを踏襲してくれるように見えます。

 

しかし、昭和から平成のころと異なり、世の中には戦争を経験した方が激減してしまいました。社会全体として、軍隊や戦争に対する抵抗感が大きく低減しているような気がします。さらには、中国の台頭、朝鮮半島情勢など、日本を取り巻く周辺環境が必ずしも安定しているとはいえず、軍事力の増強への許容の度合いが高まっているようにも感じます。

 

僕は、直接的な経験者、体験者がいなくなった後も、先の大戦を心から省みて、二度と戦争を起こさない国として日本が歩むべきだと強く思います。そのために、今を生きる私たちが力を尽くしていかねばならないと思います。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

     

 

 

 

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農夫こさいたろう便り 18/12/18-

北巨摩〈きたこま〉の今

師走もあっという間に後半となり、今年も残りわずかとなりました。下は富士山、右は八ヶ岳の写真です。ともに雪を被る頂です。一旦グッと寒くなり、少し緩み、また年末に寒波が来ると予報されています。徐々に冬本番となるものと思います。

今年は、異常に暑い夏、毎週のようにやってくる台風。山梨に大きな被害はありませんでしたが、全国では大きな傷跡を残しました。その後、朝晩の寒さはいつもより早くやって来て、晩秋の野菜は甘みが乗り、例年以上のおいしさになりました。お天道様のご機嫌に一喜一憂の毎日、大変なこともありますが、まじめにやっていれば時に恵みを与えてくれるものだなぁ、と実感しています。

※ 南アルプス・八ヶ岳山麓のエリアは町村合併を経て今は北杜市〈ほくとし〉の地域になりますが、昔は北巨摩と呼ばれていました。

〈実験農場〉 Kosai Farm

〈 農夫の備忘録 〉

今年は小麦栽培に失敗し、その影響で大豆の種まきが遅れ、雑草処理もうまくいかず、大幅な減収となりました。そんな中でも初秋に、辛うじて「枝豆」の収穫ができたことは、不幸中の幸いでした。減収となったため今年は、足踏み脱穀機〈写真〉などを仕入れまして、収穫から脱穀、風選まで、最低限の機械の力を借りながら、すべて手作業で進めています。江戸時代な感じです(笑)焦らず、少しずつ進めています。いい経験だと自分に言い聞かせています。今年の失敗を踏まえ、来年以降、大豆栽培の拡大と機械化の研究を、この冬にしてみようと思っているところです。

農夫こさいたろう便り 18/11/16-

北巨摩〈きたこま〉のあの時

〈実験農場〉 Kosai Farm

去る10月26日、十分に天日干しした稲からお米の粒を取り外す「脱穀」作業を終えました。田んぼをお借りしている八巻さんと息子の三人で行いました。天気もよく、快適な作業となりました。右の写真になります。

その翌週11月1日に、籾を取り外した稲わらを粉々にして田んぼに撒きました。上の写真です。無肥料栽培をうたっておりますが、厳密にいうと、同じところでできた有機物は肥やしにします。

そして、11月15日、「もみすり」という作業をして、籾に包まれたお米から籾を取り外し、いわゆる玄米になりました。青い機会の写真がその様子です。その昔、家族総出の手作業で米づくりが行われていたことを思うと、信じられない気持ちです。

別途、新米のご予約についてご案内致しますので、ご希望ございます方はご連絡下さい。また、こさい作大豆の味噌や、当地名産の長芋のご案内もさせて頂きました。ぜひお試し下さい。

いよいよ、朝、車のガラスも凍るような季節になってきました。ただ、昼夜の寒暖の差が大きくなるのが早かったためか、秋野菜は全般に例年よりも甘みが乗っているような気がしています。寒いのはかなわないのですが、いいこともあります(笑)

農夫こさいたろう便り 18/10/30-

北巨摩〈きたこま〉のあの時

〈実験農場〉 Kosai Farm

10月26日、稲わらからお米を取り外す「脱穀」作業を終えました。田んぼをお借りしている八巻さんと息子の三人で行うことができました。

この後「もみすり」作業をして、玄米にします。いよいよ、食べるお米に仕上げていきます。〈10/30記〉

農夫こさいたろう便り 18/10/09-

北巨摩〈きたこま〉のあの時

〈実験農場〉 Kosai Farm

雨にも負けず、風にも負けず、米・亀の尾はすくすくと成長し、10月8日、今年も無事に稲刈りまでたどり着きました。今年は、稲刈りまでの天候もよく、適度に乾いた田んぼで快適に稲刈りを進めることができました。

三連休の最終日だったため、息子と二人仕事を覚悟しておりましたが、旧友の石渡さんが仲間を誘って手伝いに来てくれました。本当に助かりました。皆さん、ありがとうございました。また、今年の米づくりは、多くの応援団の皆様に支えられています。さらに、お天道様にも心より感謝をしながら、稲刈り作業を致しました。

これから天日で二週間ほど干し上げます。天日でじっくり乾燥させることで、お日様のエネルギーが加わり、よりうまみが増すと、私としては思っています。お米の水分量が適度になりましたら、稲わらからお米を取り外す「脱穀」、もみを取り外す「もみすり」をして、いわゆる「玄米」となります。時間をかけまして、食べるお米に仕上げていきます。

稲刈り後、なかなか乾かず、脱穀作業ができませんでしたが、今日いよいよ脱穀作業を致します。〈10/26記〉

農夫こさいたろう便り 18/10/02-

北巨摩〈きたこま〉のあの時

週末は強烈な台風がやってきました。

私は、作っているお米と大豆が倒れてしまわないかが一番の心配でしたが、事なきを得ました。一方、築50年近い我が家は、深夜に猛烈な風を受け、「ミシッ、ミシッ」という音で目覚めてしまいました。あと20年くらいはもってほしいのですが(笑)

生産者の竹内さんは、トマトの雨よけビニールハウスに被害が出てしまいました。グニャリと曲がったパイプが尋常でない風の強さを物語っていました。自然の猛威にはなかなか太刀打ちできません。太刀打ちするのでなく、共に生き、やり過ごす、といった感じが理想ですが、そううまく事は運びません。難しいものです。

※ 南アルプス・八ヶ岳山麓のエリアは町村合併を経て今は北杜市〈ほくとし〉の地域になりますが、昔は北巨摩と呼ばれていました。

 

〈実験農場〉 Kosai Farm

〈 農夫の備忘録 〉

大豆につきまして。

今年も、枝豆としてお送りできるくらいに実が太りました。

農夫こさいたろう便り 18/09/18-

北巨摩〈きたこま〉のあの時

すっかり涼しくなってきました。朝晩は肌寒いくらいです。振り返ってみると、暑すぎる夏はあっという間に過ぎ去ってしまったように感じる今日この頃です。このまま足早に秋が深まるのかもしれません。

ただ、経験したことのないような猛烈な暑さだったため、稲の登熟が相当早く進み、周辺の田んぼでは収穫がどんどん進んでいます。5年こちらにいて、こんなに早いのは初めてです。

さて、各生産者の皆さんは、秋に収穫する野菜の準備をされています。小松菜や水菜などの葉もの野菜、カブやダイコン、晩秋の白菜の苗づくりなど、精を出されています。秋の野菜もぜひご期待ください。

それと、平飼いたまごの生産者の徳光さんのところには、なんとヤギがやってきました。敷地内の雑草をものすごい勢いで食べています(笑)。徳光さんは、子どもたちが自然や動物と触れ合う場所にしたいようです。私も、息子がもう少し手が離れるようになったら、徳光さんを手伝いたいと密かに思っています。

※ 南アルプス・八ヶ岳山麓のエリアは町村合併を経て今は北杜市〈ほくとし〉の地域になりますが、昔は北巨摩と呼ばれていました。

 

「たくさん集めてたくさん配る」を見直すべきだ

 

こさいたろうの視点・論点 0077

2018/12/25

 

 

「たくさん集めてたくさん配る」を見直すべきだ

 

 

この師走、東京ではタクシーがつかまらないそうですね。あのバブル頃と同じですね。今から30年前。僕は大学生でした。大学生ごときにも、バブルの恩恵は滴り落ちてきていました。今風に言えば、トリクルダウンでしょうか。

 

今田舎で生活する中で、その実感は全くありません。ただ、付加価値のある(と私は思っている)農産物を、多少割高で、しかも運送料もご負担頂き、一定数の方々にご購入頂いていることを考えると、間接的に恩恵を受けているといえるかもしれません。もっと稼げないのは単に自らの実力不足かもしれません。でも、格差の拡大や貧困層の増大といった様々な調査の数値を見ると、30年前とは明らかに異なっているのだろうし、僕の肌感覚がまんざら間違いではないような気がします。

 

そんな中、来年度予算案が閣議決定されるそうです。一般会計税収は過去最高の62兆円を見込んでいるようです。でも、いつまでも安倍金融緩和バブルによる税収増が続くとは思えないし、それだけの税収増があってなお借金返済額を超える赤字国債は発行され続け、社会保障費も増加の一途をたどっています。年間の総歳出額は減らず、ついに100兆円の大台を超えてしまいました。

 

どれだけ集めてどれだけ配るのか。稼いだ人にどれだけ負担してもらって、社会の下支えをするのか。根本的に考え直さねばならない。平成の世に入り、ずっと問われ続けてきたことです。それが、なんとなく「子どもにはお金出します」「困った人にも手を差し伸べます」「お年寄りにも優しく」「公共事業は減らさず国土強靭化」などと言いまくっているのをみると、それじゃあカネがいくらあっても足りないじゃないか、と言いたくなります。でも、カネに限りはありますから、見えないように国民からの負担を増やし、社会保障などを巧みに減らしていくんですよね。

 

たくさん集めてたくさん配る。この思想は国家社会主義。戦前の統制経済。国が差配する。まさに現首相・安倍晋三氏の祖父、岸信介氏が満州で実験して、日本で展開しようとした国家像だと僕は思っています。それを今、数十年たってやろうとしているのが「お孫さん」。そして、あえて僕の感じ方を言えば、立憲民主党も実はそれに似通っているのではないかとみています。国家権力が強大な権限を握る社会です。税金をたくさん集めてそれを配分する権限を持つわけですから。

 

僕はいまだに、それは違うと思うんですよね。みんなで助け合う範囲はそこまでか考えて、それに必要なお金を税金として負担しあう。これを国全体でやることと、各地方でやることに仕分ける。この作業が必要だと思うんですよね。多くの国民は、大金稼いで華美に、贅沢に暮らしたいと思ってはいないと思います。今よりもう少し楽に、心に余裕のある暮らしができればということなんだと思うんです。それには、余裕のある人たちにあと少しずつ負担してもらうことで、かなり大きく変革することができると思うんです。

 

「都会の一部でタクシーがつかまらない」という時代が再びやってきた今、社会のありようを変えることを真剣に考えなければならないと思います。そして、その期間はごく短いということも忘れてはなりません。

 

山里からは、小さな声を発することくらいしかできませんが、いま政治を担っている人たちの責任は極めて重いということは言っておきたいと思います。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

 

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平成最後のクリスマスに思うこと

 

こさいたろうの視点・論点 0076

2018/12/23

 

平成最後のクリスマスに思うこと

 

今年もクリスマスがやってきます。ただ、平成という代にやってくるクリスマスはこれが最後です。来年は天皇陛下が代わられて、新しい元号の下、クリスマスがやってくるのです。こういう表現、会えてしてみましたが、間違ってはいないと思います。が、なんだかしっくりきません。

 

5年前に山里での農作業をはじめ、昨年からは住まうようになり、昔から抱いていた違和感が大きくなってきています。どうして、日本でキリストの誕生を祝うことが国民的行事になっているのか。しかも、キリストの誕生を祝うなどと思っている人は、キリスト教の信者さん以外はほとんどいないはず。

 

サンタクロースになり代わって、親が子どもにプレゼントをあげる日。恋人同士がプレゼント交換をする日。そんなお楽しみイベント、それ以上でも以下でもない人がほとんどだと思います。このほかにも、バレンタインデーや、昨今ではハロウィンなどもありますが、僕は元来何の日なのか知りませんでした。これを書くのに調べてみますと、バレンタインデーは「殉教者・バレンタインの記念日」だそうで、ハロウィンは「秋の収穫を祝い悪霊を追い出す古代ケルト人の宗教的行事」だそうです。

 

その時期が来ると大騒ぎになる両行事も、クリスマスと同様にその起源に思いを致す人などどれだけいるのでしょうか。バレンタインの日は、思いを寄せた異性にチョコレートをあげる日。ハロウィンは僕が大人になってから盛んになった気がしますが、最近では仮装して夜中じゅう屋外で騒ぎまくる発散の日と化しているようです。戦後、あるいは明治維新以降、異文化の行事と商売を絡めて、その本来的意味を顧みることなく、日本社会に浸透しました。

 

子どものころや若い頃はあまり疑問も持たずに世の流れに身を任せていましたが、山里に住み、わが身が自然に包まれるがごとく環境で生活するようになり、自分たちは何者か、振り返ってみることが必要な気がしています。

 

日本には、その歴史や伝統に根ざした季節の行事があるはずです。お正月から節分、お花見やお月見、収穫を祝う秋祭りなど、地域によっても様々に行われているのだと思います。そこには決して、クリスマスもバレンタインもハロウィンも出てはきません。

 

来年から新しい天皇陛下が生まれ、新しい元号になります。日本の、日本人の原点は何かに改めて思いを致し、その上で、これからどんな日本の未来を志向していくのか、考える絶好の機会です。

 

働き手がいないから外国人をもっと簡単に呼べるようにとか、社会保障の金が足りないから消費税を上げればいいとか、景気が悪くなると困るから公共事業をバンバンやっちゃえとか、カジノ作って金集め使用とか、「目先の金」のことばかりで動いていく政治で本当にいいのでしょうか。

 

いずれにしても、バレンタインやハロウィンやクリスマスを国民的行事に仕立て上げて金儲けにつなげる。七五三や成人式も同じですよね。そんな華美なことを国民みんながやる必要が本当にあるのでしょうか。考え直す必要があります。

 

平成最後のクリスマスをもうすぐ迎えるにあたり、山里でそんなことを考えています。人間、金がなくなると、現状に否定的になりがちです(笑)年の瀬にすみません <m(__)m> メリークリスマス!

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

 

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議会が機能しない、今の日本政治

 

こさいたろうの視点・論点 0075

2018/12/16

 

議会が機能しない今の日本政治

 

入管法改正案、圧倒的多数を有する与党の賛成多数で可決成立した。でも、具体的な制度の中身はこれから決めることになる。役所が政令・省令を作り、ルールを定める。ここに議会は関与できない。

 

外国人労働者の受け入れを拡大するために、「特定技能1号」「特定技能2号」といった新たな在留資格を作ることになるが、その「技能」とはどんなものなのか、法律には書かれていない。議会の質疑を通じても明らかになっていない。ただ「受け入れる」ことだけを決めただけ。

 

これで、議会は機能を果たしていると言えるのか。昔のことを思い出す。私が関与した小さな自治体のことではあるが、同じようなことがしばしばあった。「制度の細かな部分は条例案が可決・成立した後に整備する」というようなこと。つまり、議会で条例だけ通して、あとは役所がいろいろと決めていくということ。

 

私は、制度の運用が役所のフリーハンドになってしまわぬよう、条例案審議の際にはできる限り、条例制定後の役所の運用を明らかにするように努めた。質疑を通じて、言質を取る。議会には首長の出してきた条例案を修正する権限もある。これは、賛同議員がなかなか作れず、実現させられなかったが。

 

行政が暴走しないように、権力の行使にタガをはめる役割が「議会」にはある。役人は試験によって選考・採用されるが、議員は選挙によって選ばれるのはそのためだ。それなのに、今回のような法案を課題解決もせずに通してしまうことは、議会の役割を放棄しているに等しい。

 

実質的に移民解禁となる「法案の中身」も極めて重要で深い議論が必要であることは確かだが、私が思うに、役割を果たさないことに何の疑問を感じなくなっている議会のありようが、より一層深刻なのではないかと感じている。

 

議会が機能しない、官尊民卑の社会は、安倍長期政権の間により一層進んでいるように感じる。

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

 

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移民政策の解禁の前にやるべきこと

 

こさいたろうの視点・論点 0074

2018/12/03

 

 

移民政策の解禁の前にやるべきこと

 

 

農業の現場に身を置いて6年目になるが、「技能実習生」は農業現場にいるとしばしば耳にする単語だった。

 

以前、労務者として農業生産法人で働いているときには、友好関係にあった千葉の農家の皆さんの農場には、たくさんの「技能実習生」が働いていた。詳しく話を聞いたことはないが、主に東南アジア方面から来ている様子だった。

 

僕が見聞きした受け入れ先は、皆さんまじめな農業経営者で、今問題になっているような「最低賃金以下で働かせる」とか「労働環境が劣悪で失踪してしまう」といったこととは全くの無縁だったと確信している。

 

ただ、実態は「技能実習」ということでなく「労働」であることに間違いないと感じていた。働いてお金を稼いで、母国の貧しい家族の生活を支える。詳しい制度を知らない人でも、薄々わかっていることではないのか。

 

「移民政策はとらない」という建前を維持しつつ、単純労働の労働力としての外国人は確保したい、という大矛盾を正当化させるために「技能実習生」という制度を作り、「労働させているのではない」と偽ってきたこの数十年。この著しい矛盾と偽りの総括なくして、単純労働力が足りないという経済界の要請のみをもって、なし崩し的に移民政策を解禁してしまってよいのだろうか。

 

 

私は、農業に関わるようになったこの数年の間に、以下のような経験もした。

 

ある時、ある外国人を紹介された。農業現場に労働力不足はないか。必要に応じて外国人を「技能実習生」として送り込むことができる。そんな話だった。

 

かの国にはエージェントがあり、日本で働きたい希望者を集め、かなり多額の手数料等を支払い、日本語などの研修を受けた上で日本に来るのだという。日本でも日本のエージェントの下で一定の研修をして、働き先に引き渡されることになる。

 

「外国人技能実習生」は、給料から生活費を引いたお金が手元に残ることになる。それでも貨幣価値に差があるので、3年も働けばまあまあの金額が手元に残るらしい。しかし、最初に支払う多額のお金は、ほとんどの場合ほうぼうから借金して捻出しているようで、そのお金も返さなければならない。だから、どんなに苦しくても、時には人権が踏みにじられるような労働環境でも、簡単にやめたり逃げ出したりすることはできないのだ。

 

私が知らないだけで、制度の本旨に基づいた「技能実習」が行われている事例もあるのかもしれないが、果たして実態はどうなのか。私は、私が見聞きした事例がほとんどではないかと思ってしまう。

 

実習生を集めるエージェント、受け入れ先を探すエージェント、これらが金儲けを目的として存在していて、その儲けのほとんどは貧しい外国人研修生の懐から出ているお金という仕組み。

 

もう「技能実習」などという被り物は面倒だから脱いでしまえ。実態通りに「単純労働者」として受け入れられるようにしよう。エージェントも大手を振って金儲けしよう。そういうことではないのだろうか。

 

この度の入管法改正は、制限付きとはいえ「移民政策」の実質的解禁で、単純労働に外国人を充てることができるようにするものだ。国会審議でも幾多の問題点が指摘されているが、とにかく法律を通した後、政省令で対応するの一点張り。

 

これまでの国策を大きく変える制度改変であるのだから、じっくり時間をかけ、基本的ルールを法律に記載し、国権の最高機関たる国会にきちんと責任を果たさせる必要がある。

 

私は、外国人の人々が日本に働きに来ることに反対ではないが、きちんと受け入れるための準備は、じっくり時間をかけて行うべきだと思っている。単純労働を安い賃金で外国人にやらせる、というような差別的意識を醸成させるような社会を、まずは変えねばいけないのではないか。そう思っている。

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

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原さんの監督復帰と巨人の病気再発

 

こさいたろうの視点・論点 0073

2018/12/02

 

 

原さんの監督復帰と巨人の病気再発

 

 

巨人ファンの方、ごめんなさい。まず謝っておきますね。でも、どうしても黙ってはいられないです。

 

 

巨人の監督に原氏が戻り、昔の巨人に逆戻り。金さえ出せば何でもありなのか。日本の野球界で巨人は特別、常に優勝争いをしなければならない、故に、欲しいものは何でも手に入れていいと。

 

広島三連覇の大功労者、この数年は年を追うごとに進化し続けた丸選手が、巨人にFA移籍することが決まった。FAは選手の権利でもあるので一概に否定はできないし、丸選手を批判することもあたらないかもしれない。しかし、それにしても、原・巨人のやり方はどうなのだろうか。

 

丸が守っているセンターには、今年大きく成長した生え抜きの重信がいる。さらには、数年前日ハムから獲った陽岱鋼もいる。外野手という枠で言えば、昨年中日から主砲ゲレーロを獲った。思うように働かなかったが、その代わり亀井、長野というベテランもそ外野手が気を吐いた。そんな中での、巨額を投じての丸獲得である。

 

丸以外にも、西武から捕手・炭谷をFAでとった。巨人には強肩の小林、長距離砲の大城、それに宇佐美という三人の捕手がいて、さらには阿部も来期は捕手復帰と言っている。そのような環境で捕手の補強は必要なのか。

 

そして、さらにはオリックスからベテラン中島をFA補強。今の巨人にどうしても必要な選手のようには、僕には見えない。原辰徳のやりたい放題。あれもこれも欲しい病。かつての長嶋監督にも似ているが、長嶋監督は落合、清原など一点豪華主義だったような気がする。なので、原は長嶋以上に強欲に映る。

 

すでに、巨人はプロ野球界の盟主ではなくなっている。球団がホーム球場のある地域にしっかり根を張るようになってきた。それによりパリーグも大いに盛り上がってきている。ネット社会の進展とともに、好きな球団の試合を自由にみられるようになった。もはや、地上波・日テレ系列で巨人戦しか見られない時代は終わっているのだ。

 

巨人に原監督。平成も終わろうとしている今、時代遅れの昭和を背負って再び登場したように僕には見える。

 

もはや巨人がなくてもプロ野球は成り立つ。プロ野球の関係者やファンはそのことを原さんに教えてあげるべきだ。カネに糸目もつけずに補強しても無意味なことを。そのためには来期、11球団は総力を挙げて巨人をつぶしにかかるべきではないだろうか。それによって本当に新しいプロ野球の幕が、新たな元号とともに始まるような気がする。

 

ついでに、巨人にそんなにカネをつぎ込める読売新聞社を含め、第四の権力といわれるマスコミ業界についても、僕たち日本人はしっかりとチェックし、改革を促していくことが必要なのではないだろうか。

 

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

 

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消費税増税。一部軽減も、商品券配布も、すべておかしい。

 

こさいたろうの視点・論点 0072

2018/11/18

 

消費税増税。一部軽減も、商品券配布も、すべておかしい。

 

安倍首相が来年10月の消費税率上げを明言し、導入予定の軽減税率は、テレビのワイドショーの格好のネタになっている。

 

コンビニの買い物の際、持ち帰れば8%だが店内で食べれば10%だとか、回転すしやで店内で食べようと思っていたものを持ち帰りに変えたらどうなるか、とか。正直、こういうことで導入が既定路線になっていくのだなぁ、と感じた。安倍首相に近い政治評論家も、国民は時間がたてば慣れてくる、というようなことを言っていた。悔しいが、同じような予感がしている。

 

そもそも軽減税率、一部のものの税率だけ下げるなんて言う制度はわかりにくすぎるし、どう考えてもあらゆる事務が複雑で煩雑になっていく。日本人はそれをこなすだろうが、その無駄は計り知れないものになるはずだ。現に私のような零細個人事業主にも、わかりにくい案内書面の第一陣が送達されている。正直、どのようになっていくのかいまだ理解できない。

 

そもそも消費税増税の前に歳出構造を見直す改革が必要であったというのが僕の持論だった。足りないから負担せよ、だけではどうしても納得がいかない。さらには、軽減税率という分かりにくい仕組みを入れて、国民に配慮している的なポーズをとる。またぞろ出てきた「商品券を配る」発想も、国民が慣れるまでの目くらましと言わざるを得ない。

 

低所得者対策であれば、給付付き税額控除という妙案もあったはずだが、検討すらされた形跡がない。これなら、将来のベーシックインカム的政策につながる可能性もあったのに。

 

私たちは今だからこそ、何が軽減税率の対象になるのか、商品券が配られるのか、などという些末な議論に巻き込まれることなく、本当に必要な行政サービスは何で、そのためにはどれだけの税負担が必要なのか、という骨太の議論をすべきではないだろうか。権力サイドが「軽減する」とか「配布する」というようなことを言うときは、その裏側には大きな負担が待っているということが多いように思う。

 

いずれにしても、今のところインボイスも出せない零細個人事業主、零細農家はこれからどうすればよいのか。売上1000万円を超えなければ心配は無用なのか。途方に暮れる今日この頃である。

 

 

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

盾の役を果たす桜田大臣・片山大臣

 

こさいたろうの視点・論点 0071

2018/11/18

 

盾の役を果たす桜田大臣・片山大臣

 

桜田大臣について

 

・ サイバー担当だけど自分でパソコンは打たない

大した問題じゃない。追及している今井何某というやつの方がうさんくさい。一体いくつ政党を代わっているのか。そういうところが野党が信頼されない理由。気のいいおっちゃんをいじめている感じがなんとも胸糞悪い。言うまでもなく桜田さんはダメなんだけど、鉄砲を撃つ方向が違うと思う。まあ、いずれにしても、こういう人を任命した安倍首相の責任は、いかにしても免れないが。

 

・ 東京五輪の基本コンセプトをこたえられない。

担当大臣だから、大臣を引き受けた時点で頭に入れておいてはほしい。ほしいが、これも実はたいしたことじゃないと僕は思っている。コンセプト知らなくても、役人が事務的にはよしなに進めてくれるはずだ。むしろ、桜田さんのいうところの国民目線で、どんどん膨らむ税金投入額、終了後どれだけの負担が国民にのしかかるのか、などを明らかにしてほしいものだ。野党も、コンセプト知らないからって攻め立てるのではなく、やるべきことをやれとお尻をたたき、やらなければそれを徹底的に叩けばいいと思う。

 

もう一人、片山さつき大臣について。

 

こちらは、疑惑が本当ならば、ちょっと看過できない。大臣ということでなく、議員バッジにもかかわると僕は思う。国税庁に口をきく見返りにカネをもらうという案件。本人は否定しているが、文春砲が次々に炸裂。これに端を発し、政治資金収支報告書にもらったカネの記載が漏れていて、事後訂正に次ぐ事後訂正。これで辻褄が合わせられるのだろうか。このほかにも、カレンダーの無償配布、顔写真入りの特大看板、波の政治家では考えもつかない疑惑のオンパレード。

 

いずれにしても、重大案件から些末な案件まであるわけだが、役所に口をきいて金をもらうというのは完全アウトだし、多額の寄付金の受け取りが政治資金収支報告書に記載されていないのも完全にアウトだ、僕に言わせれば。そのカネどこに行ったの?と。この騒動がなければどこにあったの?ということになる。自分の懐、と言われても言い訳できない。いくら訂正しても、その疑念は永遠に拭えないのである。

 

そういった意味で、桜田さんもしょーもないが、片山さんの方が大問題だと思っている。

 

ただ、この二人のことを書きながら、僕も何か大きな罠にハマっているのかもしれないと感じ始めている。この二人が出てきたことで、メディアは桜田、片山たたきに夢中。でも、実は二人とも小者ではないのか。もう少しやばくなったら、引導を渡して辞めてもらえばいいのではないか。次の人が彼らより有能であれば、潮が引くように騒動も収まってしまうような気がしてならない。

 

むしろ、この二人が矢面に立つことで、安倍首相本人が当事者のモリカケ疑惑、それを忖度して行われた様子の公文書改ざん問題、実行者である財務省の大ボス麻生財務大臣の責任問題、これらは今やうやむやになってしまっている。

 

実は、この二人の大臣が盾となり安倍首相以下実力者たちを守り、国民にとって深い議論が必要な重要課題から目を逸らさせるためのしたたかな戦略が背景にあるのではないか、と勘繰ってしまっている。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

 

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新米!自家大豆の味噌!長芋!

 

定期便ご購入者様など向け限定発信

 

土・水・太陽…  自然の力、

自然の恵みをたっぷり受けた農産品をぜひ食卓に

ご注文をお待ちしています <m(__)m>

新米

今年も八ヶ岳山麓の田んぼでお米を作りました。「亀の尾」というお米は、無農薬・無肥料で立派に育ちました。ミネラル豊かな八ヶ岳湧水を吸い、本来土が持っている力を借り、天日干しまでお日様のエネルギーをもらって、実りを迎えました。

☀ 2kg 1,800円(白米か玄米をお選びください)

☀ なお、5kg 10kgの袋もあります。1kgあたり900円となります。送料は、10kgまで900円 以降10kg増えるごとに700円頂戴します。

 

こさい作大豆の「味噌」

自分で作った大豆で味噌を仕込んでもらいました。自家消費用の手作り味噌。正規で販売するには各種許認可が必要なため、今のところはできません。「うちで使う味噌のおすそ分け」ということでお送りします。

☀ 500g入りの容器でお送りしますので、必要な個数をお伝え下さい。

☀ なお、その際は、無農薬無肥料の大豆栽培へのご支援金として、1パック500円のご寄付を賜りたくお願い致します。送料は別途となります。

 

長芋

今春、甲斐駒ケ岳の麓で無農薬の長芋作りに励む阿久津さんご夫妻と知り合いました。花崗岩質の水はけよい砂地であること、昼夜の気温差が大きいことが、濃い味で粘りのある長芋を育みます。

☀ 一本が大きいのでカットしてお送りします:500g程度 500

☀ なお、カットしない一本丸ごと(何本でも)、別途お送りすることができます。ご希望ございましたらご連絡下さい。1kg 1,000円(送料別途)

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農夫 こさいたろう(小斉太郎)

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100億円の児童相談所

 

こさいたろうの視点・論点 0070

2018/11/01

 

100億円の児童相談所

 

南青山5丁目、青山表参道の路地裏に児童相談所を作るという。土地代72億円。僕が区政報告会でよく使っていた農水省関連の会館跡地、いつの間にか港区が購入していた。この土地代も含め、100億円プロジェクトだという。

 

近隣住民が猛反対と報道されている。が、本当に住民だろうか。一部はそうかもしれないが、ネットの情報を見ると、あおっているのは新興の不動産屋のようだ。よく知っている。町会・商店会といった地域社会とは一線を画しているような人たちだ。名前はよく知っている。

 

だいたい、子どもの声が騒音だとか、街を台無しにするとか、田町の方でいいじゃないかとか、どうかしている。常軌を逸している。僕が知っている青山表参道を守ってきた地域住民の方々はこんな口汚いことは言わない。青山に住む人がこんなに差別的だと思われるのは、元住民として本当にさみしく、つらい。

 

ただ、同じ青山で似たようなことが数年前に起きていた。場所は、青山墓地に近い南青山二丁目。財務省の用地を港区が購入し、障害者グループホームを作ろうとしていた。そこで反対運動が起きた。

 

反対した住民の中心メンバーは、先生と呼ばれていた地域の有力者。僕も区議選初挑戦の時から応援してもらっていた。土地の価値が下がる、障害者は街にそぐわない、海沿いの方に作ればいいじゃないか、今回の反対理由とほぼ同じような言葉を次々と浴びせられた。

 

当時、僕は港区議会議員。あまり人には言わなかったが、政治家を辞めたくなるほどの衝撃を受けていた。なぜそんなに嫌悪感を抱くのか、障害者はそんなに汚いもので、まちの価値を下げてしまう存在なのか。そんなことあるわけがないじゃないか。

 

でも、現実に、その「先生」のまわりには反対メンバーが集まっていた。逆に、僕のことをおかしいと、なぜわかってくれないのか、と詰め寄られた。結局、皆さんの主張に賛同することはできないとはっきりと伝えざるを得なくなった。その後、同じまちで一緒に活動しづらくなってしまった。

 

僕は、もっと大きく社会を変えねばならないのではないか、と思うようになった。同じ人間なのに邪魔者のように扱われることがあってはならない。政治は、社会のありようそのものを変える努力をすべきではないか、と思うようになった。そのためには、日本全体の風土にメスを入れなければならない。

 

これが当時、僕が国政を志向するに至ったいくつかの理由のうちの一つでもある。

 

 

 

当時、本当はそもそも、多額の税金を投入して財務省の土地を購入する必要があるのか、ということを区議会で追及していた。障害者グループホームがその場所に必要だからその土地を買ったわけではなく、とにかく確保しておこうということで買った土地に、さて何を作ろうかと考えたのが実情だった。税金がうなるように集まり、貯金が使い切れないほど貯まっている特異な地方自治体だからこそできること。今回の「100億円の児童相談所」も、買った後にこれで行こうと決まったものなんじゃないかと、推察している。

 

税金で仕事をする以上、いくら富裕自治体だからと言って何をやってもいいということにはならない。例えば、障害者グループホームや児童相談所が本当に必要でも、多額の税金を投入し土地を買い、建物を建てて設置しなければならないのだろうか。民間の建物の床を確保したり、再開発の中に必要な公的施設を入れ込みまちづくりする、といった発想が必要ではないだろうか。

 

苦労せず巨額の税金が毎年集まり、使うことにすら汲々とする自治体には、残念ながら知恵もアイデアも出てこない。だから僕は、必要な分を計り、必要な分だけ税金を預かる政治を実現したかったが、断念するに至った。自らの生活を継続させるという、基本的生活力に欠けていたのだから、致し方なかった。

 

いずれにしても、港区が100億円かけて青山に児童相談所を作るべきかどうか、税金投入という観点から十分な精査が必要である。ただ同時に、子どもや障害者が集まり、暮らす施設が迷惑だ、などという差別的社会を許容するわけには絶対にいかない。

 

悲しすぎる、今の日本。

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

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増税の前にやるべきことがあるだろう!

 

こさいたろうの視点・論点 0069

2018/10/20

 

 

増税の前にやるべきことがあるだろう!

 

 

五、六年前まで、私は街頭で、会合で、毎日のように叫んでいたフレーズだ。高すぎる公務員人件費を削る、特別会計に眠る資産を切り崩す、借金が前提の国家予算の構造を変える、規制改革を通じて経済を活性化させ税収を上げる…。などなど、国民にさらなる負担を求める前にやるべきことがある、という主張だった。

 

しかし、私は戦いに負け、政治の一線から退場した。当時、自民党と民主党の二大勢力が手を結び、国会議員の定数削減と早期解散の検討いう極めて矮小化された取引条件で、消費税増税を約束した。行政改革、歳出構造改革、規制改革による経済活性化、本当に必要な処方箋は隅に追いやられた。

 

その後、自民党・民主党は同じ約束をしたものの、失政のみを積み重ねた民主党は下野し、安倍自民党が与党に返り咲いた。各種の経済指標は好転し、アベノミクスと称した経済関連政策は功を奏した、ように見える。が、実態は、即効性の高い安易な金融緩和と巨大な財政出動の一時的な成果でしかない。

 

税収は上がったが、予算の歳出規模は拡大し続けており、借金は増え続けている。借金を返し、福祉や社会保障の水準を維持するためには、増税せざるを得ないのか。私は今でも、増税の前にやらなきゃならないことがある、と確信している。そして、それは、民主党政権でも、安倍自民党の長期政権ではなおさら、やられていないのだ。

 

一言で言えば、徹底的な行政改革。政府資産の整理から天下りの全面禁止。財源・権限を合わせて移譲する徹底的な地方分権。公務員総人件費の抑制。税収に見合った予算編成。不要不急の事業の廃止、中止。予算規模の大幅縮小。こういったことをやらずして増税をすれば、カネはまた必ず足りなくなる。

 

手元にあれば使ってしまう。簡単に貸してくれる人があれば借りてしまう。一度味わったレベルから生活水準を落とすのは極めて困難。自分たちに当てはめても、人間そんなものだ。そうでない意志の強い御仁もいらっしゃるとは思うが、僕はそう強くない。政治や行政も同じだと、私は経験から思う。

 

現に、日本国の財政法4条では「国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない」と、国債発行を原則禁止している。しかし、時の政府与党は1965年に初めて、1975年からほぼ毎年、特例法を作り、赤字国債を発行し続けている。

 

大本のルールを都合よく変えて、借金をすることで国家財政を成り立たせている。さらに現状では、その国債の多くは、日銀がお札を刷って引き受けている。一時的な政策としてはありうべきとは思うものの、歯止めも出口もないのが非常に危うい。先述のとおり人は、心地のいいところから抜け出すのは容易ではない。

 

増税の前に、借金体質にどっぷり漬かった行政のありようを正す必要があるはずだ。役人や政治家、それを取り巻く人たちだけが心地いいと感じるところこそに、まずメスを入れるべきではないのか。それをまったくやらないで、増税をやらせてはいけない。

 

 

 

10月15日、安倍首相は臨時閣議で、来年10月からの消費税の10%への増税を表明した。当初の目的としては、財政再建のため、だったものが、医療や介護・年金など社会保障制度の維持のためとも言われ、しまいには幼児教育無償化なども加わり、本当に増税2%分でそんなことができるのか。

 

いや、増税すればできるかどうかという議論に嵌ってはならない。そもそも、国家財政の現状、簡素で効率的な運営がなされているのか。メスを入れるべき部分はないのか。国会議員が何百人もいて、なぜ誰もこのことを言わなくなってしまったのだろう?

 

2%の増税分、ポイントで還元とか、いや現金でとか、はたまた商品券で還元せよ、などと議論されているようだ。こんな報道を聞くと、怒りがこみ上げてくる。国民を馬鹿にしている。真に増税が必要なら、多くの国民は還元とか軽減という言葉に惑わされることなどないはずだ。粛々と受け入れるはずだ。

 

そんなことよりも、「増税の前にやるべきこと」をもう一度思い返さねばならない。

 

徹底した行政改革なくして、増税の効果、成果は水泡に帰すだろう。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

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角界と政界の相似点

 

こさいたろうの視点・論点 0068

2018/10/12

 

 

角界と政界の相似点

 

 

貴乃花親方が相撲界を去るということが大きなニュースになっている。これまでの顛末を見ていると、貴乃花の挙動もおかしなところがたくさんあるし、相撲協会執行部の側も思い通りに動かない貴乃花を陰湿にいじめているようにも見える。つまり、相撲という狭小な世界の中でのいわば「幼いいざこざ」に過ぎないと僕は思う。

 

こういういざこざ、権力争いのようなことはどんな組織にもあるとは思うし、これまでの大相撲界でもあったに違いない。これだけの問題として取り上げられるのは、日本相撲協会が公益財団法人となったことも理由であろう。日本相撲協会は公益法人に相応しいのか、公益法人でなければならないのか、と常々疑問を抱いている。

 

 

 

江戸時代以前の相撲の歴史には詳しくないが、少なくとも明治以降、相撲部屋が力士を抱え、親方衆が一問を作り、合議制的な組織として運営してきたのが大相撲だと思う。各地に勧進元がいて、全国で興行する。力士や部屋にはタニマチがついて下支えをした。

 

そもそも興行だったから、時には八百長もあったはずだ。私が子どもの頃、千秋楽に七勝七敗同士の力士が対戦することはほとんどなかったと記憶している。相撲界に近しかった私の父は、テレビを見ながら「これはごっちゃん相撲だよ」なんて子ども相手に物知り顔で語っていた。でも、おそらく、それは本当にあることだったのだと私は思う。

 

それが大相撲、と多くの人が思っていればそれでいいのではないだろうか。無理に、五輪競技のような「スポーツ」と同じに考える必要があるのだろうか。むしろ、同じになんて考えられないはずだ。神事と深く結びつき、文化や伝統を継承している特別な存在だという向きもあるが、歌舞伎はどうなのか。松竹という民間企業が運営しているではないか。

 

貴乃花問題だけでなく、お粗末ともいえる不祥事が次々と明るみに出る日本相撲協会。公益法人化による権力の集中が問題の根源にあるように思えてならない。つまり、一国一城の主であった親方が実質的に協会に雇われるような形になり、いわばサラリーマン化してしまったことが問題だと感じるのだ。

 

昔は、百八しかない親方株を引退後に取得するには多額のカネが必要だったと聞く。そのころの親方は、その金を工面し、タニマチを集め、弟子を探し、部屋を運営しなければならなかったわけだ。その親方たちが集まって協会を作り、興行を打っていた。まさに、立派な事業主の集まりである。

 

しかし、今は、人も金も情報もあらゆるものが協会中枢に集まるようになり、相撲取りは現役を終えた後には、新たな出世競争をするようになる。事業主が集まる業界団体の出世競争と、サラリーマンの会社内の出世競争では、競争の内容や性格は全く違うはずだ。角界は、後者に変質してしまったように見える。

 

数十億円とも言われるNHKからの放映権料収入を中心に、巨大な利権がそこにはある。そんな中、公益法人として運営するのであれば、理事会の構成メンバーのほとんどが親方衆という旧態依然の形ではダメだと思う。逆にそうしたいのであれば、公益法人など返上し、昔のように親方衆が寄り合い運営していくべきだ。税金もきちんと払う形で。

 

そういえば、この20年ほどの間に、相撲の世界と同じような変化をした世界があることに気付いた。永田町だ。昔は政治家自らが活動するための金集めをしていたものが、政党助成金制度ができて税金が各政党に配られることとなり、それを政党幹部の差配で政治家末端に配られるようになった。

 

これによって、一国一城の主であった政治家・議員は、政党という名の会社に所属する社員のようになってしまった。幹部・役員の顔色をうかがい、社内での出世が何より大事になってしまった。本来は主権者に顔を向けて政治に携わることが当然だが、それが大きく変貌してしまっている。社会のダイナミズムが損なわれている大きな理由だと思う。

 

角界にも政界にも、保身や利権を打ち破り、日本社会のための真の改革を目指す人材が出てくることを望む。

 

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

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内閣改造をみての感想

 

こさいたろうの視点・論点 0067

2018/10/08

 

内閣改造をみての感想

 

>  新内閣、ご感想は…?

 

というメールを頂きましたので、感想を記し、ご返信しました。今回の「視点・論点」は、そのお返事をそのまま掲載致します。皆様はどのような感想をお持ちでしょうか。気になるところです。よろしければぜひ、皆様のご感想もお聞かせ下さい。お待ちしています。

 

Iさん

 

おはようございます。

枝豆の収穫・出荷、月曜日の稲刈りも控え、何となく余裕がなくてすみません。

 

以下、内閣改造の感想です。

 

 

あれだけ世間を騒がせた財務省・公文書改竄、政治サイドが全く責任を取らないなんて言うことがあっていいのでしょうか。麻生留任は許せないことです。悪しき前例を作ってしまいました。

 

甘利、党四役入り。これも、不起訴だったとはいえ、都市公団・口利き疑惑は全く晴れていません。これも、あの程度のことは許される、というメッセージを発してしまいました。

 

稲田、党要職で復帰。防衛大臣としてあれだけの無能ぶりを見せつけられた国民としては、役職に戻すのは早すぎませんか。リベンジに値する功績はあったでしょうか。ないですよね。

 

下村氏も同様ですね。疑惑が晴れず、うやむやですから。ただ、一部情報では、息子への禅譲のため地元で動き出したとも聞こえてきます。どうなんでしょうか?

 

初入閣の面々は、ほとんどが在庫一掃なんでしょうね。ほとんど存じない人たちです。役人が作ってくれた作文を読んでいればいい、余計なことは言うな、との官邸からの厳しい指示があった人もあると聞きます。推して知るべしです。

 

唯一、少しだけ注目しているのが、石破派から法務大臣になった人。なかなかの能力があるようですね。安倍一強の中、石破支援を貫いたところも見どころありますよね。今後、安倍首相サイドに取り込まれないかどうか、が見ものです。

 

いずれにしても、Iさんご指摘の通り、小選挙区制度下の強すぎる与党、強すぎる執行部がなせる業だと思います。国会議員がサラリーマン化していることが大いなる問題だと憂慮・懸念しています。

 

以上、雑感まで。

 

農夫 こさいたろう(小斉太郎;元 港区議会議員)

 

 

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